2011年の音楽ベスト Vol.2

第二弾は、ベストには及ばなかった次点の作品10枚(順不同/アルファベット順)を紹介。

◆次点◆

 11. Betty Wright & The Roots / Betty Wright: The Movie
マイアミのベテラン・シンガーによる約10年ぶりの新作。Rootsのタイトな演奏のもと、ヴィンテージ感たっぷりのソウルを堪能できる。Snoop DoggやLil WayneといったクセのあるMCの存在感がゼロというほど、声が素晴らしく立ってます(笑)

 12. Gang Gang Dance / Eye Contact
ニューヨークはブルックリンのロックバンドによる4th。エスニック趣味のメロディは相変わらずだが、本作ではシンセ/キーボード音の飛びっぷりがハンパない。特に冒頭の”Glass Jar”は、2011年における最も傑出したトランス・ミュージック。

 13. Jebski / Pad
DJ Yogurtとの共作で知られているJebskiの1st。デトロイト・テクノ系譜の音楽としては、近年ではズバ抜けた完成度。疾走感のあるトラックに透徹したエモーショナルなメロディが乗せられた数々の楽曲を聞くと、冬の美しい夜風を想い起こす。

 14. Mayer Hawthorne / How Do You Do
デトロイト出身のシンガーの2nd。前作と同じくレトロ・ソウルな嗜好は変わらないけれど、サウンドはますます身近に寄り添ってくれるポップ・ソングへと変化し、心地よい甘さを堪能できる。来日ライブは最高に楽しい時間だった。

 15. Naomi & Goro & 菊地成孔 / Calendula
ボサノヴァ・デュオと菊地成孔によるコラボ作。サキソフォン奏者としての菊地成孔はいつも掛け値なしに素晴らしい。甘美な面が存分に出ている作品なので終始ウットリ。Prefab Sprout ”The King Of Rock’n Roll”のカバーが嬉しい驚き。

 16. Neon Bunny / Seoulight
The Black Skirtsという韓国のロックバンドの鍵盤奏者、イム・ユジンによるソロ作。ソウルの芸大・弘益大学校の周辺文化を”弘大(ホンデ)系”というらしく、その界隈のひとだそう。90sギターポップ直系の甘酸っぱさに胸キュン(笑)

 17. Seun Kuti & Egypt 80 / From Africa With Fury: Rise
シェウン・クティの2ndは、なんとBrian Enoプロデュース。アフロビートは金太郎飴な音楽なので、差異の分かりにくい音楽なんだけど、デビュー作と一番違うのはパーカッションの鳴り。もう全然違う。リズムもタイトで見事に深化。

 18. Submotion Orchestra / Finest Hour
UKの7人組バンドによる1st。The Cinematic Orchetraがダブステップを演奏したようなサウンドと例えられるが、ダブステップの枕詞は外して、映像的で流麗なサウンドに浸りたいひとにお勧め。過去を旅しているかのようなトリップ感がある。

 19. TOKiMONSTA / Creature Dreams
Brainfeederレーベルの紅一点、Jennifer LeeによるEP。Flying Lotusと共振する映像的なトラックを、柔らかくドリーミーなメロディで彩った、とてもロマンティックなサウンド。ゲスト・ヴォーカルのGavin Turekのパフォーマンスが出色。

 20. 砂原良徳 / Liminal
10年振りの新作は、「LOVEBEAT」の膨よかさを全て削ぎ落とした、鋭角なエレクトロニック・ミュージックだった。ノイズを伴うメタリックな質感のウワモノが特徴的だが、らしい立体的なベース/リズムを深化させていることに耳を奪われる。


Vol.3 へ続く・・・
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by bigflag | 2012-01-13 00:47 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

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