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ウルグアイ vs 韓国 (2-1)

日本が対戦するパラグアイと似たところのあるウルグアイを相手に、韓国がどのようなプレーをするのか注目していたんですけど、GLの試合と比べると韓国の動きは出足が遅く鈍いものでした。これが疲れからくるものなのか、戦術上の理由なのか分かりませんが、まあウルグアイの得意とするカウンターを逆に仕掛けようという意図も感じなかったので、GL3試合を戦った疲労によるものだと思います。

反対にウルグアイは動きが良く、前からプレッシャーをかけて、韓国のミスパスを盛んに誘うことに成功していました。先制した場面では、韓国GKの反応の鈍さと、スアレスを見失ってしまったDF陣と、2つのミスが重なったことが原因でしたが、相手の裏をかくスアレスの動き出しは、試合を通じて韓国の脅威となっていました。前半の韓国にはポストを直撃したFKが一本ありましたが、朴智星が孤軍奮闘しているという印象でしたね。

後半に入ると、ようやく韓国にもエンジンがかかり、左SBの李榮杓(イ・ヨンピョ)など、後方からのオーバーラップも出始めました。これは先制したウルグアイが意図的に自陣に引いたこともありますので、韓国に勢いが出てきたというほどではありませんでした。とはいえ、ウルグアイのラインを徐々に押し下げることにも成功しており、そのことが同点に繋がったことには違いありません。

同点に追いつかれたことで、ウルグアイは前半のように再び攻撃に人数をかけ始めました。それが決勝点に繋がったわけですが、点を取りに行ったときにキッチリ得点を奪うあたりに、南米らしい強さを垣間見たように思います。この辺が韓国や日本らアジア勢、アフリカ勢との差でしょうね。GLの試合を観る限り、パラグアイはウルグアイよりも攻撃力が上回っているチームだけに、日本も相当に苦しい試合展開になるのではないかと予想できます。

by bigflag | 2010-06-27 22:49 | ・サッカー / 国際試合  

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