2017年の音楽ベスト Vol.1

もはや年間ベストを投稿するだけのブログとなってしまいましたが、昨年と同じく、合計20枚+αを紹介します。では、今年もよろしくお願いします!まずは2017年ベストのアルバム10枚(順不同/アルファベット順)から。

◆Best 10◆
1. Christian Scott / Diaspora
気鋭のトランペッターによるジャズ100周年を記念した3部作の2作目。11曲のうち6曲で、Elena Pinderhughesのフルートがフィーチャーされ主役級の扱い。3部作の中では穏やかな曲が揃っているが、それゆえにリズムや楽器ソロの旨味をもっとも堪能できる。

2. Cornelius / Mellow Waves
10年ぶり6th。Point 以降の作風ながら音色は揺らぎを意識したものへ緩やかに変化。音と音の間白の設計、立体的な音作りも相変わらず精緻だが、音のエッジはより滑らかに。The Smiths や Prefab Sprout も取り入れながらコーネリアス印のサウンドをアップデート。

3. Gerald Clayton / Tributary Tales
気鋭のピアニストによる4th。先人から継承されてきたジャズを川の流れに例えて表現したとのことで、基本はLogan Richardson (as) を加えたカルテットに何人かのゲストを招き、荘厳ながらタイトかつクールな演奏を繰り広げており、シビれさせられる。

4. KASHIF / Bluesogns
横浜を拠点とするクルー PanPacificPlaya のギタリストによる初作。作詞は鴨田潤、マスタリングは砂原良徳。テクノ的なスクエアさの中、セルフポートレイト的で内省的なサウンドを作ったとは本人の言で、これ以上の説明は不要。くたびれた大人の色気を感じる作品ですね。笑

5. Mura Masa / Mura Masa
UKのプロデューサーのメジャー初作。ベースミュージック、ラテン、ラガ、ニューウェーヴファンクまで、様々な要素を軽々と折衷し、ポップなサウンドで表現するスキルは驚異的。ボーカル、ラップ、ボイスなどの使い方もセンスの塊。楽天的なムードも心地良い。

6. PUNPEE / Modern Times
待望のファースト。PSGの初作から8年後と考えると、本当に待たれていた作品で、その期待に違わぬ傑作。このひとは生来のキャラクターがポップだから、どんなにナードなことやってもアウトプットはポップになる。お茶の間まで射程距離のヒップホップ。

7. 鶴岡龍とマグネティックス / LUVRAW
トークボクサーのLUVRAWが名義を改めリリースした初作は、ヨコハマ発・正体不明の南国に着陸してしまった怪作だった。祭りのあとといった感じの少し鬱屈としたムード漂うラテン歌謡といった風情で、紡がれる音が濃厚な旅情を運んでくれる。

8. フィロソフィーのダンス / The Founder
4人組アイドル。プロデュースはナンバーガールや氣志團を手掛けた加茂啓太郎。Funky But Chicをキーワードに、ファンク・ソウル・ディスコが落とし込まれた高いクオリティの楽曲が揃い、4人のマイクリレーも個性が光る。Especiaロスを救ってくれたグループ。

9. 細野晴臣 / Vu Jà Dé
ブギー、ロカビリーなど1940~50年代の楽曲のカバー集と、オリジナルを編んだ2枚組。細野さんの軽妙なバリトンボイスを愛する身としてはリリースだけで嬉しいのだけれど、懐かしく淡い情景と郷愁を運んでくれる曲郡は心から楽しい時間を約束してくれる。

10. ゆるふわギャング / Mars Ice House
男女2人組ヒップホップユニットによる1st。Automaticのトラックはドリーミーかつドラッギーで、それがリリックと相俟つとエスケーピズムでは終わらない、現実のそこかしこに潜む呪いからリスナーを解き放ってくれるような力強さへと変わる。しかも Free Your Soul をサンプリングしてるなんてスーパーカーと地続きで最高すぎる。


Vol.2 へ続く・・・
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by bigflag | 2018-01-13 17:50 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

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