2012年の音楽ベスト Vol.3

第3弾は、ベスト20には及ばなかった次点の作品を10枚(順不同/アルファベット順)を紹介。

◆次点(ベスト21-30)◆
 21. Burial / Street Halo / Kindred
ロンドンのプロデューサー Burial によるEP2枚をまとめた編集盤。メランコリックなメロディ、ザラついた音響、中空を漂うヴォイス・サンプル等、過去作からの大幅な進展はないが、Burial の穴は Burial でしか埋めることができない。

 22. Frank Ocean / Channel Orange
OFWGKTAのシンガー、フランク・オーシャンの1st。アンビエント・ソウルな "Sierra Leone" や、オーセンティックな "Sweet Life"、あるいはプログレな "Pyramids"のような曲が違和感なく共存。シンガーとしての勘がハンパない。

 23. Georgia Anne Muldrow / Seeds
デトロイトの女性シンガー Georgia Anne Muldrow による6th。プロデュースは全編 Madlib。音色はビンテージ・ソウルだが、曲の構成は Madlib 印のビート集に近いため、ソウル・ミュージックとしてはかなり異形。

 24. Godspeed You! Black Emperor / 'Allelujah! Don't Bend! Ascend!
カナダのポストロック・バンド、GY!BEによる10年ぶりの4th。兎にも角にも "Mladic" に尽きる。以前からライブで演奏されていた曲らしいのだけど、音塊のピーク時は荘厳ですらある。"We Drift Like Worried Fire" の柔らかな轟音も新鮮。

 25. Jeff Bernat / The Gentleman Approach
韓国系アメリカ人である Jeff Bernat による1st。歌・演奏ともにソフトでジェントリーなアーバン・ソウル。滴るような鍵盤使いの楽曲がとてもムーディ。"Cool Girls"や"Call You Mine"、"Groovin'" には思わずうっとり。

 26. Karriem Riggins / Alone Together
デトロイト出身のプロデューサーによる1st。Madlib の 「Beat Konducta」 シリーズ系譜のビート集。ジャズ・ドラマーでもあるので、ウワモノはやはりジャズ/フュージョンが多い。ついつい手に取ってしまうカワイイやつ。

 27. Robert Glasper Experiment / Black Radio
アメリカのジャズ・ピアニストによる初のグループ作。The Ummah 系譜のサウンドをベースとしたネオ・ソウル風味のジャズ。Erykah Badu や Mos Def といったゲストの力も借り、完成度の高い仕上がり。ブルーな空気感が心地良い。

 28. Sun Araw / The Inner Treaty
Cameron Stallones による The Inner Treaty 名義での6th。頭クラクラ、腰ヨレヨレ、足元フラフラの酔いどれサイケ・ダブ。キーボードやパーカッションがフリーキーに演奏されているにもかかわらず、なぜか微笑ましい不思議音楽。

 29. 空気公団 / 夜はそのまなざしの先に流れる
空気公団の7th。日本橋公会堂で行われたライブの音源を元に、山本精一などのゲストを迎えたスタジオ録音をオーバーダビングして完成させた作品。夜、駅から家へ歩いて帰るときなんかに聞くと、胸に染みる。タイトルも素敵。

 30. 東京女子流 / Limited Addiction
5人組アイドルの2nd。アイドル・ポップをほぼ封印し、まるでブロークンビーツかというグルーヴ感のあるフュージョン・ソウル歌謡で統一。2012年は飛躍の年。2013年は遂に本格ブレイクか?! ただ、歌詞には改善の余地あり。


Vol.4 へ続く・・・
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by bigflag | 2013-01-26 01:27 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

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