LIAISONS DANGEREUSES 「Liaisons Dangereuses」 ('82)
語尾で空気が抜けるようなフランス語の響きがなんともエロい。それからサディスティックなサウンド・エフェクトが、その語感を加速させて炎上。そんで野太いアナログ・シンセは、まるで着いた火に油を注ぐかのようで、アシッド感がたっぷり。
曲はというと、1曲目から徐々にアクセルを踏み始めて、3曲目で早くも限界まで踏み込んで、アウトバーン(高速道路)を突っ走る。もう後輪浮いてます。つんのめってます。フリージャズなサックスが入ると、車は勢い余ってひっくり返ってしまった。っつうか、アクセル踏んだだけで足つってるね、コイツら。痙攣エレクトロ・パンク。4,5曲目は、多分、ドイツ版JAFに連れてかれたサービスエリアでキメてるところ。6~8曲目は、ラリラリ蛇行運転で周囲の迷惑おかまいなし。変態エレクトロ・ディスコ。9、10曲目は、事故ってお亡くなり寸前!?
by bigflag | 2004-12-08 22:49 | ・Experimental