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M-1グランプリ 2005

面白かった順に4組の感想とその他。

<一回戦>
1.チュートリアル (622点/5位)
チュートリアルに関しては、大喜利の時に見せる徳井のボケはかなり好きなんだけど、漫才はそう好きでもなかった。それだけに、こんだけ面白かったことにはホント驚いた。徳井の暴走で、脱漫才化していく様が圧巻だった。バーベキューをネタにあれだけのことがやれるんだもんなあ。バーベキューの流行wなんか字面見ても何も面白くないもんな。徳井の口から出ると、あれだけ面白くなるんだから! あー2本目のネタが見たかったです。

2.ブラックマヨネーズ (659点/1位)
チュートリアルがツッコミのテカリをネタにしなかったように、ブラマヨもハゲとブツブツのネタは漫才の軸に入れてませんでしたね。本人のキャラを軸にネタをやると、M-1では低い点数しか出ないもんな。その辺、研究してるなと。研究ってほどでもないかw。しかし、キャラに依拠した漫才をしたアジアンとタイムマシーン3号に高い点数はつかなかったし (南海キャンディーズはキャラどうこうという以前の問題)。

ブラマヨに話を戻すと、ボウリングをネタにあれだけ広がる妄想w。発想ではチュートリアルも同じレベルにあったと思うけど(好みではチュートリアル)、完成度ではチュートリアルを遥かに凌いでましたね。納得の高得点。

3.笑い飯 (633点/3位)
登場一年目のネタが神過ぎたのかなあ。決して見飽きてはないんだけど、哲夫がなんだか不安定というか不安要素というか。ダブルボケ・ダブルツッコミで螺旋を描くように盛り上げて、客を引き寄せる力はさすが。

4.麒麟 (646点/2位)
オカユはかなりツボだったw。川嶋のキレキャラはちょっと再考した方がいいと思うんだけど。キレるサジ加減があんまり良くない。(2本目で、それが顕著に出てた)

5位以下は一枚も二枚もレベルとして落ちるので、特に印象に残らなかった。悲惨だったのは南海キャンディーズ。TVへの露出が多くなったから、ネタを練り込む時間を取れなかったのかな。まあ、キャラに依存するネタは飽きられ易いってものあるんだけど。M-1でキャラに依存するネタは選択しない方が良い。松っちゃんと紳助が審査員にいるなら尚のこと。一つ納得がいかなかったのは、品川庄司の高得点。うーん、全然面白くなかったんだけど? ラストの年ってことで、同情点が入ってたんじゃねえの?という印象を受けた。あっ、でも昨年のタカトシに同情点は入ってなかったかw

     笑飯 アジ  南海 チュ ブラ  品庄  タイ  麒麟  千鳥
紳助  85  75  72  85  95  85  76  88  82
松本  95  70  75  95  95  90  75  90  80
渡辺  90  80  79  86  93  87  83  91  89
大竹  85  82  79  84  90  89  82  90  88
洋七  91  81  79  86  96  95  82  95  86
石井  92  86  80  95  94  91  85  95  89
中田  95  90  88  91  96  89  88  97  93

合計  633 564 552 622 659  626 571  646  607


<決勝>
一本目と同じ展開のネタを、二本目でも同じレベルで披露できたブラックマヨネーズをとるか、呆れられてしまいそうなネタをして、そこから突き抜けた位置にまで持っていくことのできた笑い飯をとるか、どっちかだと思ったんですが、軍配はブラマヨに上がった。この優勝はとても納得のいく結果。本当におめでとうございます! 笑い飯が一番手だったのは、芸人にとっても審査員にとっても、一回戦を難しいものにしたなーという感想も残りました。

by bigflag | 2005-12-25 22:32 | ・お笑い  

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