Such A Funky Thang! -久保田利伸を語る- Vol.7

「Neptune」('92)のリリース後、久保田利伸は約3年をかけて、憧れの地・アメリカでのデビューを準備していました。アメリカでのデビューに先駆けて、まず、日本で 「Bumpin' Voyage」('95)をリリースし、同年9月に 「Sunshine, Moonlight」 で全米デビューを果たします。

ニュー・ジャック・スウィングのムーブメントには、リアルタイムで対応していた久保田利伸でしたが、「Sunshine, Moonlight」 を聞くと、前回・前々回と紹介したヒップホップ・ソウルにはまだ完全には対応できていません。リズムこそ、流行に合わせてビートダウンしているのですが、ヒップホップのビート感を出すまでには至っていません。また、このアルバムは決して駄作ではないのですが、リリース当時も現在も、英語詩であることに違和感を感じてしまいます。

一方、「Sunshine, Moonlight」 の日本語版に等しい 「Bumpin' Voyage」 は、久保田らしさが存分に発揮されている作品です。この2作にはいくつか同じ曲が収録されていますが、英語版と日本語版とを聞き比べると、表現力において格段に差があることは否めないでしょう。

先に指摘したように、この2作にはヒップホップのビート感こそ出ていないものの、ヒップホップを意識した曲が収録されています。 それは "女D.J. Fonk"(英語版は "Funk It Up") という曲なんですけど、久保田ならではのファンキーな感覚が凝縮した快作だと思います。ライブ動画で見れる、値札の付いたままのサングラスもファンキーです(笑)。右下の動画、"6 to 8" という曲で披露される非常に色艶のある歌声は、まさに自分が女だったら惚れるというパフォーマンスですね(笑)。久保田利伸はもともと歌声に色気のあるシンガーですけれど、90年代以降、持ち前の色気がさらに濃厚になっていると思います。

   

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by bigflag | 2010-05-12 01:05 | ・久保田利伸を語る | Comments(0)  

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