Jackie Mittoo 「Macka Fat」 ('71)

ジャッキー・ミットゥの 5th アルバム。いま自分が興味のある音楽すべてに手を出したという感じだった前作 「Now」 からは一転し、ロック・ステディという原点に回帰した作品で (実際に Heptones の曲を始め、国内の曲を多く取り上げている)、熟れに熟れた極上のロック・ステディを聞くことができる。過去の作品で言うと、2nd 「Evening Time」 に近い雰囲気で、非常にリラックスしたムードが漂っている。

本作といえば、Marvin Gaye の代表曲である "What's Going On" のカバーが有名なんだけど、反戦を込めたメッセージ・ソングだったオリジナルなんかドコ吹く風の、呑気で朗らかな最高のカバーに仕上がっている。タイトルも "Fancy Pants" に改題。"What's Going On" を "Fancy Pants(奇抜なパンツ!!!)" に改題してカバーするなんて芸当、とてもじゃないけど日本人には絶対にできない(笑)。ソウルフルで歌心満点のオルガンを堪能できる作品。グルーヴも骨太。しかし何といっても、メンチ切ったアルバム・ジャケットが気合い入ってて、良いんだよなぁ。

とりあえずは本作をもって、ジャッキー・ミットゥ特集は終了。60年代終盤の Studio One からリリースされた作品はどれも傑作なんだけど、これからジャッキー・ミットゥを聞きたいという人には、音質・内容ともに優れている本作か 「Evening Time」 をまずはお勧めしたい。あとは、Soul Jazz からリリースされたベスト盤2枚も素晴らしい内容なので是非。(試聴

   

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by bigflag | 2009-09-20 00:18 | ・Reggae / Dub | Comments(0)  

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