人気ブログランキング | 話題のタグを見る

W杯アジア地区最終予選 サウジアラビア vs 韓国

日本と同じく韓国も中東の雄に屈することとなったA組の第2戦。
2-0というスコア、試合内容は韓国にとって、かなりショックが大きいだろう。
(悲しいかな分かるんだ、日本人もその気持ちが・泣)

20番のダハタニという小兵ドリブラーに右サイドを突破され先制点を許して以降、
韓国はサウジの蟻地獄にハマってしまった。攻撃の糸口を見出せなかった。

サウジは先制点を取った後、ラインを引き気味に、さらに完全に5バックへと移行して
PA周辺のスペースを消し、韓国の伝統芸であるサイドアタック封じに成功し、主導権を握る。
韓国は右サイドのイ・チョンスの不調も響いていた。

無得点、2失点の原因は、3-4-3の選手配置上、どうしても生まれるスペース
(トップ下の位置とDFラインのすぐ前の位置)を埋めることが出来なかったことだ。

攻撃面では、MFパク・チソンや右WGイ・チョンスが進出すべきトップ下の位置を上手く利用できず、
FWのフォローや決定的なラストパスが出来ない。一方、守備面では、アウェイ前からプレスを
かけたくても、サウジがPA周辺でボールを奪っては前にロングボールを放り込むので、
プレスをかけることを許されなかった。しかしプレスをかけようという意志が災いし、
中盤とDFラインの間にスペースが出来てしまっていた。そこをサウジに利用されて、
カウンターに苦しむ展開になり、これを最後まで修正できず、そこから失点も生まれた。

あとアウェイも影響してか、韓国サッカー特有の激しい当たりも見られなかった。

以上のことが、韓国の修正すべき点だろうか。不調のイ・チョンスを引っ張っていたけど、
やっぱり不調の選手の交代は早い方が良い。昨日の日本で言うと、ボールが足に全く
付いていなかった高原とか。

サウジの老獪なカウンターが、老雄アル・ジャバーの復活(効果的なタメ)と新鋭?ダハタニの
登場(突破能力の高さ)をもって復活した。サウジとの第2戦でも韓国は苦しめられそうだ。

by bigflag | 2005-03-27 01:49 | ・サッカー / 国際試合  

<< 17歳のカルテ / Girl,... W杯アジア地区最終予選 日本 ... >>