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LIAISONS DANGEREUSES 「Liaisons Dangereuses」 ('82)

バンド名はリエゾン・ダンジェルース (危険な関係の意) と読むらしく、ノイエ・ドイチェ・ヴィレ (Neue Deutsche Welle/ドイツのNew Waveという意) の代表的なバンド。残したアルバムは、わずかにこの1枚のみ。メンバーは、元DAF (Deutsch Amerikanische Freundschaft/独米友好同盟の意) のクリスロー・ハース (Chrislo Haas)。クリシュナ・ゴイニュー(Krishna Goinesu)。そして、アインシュテルツェンデ・ノイバウテン (Einstrurzende Nebauten) のベアテ・バルテル (Beate Bartel) の3人。んで、プロデュースは御大コニー・プランク (Conny Plank)。

語尾で空気が抜けるようなフランス語の響きがなんともエロい。それからサディスティックなサウンド・エフェクトが、その語感を加速させて炎上。そんで野太いアナログ・シンセは、まるで着いた火に油を注ぐかのようで、アシッド感がたっぷり。

曲はというと、1曲目から徐々にアクセルを踏み始めて、3曲目で早くも限界まで踏み込んで、アウトバーン(高速道路)を突っ走る。もう後輪浮いてます。つんのめってます。フリージャズなサックスが入ると、車は勢い余ってひっくり返ってしまった。っつうか、アクセル踏んだだけで足つってるね、コイツら。痙攣エレクトロ・パンク。4,5曲目は、多分、ドイツ版JAFに連れてかれたサービスエリアでキメてるところ。6~8曲目は、ラリラリ蛇行運転で周囲の迷惑おかまいなし。変態エレクトロ・ディスコ。9、10曲目は、事故ってお亡くなり寸前!?

by bigflag | 2004-12-08 22:49 | ・Experimental  

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