Jackie Mittoo 「Keep On Dancing」 ('69)

ジャッキー・ミットゥの 3rd アルバム。アルバムのタイトル通り、Studio One 時代の諸作の中で、最もノリが良くファンキーな作品。ロック・ステディの流行も、本作がリリースされた1969年には既に終わりを迎えていたそうで、たしかにあの特徴的なリズムが聞ける曲は少なくなっている。

その変わりに浮上してきたのがファンク。Sly & The Family Stone の登場で、ファンクが一挙にメジャー化したのがちょうどこの時期。アメリカ音楽の影響がダイレクトに反映する、ジャマイカの音楽シーンを考えると、こうした音楽性の変遷も Jackie Mittoo にとっては、ごく自然なものなのだったのではないか。前出のロック・ステディにしても、アメリカで流行したソウルのコーラス・グループの影響が大きかったそうだ。

エッジのあるギターのカッティングがループする M7 "Juice Box" は、ジャッキーの全楽曲の中でも最も格好良いサウンドに数えられる曲。リズム・ギターにノリながら、オルガンとギターのクールなソロが交互に繰り出される構成にもシビれる。M9 "Mellow Fellow" は楽曲の構成は "Juice Box" と同じながら、その正反対のファニーな雰囲気がたまらなく心地良い。

そして、今作も前作 「Evening Time」 と同様、Booker T. & the M.G.'s のカバー("Hang 'Em High")をまたも収録。本当に好きなんだなあ(笑)。そして、本作には、ロック・ステディというシーンを代表するシンガー、Alton Ellis の "Can I Change My Mind" のカバーが収録されているんだけど、これがまたロック・ステディへのレクイエムのようで泣けるんだよな。(試聴

   

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by bigflag | 2009-09-14 23:31 | ・Reggae / Dub | Comments(0)  

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