人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Har-You Percussion Group 「Har-You Percussion Group」 ('69)

Har-You、聞き慣れない言葉がある。これは Harlem Youth の略語である。このアルバムは、そのタイトル通り 「パーカッションを叩くハーレムの若者たち」 による音楽だ。この若者たち (総勢15人、なんと全員が16~19歳!) は、モンテゴ・ジョーというコンガ奏者に音楽教育を施された。なぜ、こんな多くのハーレム出身の若者が一度に音楽教育を受けたのか。それは、若者たちを更正させるキッカケになれば、という教育プログラムがあったからである。これは、そんな教育の一貫の中で記録されたサルサ/ラテン・ジャズ。

しかし、ここで聞ける音楽はそんな堅苦しいものではない。「ゴキゲン」 という表現がピッタリのファンキーな音楽。勢いに乗って、とめどなく叩かれるティンバレス、コンガを中心としたパーカッションが、こちらの気持ちをたまらなく軽快にさせる。パーカッション好きには必聴の一枚。「Welcome To The Party」 は30年後、JAZZANOVA により新たな命を吹き込まれる。まんまコルトレーンの「Oua-Train」はご愛嬌w。(試聴 / JAZZANOVA 「The Remixes 1997-2000」

by bigflag | 2005-02-06 01:08 | ・Jazz / Latin  

<< キシュ島の物語 / Les C... 家族ゲーム ~その2~ >>