「ほっ」と。キャンペーン

2008年の音楽ベスト Vol.3

第三弾は、ミックスCDとリイシューものを紹介。

◆Mix CD◆

 ・Funk D'Void / Sci-Fi-Hi-Fi 04 (レビュー
2008年のベスト・ミックスCD!

 ・Goodings RINA / Nightbird : Goodings Rina Nonstop Covers
米米CLUBや電気グルーヴなど、80~90年代の歌謡曲/J-POPを中心にセレクトした曲をジャズやレゲエ調でソフトにカバー&ミックスした作品。2007年の岡村ちゃんカバーが傑作だったように、本作でもカバーのセンスが光る。


 ・Luciano / Fabric 41 (レビュー


 ・Simian Mobile Disco / Fabriclive 41 (レビュー


 ・やけのはら / Brilliant Empty Hours (レビュー


◆Reissue◆
 ・美空ひばり / ひばりとシャープ : 虹の彼方 ('61)
ジャズのスタンダードを歌っている作品だが、美空ひばりの歌としか言いようのない音楽。ジャズ・グルーヴは全くないんだけど、交響曲のようなゴージャス感が作品を包んでいる。作品として聞いたのは本作が初めてだったが、とんでもない存在感に度肝。これは一種のトリップ・ミュージック!!

 ・Fripp & Eno / No Pussyfooting ('73)
いわゆるアンビエント/ドローンの元祖的な作品だが、ロバート・フリップのギターがイノベイティブ過ぎる。ノイズを垂れ流してるだけの凡百のギタリストとは次元が違う。この人はやっぱり天才だな。クリムゾン的な凄みもある。

 ・Lula Cortes e Ze Ramalho / Raebiru ('75)
ブラジリアン・サイケの秘宝。ルーラ・コルテスとゼー・ハマーリョによるギター・アンサンブルの振れ幅がすごい。シンプルなアンサンブルほど、耳を奪われる美しさがある。アシッド・フォーク/サイケデリック・ロックの傑作。

 ・Schema Sextet / Look Out ('00)
Schemaが2000年にリリースしていたイタリアを代表するジャズ楽団、Basso=Valdambrini のトリビュート盤。High Five の新作よりずっと良い。

 ・Sun Ra / Sleeping Beauty ('79)
数あるサン・ラの作品の中で最も美しく静かなサウンド。たゆたうようなエレピが心地良い、メロウなアンビエント・ジャズ。Build An Ark がカバーした "Door Of The Cosmos" も収録されている。

 ・23 Skidoo / Urban Gamelan ('84)
前回の再発では買い逃してしまったが、今回はきっちりゲット。ニューウェーヴ期に先端を走っていた音楽が持つグルーヴの格好良さは永遠だな。

 ・Valdambrini = Piana Quintet / Afrodite ('77)
こちらも Schema から再発されたイタリアン・ジャズ。オープニングの "Arabian Mood" なんか、今の nu jazz そのものという曲。Dina Piana というトロンボーン奏者は、2008年の発見のひとつ。年末に再発された "Basso Valdambrini Quintet plus Dino Piana" と Gino Marinacci の"...idea" でも彼の名演が聞ける。

 ・X-102 / ReDiscovers: The Rings Of Saturn ('92)
Jeff Mills、Mike Banks、Robert Hood という(当時の)URメンバー三人によるプロジェクトが、未発表曲を追加して再発。未発表曲の追加の評判はあまり良くないが、ハードコア・テクノの傑作である"Ground Zero"、この一曲を聞くためだけにでも買う価値がある。

Vol.4 に続く・・・
[PR]

by bigflag | 2009-01-08 00:12 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(4)  

Commented by mats3003 at 2009-01-08 18:50 x
あけましておめでとうございます。

Schema Sextetってもう、リイシューされるようなCDなんですね。
すごく時間がたったんだなあ。
G RINAのやつはけっこう評判がよろしいようなんですが、なかなか聞くタイミングがないです。
ジャズ系は本当に疎くなったので、bigflagさんの記事が頼りですわ。
Commented by bigflag at 2009-01-09 00:46
matsさん、あけましておめでとうございます。

いま聞くという点では、本家を聞くよりSchema Sextetを選んだ方が良いのかなとは思います。nu jazz と呼ばれるような音楽って、心底良いと思うアルバムが滅多にないんで、ジャンルとしてはけっこうドン詰まりに近い状況な気がしてます。

ところで、matsさんがジャズを聞くとは少し意外でした(ブログに書いてるのを見たことがなかったので)。ジャズ系と書いてあるんで、ラウンジとかあっちの方かな。僕はラウンジ系は全く興味ないんですけど(笑)

G.RINAのアルバムは、ベスト/次点から外してわざわざミックスの方に入れている、ということを加味してご判断いただければと思います。ボーカルの細さが気になったりと。好きであることには違いないんですが・・・

しかし、matsさんに教えてもらったPacific!とKidda、特にKiddaは悲しいくらいネットでも雑誌でもスルーされちゃってますね~。流行りの音でないからなんでしょうか、やっぱり。まあ、流行りなんていいかげんなもんですけどね・・・
Commented by mats3003 at 2009-01-09 12:07 x
僕はオルガンバー上がりなので、ジャズど真ん中ではないけど、そこそこ聞いてました。
初期のschemaの12インチは全部買ってたんじゃないかなあ。
何気にその辺は音楽聴く上での基礎体力にはなってます。

しかし、kiddaのスルーっぷりは悲しいですね。
skintなのに国内盤すらでなさそうだし。
ネットで大人気のhalfbyファンにはど真ん中だと思うんだけどなあ。
ganbanがあまりプッシュしないのがいけないのかなあ(笑)
Commented by bigflag at 2009-01-10 19:14
個人ブログのプッシュなんか微々たる力にしかなりませんからね(笑)。一番手っ取り早いのは、その手の権威やメディアにプッシュしてもらうことなんですよね、結局のところ。

<< 2008年の音楽ベスト Vol.4 2008年の音楽ベスト Vol.2 >>