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Karl Drewo 「Clap Hands Here Comes Charlie」 ('61)

ジャケ買いしたCDなので、このカール・ドレヴォというテナー奏者についてはウィーン出身という以外には、ほとんど分からないんだけど、コレかなり良いです。それもそのはずで、このアルバムを復刻させたのは、Rearward Schema で、Nicola Conte なんかで有名なあの Schema のサブレーベルにあたるところ。そして、復刻させようって言い始めたのは Gerardo Frisina。まあ、これで悪いわけがない。

テナー、ピアノ、ベース、ドラム+3人のトロンボーンという何とも魅力的なメンバー構成。セプテット(7人編成)ってやつですよ。ヨーロピアン・ジャズ的スムースなスウィング感がとんでもなく 心地良い。カール・ドレヴォの性格がそのまま出ていそうな、真っ直ぐで一本気なテナーが全てを導いている。特に3本のトロンボーンのアンサンブルが、こちらの聞きたいタイミングで出てくるのも嬉しい。

どれもノリが良く楽しい曲。Sahib Shihab (サヒブ・シハブ)や Francy Boland (フランシー・ボーラン/このアルバムにも参加。もちろんピアノで!) が好きな人、あるいは最近の nu jazz ブームで、ヨーロッピアン・ジャズが気になっている人であれば是非。ちなみにタイトルの 「Charlie」 は、アメリカ人の友達がカール・クレヴォのことをそう呼んでいたアダ名らしい。ジャケも素敵でしょう?

by bigflag | 2006-01-21 17:41 | ・Jazz / Latin  

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