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HERO’S 2006.5.3 ②

桜庭移籍騒動はさておき、肝心の試合は好試合連発の良い大会だったんじゃないでしょうか。

<ブラック・マンバ vs 所英男>
所がタックルに行くタイミングとマンバが膝を出すタイミングがほぼ同時だったので、タックルに膝を合わされた、というよりは、所にとっては悪いことにタイミングが合ってしまったという感じ。まあ、不用意だったとも言えるけれど。テイクダウンさえ取れりゃ、問題なさそうな相手だけにもったいなかった。

<宇野薫 vs オーレ・ローセン>
須藤を苦しめたローセンの力任せのディフェンスに苦労しながらも、胴タックルに入るタイミング、テイクダウン後のコーナーの使い方、巧みなポジショニングなど完成された選手らしく隙なく勝利。ベテランらしく所が見せたような不用意さは一切なし。ただ、優勝候補のひとりと目されているんだけれど、宇野が王者になるという予感が個人的には全くしない。また、ひと頃のバンナや今のミルコのような無冠の王者という悲哀や色気を持ち合わせていない、飄々としたこの選手の試合は、いつも見ていて何だか微妙な心境になってしまう。今回のように、たとえ一本勝ちをしたとしても。。。

<J.Z.カルバン vs 門馬秀貴>
カルバンの強引なパスガードからのパウンドで力なくKOされてしまう。減量が響いたのか。次のステージに進めていたのなら、過酷な減量を売りに、力石が引き合いに出されていたのかしらw

<ドン・フライ vs 曙>
いつも押し出しがしたくてたまらなそうな元・横綱。もう押し出しありの特別ルールを作ってあげるしかないでしょうねw。ローでバランス崩して転ぶ、そんな無様な姿も毎度のお約束。

<秋山成勲 vs 永田克彦>
魔裟斗がそうだったように、金魚を当てられながら、着実な成長を見せる秋山。打撃、特にパンチに関しては、柔道家にあるまじきセンスの良さw。しかし、HERO'Sの85kg級には秋山以外に誰がいるのか、さっぱり見えてこない。ライバル不在の成長は、みのもんた以外を熱狂させない。永田は前回同様、まだまだ打撃慣れできていない。ちょっと時間がかかりそう。

<山本“KID”徳郁 vs 宮田和幸>
総合格闘技至上最短の4秒という瞬殺KO劇。KIDは初め右膝を当てに行ったと思うんだけど、左膝が当たりそうと見るや、サッカーで言うバイシクル・シュートの要領で、右足を上げてから引くその反動を利用して、左膝を出すという離れ技。マイク・パフォーマンスは毎度聞いてられないけど、まさに神の子。これぞ神技。正直、宮田には苦戦するんじゃないかと思っていただけに、展開としては非常に残念だったんだけど、すげえもん見させてもらいました。

by bigflag | 2006-05-04 13:08 | ・格闘技 - 総合  

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