Glasvegas 「Glasvegas」 ('08)

グラスゴー出身の4人組ロックバンド、Glasvegas による 1st アルバム。容姿は The Clash の Joe Strummer を、声は U2 の Bono を彷彿させるヴォーカリストの James Allan の存在も話題を集めていた。Jesus & Mary Chain を引き合いに出されることが多いことからも分かるように、フィードバック・ノイズが終始鳴り続けているシューゲイザー・サウンドが Glasvegas の大きな特徴なんだけど、シューゲイザー系のロック・バンドとしては珍しく歌心がある。James Allan はウィスパー・ヴォイスでは歌わない。もうネチっこいくらいに高らかに歌い上げる。フィードバック・ノイズではなく、まず歌があるのだ。

この一点だけで、最近のシューゲイザー・フォロワーたちと一線を画している。それも狙ってやっているのではなくて、過去に好んで聞いてきた音楽を自分流に表現したら、結果としてそうなったという感じだ。俺は歌いたいんだ、という James Allan の気持ちがストレートに伝わってくる。Glasvegas のこうした率直さを愛す、というファンも多いのではないかと思う。この作品から聞こえてくる、古めかしくも懐かしいメロディは、そのどれもが歌心に溢れており、とても美しいものばかりだ。

   

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by bigflag | 2009-05-19 23:47 | ・Rock / Folk | Comments(0)  

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