Sugar Minott 「Wicked Ago Feel It」 ('84)
本作はいわゆるラヴァーズ・ロックなんだけど、ルーツ・レゲエの延長線上にある、つまり歴史の聞こえる作品なので、ラヴァーズ・ロックにありがちな形骸化した退屈さは全くない。音の混ざり具合のバランスは、ジャズとフュージョンがギリギリで攻めぎ合っていた、70年代前半のジャズ/フュージョン、あんな感じを思い浮かべればいいかも。ただし、緊張感を強いるような音楽では全然ないけど。M1 「So Much Trouble」はボブ・マーリー、M2Good Thing Going」 は Jackson 5 のカバー(なんと2回目!)となっており、もう抜群の掴み。反則に近いw。レゲエ初心者の方にもお勧め。(試聴)
by bigflag | 2005-05-12 01:50 | ・Reggae / Dub