Such A Funky Thang! -久保田利伸を語る- Vol.1

僕の音楽ライフに大きな影響を与えてくれた、久保田利伸について今日から紹介していこうと思います (しかし、このブログを読んでくれているひとの中に、そんなひとはいるんだろうか・・・)。ただ、いつもとは趣向を変えて、アルバム毎にではなく、曲毎に紹介していきます。これには理由が2つあって、ひとつは、久保田利伸の作品は曲毎のクオリティに落差がけっこうあって、これが好きというアルバムがあまりないこと。もうひとつは、映像を交えて紹介するのが良いと思っているためです。

久保田利伸を紹介する上でまず押さえておきたいのは、久保田は現在進行形で流行っているブラック・ミュージックが好き、という非常にミーハーというか無邪気な性格の持ち主だということです。世間的に久保田利伸といえば、未だに "流星のサドル"、"Missing"、"LA・LA・LA LOVE SONG" の3曲のようですが、やはりソウルやファンクの影響をダイレクトにアウトプットした曲の方が断然面白いと思います。

少し話は逸れますが、日本のポップ・フィールドでファンクをやるミュージシャンは昔も今も非常に希少な人種です。僕も全部を知るわけではありませんが、有名どころだと、山下達郎、江戸アケミ(JAGATARA)、米米クラブ(カールスモーキー石井)、岡村靖幸、Flying Kids(浜崎貴司)、スガシカオ、平井堅といったところでしょうか。こうやって並べて見るとですね、これでもかというくらいのヒネクレ者が揃っております(笑)

そんな中で、久保田利伸の無邪気さは明らかに異質です。そして、その無邪気さとは、すなわち、ブラック・ミュージックに屈託なくかぶれることが出来るということです。音楽的にみても、下地にロックやフォークが染み付いている上記のミュージシャンらと比べ、圧倒的にロックやフォークの要素が薄いことが特徴です。突然、"大きな古時計" を歌うこともありません(笑)

左下に貼った L.T.D の "Kickin' Back" をカバーした映像('88)を見ると、完全になりきっているのが分かると思います。久保田のファンキーな動きと顔芸に注目して見て下さい(笑)。では、続いてヒネクレ者の曲を聞いてみましょう。右下の動画は、スガシカオの "Thank You"('03) という曲。えーとですね、歌の冒頭から 「ねえ、あした死んでしまおうかしら」 とか言ってます(笑)

   

さらに紹介しますと、左下がみんな大好き岡村ちゃんこと岡村靖幸の "どぉなっちゃってんだよ"('90) で、右下が米米クラブの "Sure Dance"('87) です。カールスモーキー石井の方は演技がかっていますが、岡村ちゃんは本当に目がどぉかなっちゃってます(笑)。これらの映像を見れば分かるように、ロックの洗礼を強烈に受けたミュージシャン (特にヴォーカリスト) は、シャーマニックな存在になることが多く、岡村ちゃんや、ここでは紹介しませんでしたが、JAGATARAの江戸アケミはその典型的な存在でしょう。

反対に、ロックの洗礼をさほど受けていない(だろう)久保田利伸の場合は、シャーマニックな要素は皆無で、あくまでもエンターティナーだということが、上の映像を見ただけでも分かると思います。あと、スガシカオはカリスマ願望があるものの、テレがあって成りきれない感じでしょうか。久保田利伸はといえば、カリスマ願望も全く持っていないと思います。

   

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by bigflag | 2010-04-26 00:34 | ・久保田利伸を語る | Comments(0)  

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