U-19 アジアユース準決勝 日本vs韓国

トルシエが日本を去って以降、変な悪影響が代表に、いや協会に残ってしまった。
いつまで経っても4バックのチームが増えないとか、そんなことじゃない。

相手からボールを奪う位置がかなり自陣ゴール近くになった。
アテネの五輪代表もそうだったし、'04のU-21のワールドユースUAE大会も、
そして今回も。(A代表もボールを奪う位置は低いが、やや事情は異なるので置いておく)

なぜ自陣近くになったかというと、トルシエ時代はDFラインが高かった。
そのためDFの裏にはスペースがあり、そこを突かれて、度々失点していた。
トルシエ以後の代表の指導者は、その解決策として、DFラインを低く設定するようになった。
より正確に言うと、ライン・ディフェンスをやめて、スイーパーを置くようになった。

ここまでは別に構わない。しかし、日本人指導者(ここでは山本、大熊を指す)は、
戦術的に矛盾を抱える指示を選手に出してしまっている。トルシエ時代と同じように、
高い位置からプレスをかけさせている。DFラインが低いにも関わらず、だ。

DFラインが低いのに、FWが高い位置からプレスをかけるとどうなるか?
FWとDFの距離が非常に開いてしまう。FWがせっかくプレスをかけて、相手のミスを誘っても、
近くに味方がいないから、ボールが拾えない。最前線と最後尾が開いているから、
当然ながら中盤は攻守に機能しない。つまり、無意味なことを延々と繰り返させている、ということ。

・低い位置でボールを奪う。
・近くに味方がいない。
・ボールの出しどころがないから、FWがいそうなところに大きく蹴り出す。
・相手に簡単にボールが渡り、逆襲を食らう。

最近のユースの試合は、どれもこの繰り返し。

そこで救世主として登場したのが平山。身長の高い平山なら、適当に蹴り出されたボールでも、
競り勝ってマイボールにしてくれるため、攻撃が機能するようになった。

平山の調子が良かったWY(UAE大会)、アテネ五輪予選は、この矛盾をはらんだ戦術も
何とか機能したけれど、平山がコンディションを崩してしまって以後、つまり五輪本選、
今回のアジアユース予選では、チームの攻撃が全く機能不全に陥ってしまって、
あんな酷いサッカーになってしまったわけだ。

山本、大熊のチームには共通点がある。先制されると、攻撃が機能し始めることだ。
それはなぜか? 点を取らなきゃいけないから、自然とDFラインが高くなる。
するとコンパクトになって、プレスがかかり始め、ボールを奪えるようになり、
攻撃回数も増えるっていうカラクリ。

ほんとバカバカしいよ。
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by bigflag | 2004-10-07 18:04 | ・サッカー / 日本代表ユース | Comments(0)  

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