2013年の漫画ベスト10

2013年の漫画ベストです。順不同で、作者の名前順になっております。

1. 今井哲也 「アリスと蔵六」 (徳間書店 / COMICリュウ / 2巻)

超能力を持つ少女が軟禁されていた研究所から脱出し、頑固なじいさんと出会う。真っ当さを担保するのは、もはや真っ直ぐな少年ではなく、頑固なじいさんになるとは。じいさん・ミーツ・ガール(笑)。国家機密のプロジェクトとの絡みなど、読みどころ満載。

2. 榎屋克優 「日々ロック」 (集英社 / ヤングジャンプ / 5巻)

いじめられっ子・日々沼拓郎が、バンドを組み、ロックスターを目指す音楽マンガ。バンド名は "ザ・ロックンロールブラザーズ" と超絶にダサいが(笑)、転がり続ける登場人物たちによる、胸を焦がす熱い思いを十二分に味わえる。

3. 大今良時 「聲の形」 (講談社 / 週刊少年マガジン / 2巻)

聴覚障害を持つ女の子・西宮硝子との出会いが、ひとりの少年・石田将也の運命を変える。高校生となり、硝子への贖罪を願う将也は過去と向き合うことを決意する。スレ違い、ときに交わる心や思いを丁寧に描く。涙腺に来ます。

4. 奥田亜紀子 「ぷらせぼくらぶ」 (小学館 / IKKI / 全1巻)

女子中学生の些細な日々を描いた連作。大橋裕之の 「シティライツ」 でトーンを担当していたというエピソードを知って手にとったんですけど、思春期の微妙な心の揺れや歪みへの視点が絶妙です。作者の優しいまなざしに救われます。

5. きらたかし 「ケッチン」 (講談社 / ヤングマガジン / 全15巻)

祝完結! 幼馴染3人を中心とした青春物語も遂に完結。きらたかしのマンガに登場する人物は皆、日本のどこかで生活しているんじゃないかと思わせる、リアリティーがあり、生活の息吹を感じる。こうした話って地味なんだけど、でもグッと来る。

6. 島本和彦 「アオイホノオ」 (小学館 / ゲッサン / 11巻)

1980年代初頭、大阪の芸術大学が舞台で漫画家を目指す焔燃(ホノオモユル)が主人公。庵野秀明や岡田斗司夫といった実在の人物が登場する、ノンフィクションとフィクションを交えた自伝的まんが道。元祖オタク世代の熱がこもってます(笑)

7. 志村貴子 「放浪息子」 (エンターブレイン / コミックビーム / 全15巻)

祝完結! 二鳥くんの主人公らしい鋼鉄のような意志の強さには圧倒されっぱなしだったけど、複雑すぎる二鳥くんを受け入れる安那ちゃんの度量の深さも見逃せない。また、傑作となった裏側には、高槻さんの壮大で美しい失恋があったことも忘れてはいけないでしょう。

8. 東村アキコ 「かくかくしかじか」 (集英社 / Cocohana / 3巻)

作者の自伝。高校時代より通い始めた絵画教室の先生とのエピソードを中心に、リリカルな描写を重ねて描いている。「メロポンだし!」 には置いてけぼりを食ってるけど、これと 「海月姫」 は好き。後書きなどに書かれる、このひとの私生活ネタはホント面白い。

9. 藤子不二雄A 「愛...しりそめし頃に...」 (小学館 / ビッグコミックオリジナル増 / 全12巻)

祝完結! 「まんが道」 から数えると、なんと足掛け44年!! なんだけど、割とあっさりした内容で、それは多分、作者の性格なんだろうなと(笑)。淡々とした日常描写の積み重ねが生む妙味のようなものが好きでした。

10. 山崎紗也夏 「サイレーン」 (講談社 / モーニング / 2巻)

事件の初動捜査を行う、機動捜査隊(通称:キソウ)の男女刑事2人が主人公の警察サスペンス。過去、「マイナス」 や 「フローズン」、「東京家族」 といった傑作を書いてきたが、久しぶりの当たり作となりそう。オンナを書かせたら流石です。猪熊さん好きだわー(笑)


その他、連載中のものだと、アダチケイジ 「グラゼニ」、あだち充 「MIX」、新川直司 「四月は君の嘘」、諫山創 「進撃の巨人」、羽海野チカ 「3月のライオン」、遠藤浩輝 「オールラウンダー廻」、くらもちふさこ 「花に染む」、中島三千恒 「軍靴のバルツァー」、三宅乱丈 「イムリ」、吉田秋生 「海街 diary」 あたりは鉄板ですね。

連載が終わったものだと、いくえみ綾 「トーチソング・エコロジー」 はつつがなく。西餅 「犬神もっこす」 は大団円?(笑)。細野不二彦 「電波の城」 は最終回を終えたけど、加筆修正はあるのか。打ち切りだったのかなー、あの終わり方は。。。あとは、描き下ろしで、吾妻ひでお 「失踪日記2 アル中病棟」 も外せない。

新連載だと、荒川弘が 「アルスラーン戦記」 を描き始めたのには驚きました。田中芳樹の原作は、中学生のとき、授業中に読んでました(笑)。ウィキペディア見たら、まだ完結していない?! 王都奪還までの第一部までを描くんでしょうか。記憶も曖昧ですが、「旌旗流転」 と題された9巻までは読んでたと思います。しかし、荒川さん、こないだ出産もニュースになってたし、超人すぎるっ!!
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by bigflag | 2014-02-22 23:45 | ・マンガ | Comments(0)  

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