The Crusaders 「Southern Comfort」 ('74)

クルセイダースのファンには、ギタリストの Larry Carlton が正式メンバーとなった作品として知らているのですが、ヒップホップ・リスナーには、Jeru The Damaja の "Da Bitches" のサンプリング・ネタである "Whispering Pines" が収録されているアルバムとして知られている作品でもあります。前作のライブ盤 「Scratch」 以降、ほぼメンバーが固まったことで、バンドの黄金期を迎えることになります。

個人的には、2つの楽曲のサンプリング・ソースとして非常に印象深い作品でもあります。ひとつは、Nightmares On Wax の名曲 "Stars" のネタである "A Ballad for Joe (Louis)"。この曲は、Destiny's Child の "Birthday" の元ネタとしての方がメジャーでしょうね。もうひとつは、Chemical Brothers の代表曲 "Block Rockin' Beats" のネタである "The Well's Gone Dry" です(ケミカルが参照したのは、23 Skidoo の "Coup" かもしれませんが、大元を辿れば The Crusaders に行き着くのは間違いないでしょう)。

後に大ヒットする元ネタだけあって、M6 "The Well's Gone Dry" のベースラインは非常にキャッチーで、記憶に残るフレーズです。ドラムとともに作り出す黒光りするポリリズムは身体を直撃するグルーヴで、The Crusaders 屈指の名曲と言えるでしょう。他にも、M1 "Stomp And Buck Dance" や M8 "Time Bomb"、M10 "Lilies Of the Nile"、M11 "Whispering Pines" など、強烈なファンク・グルーヴを感じさせる名曲が多く、クルセイダーズでも1,2を争う名盤です。

   

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by bigflag | 2010-08-04 22:40 | ・Cross Over / Fusion | Comments(0)  

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