2006年の漫画ベスト10

作者の名前順に思いつくまま10作品。ベストというか一番の衝撃作は富沢ひとしのユミハリ。

1. 石川雅之 「もやしもん」 (講談社 / イブニング / 4巻)

菌が見える主人公による農大コメディ。紹介してくれた mats さんに感謝。

2. オノナツメ 「not simple」 (小学館 / IKKI / 全1巻)

ぺんぎん書房が倒産したため未完だったが、書き下ろしを加えて完全版で再発売されてホッ。すぐ近くてどこまでも遠い人を追い続ける青年イアンとイアンを見守る作家ジムの話。イアンのどうしようもない不幸な生い立ちと人生。水平線のように真っ直ぐで空ろなイアンの視線が唯一の救い。不幸すぎる設定の割に読後感が良いのは、作者の構成の妙。

3. 黒田硫黄 「あたらしい朝」 (講談社 / アフタヌーン / 未発売)

第二次世界大戦中のドイツが舞台で、不良青年2人と女の子が主人公。まだ何とも言い難いけど、大王好きなので期待も込めて。

4. 志村貴子 「青い花」 (太田出版 / マンガエロティクスF / 2巻)

鎌倉にある2つのお嬢様学校が舞台。表紙の淡い水彩画が作品そのもの。揺れ動きまくってる"ふみちゃん" はずっとあんな感じなんだろうけど、あーちゃんが今後どうなってくのかがとても楽しみ。

5. 富沢ひとし 「特務咆哮艦ユミハリ」 (WEBコミック GENZO / 3巻)

複数の時代がある同じ空間に同居している世界が舞台。相変わらずの生臭くてグロい絵と無常な世界観、突き抜けた想像力で読者の大半は置いてけぼりw。でも、読まずにいられない。

6. 日本橋ヨヲコ 「少女ファイト」 (講談社 / イブニング / 1巻)

中学生の少女、大石練を中心としたバレーボール群像劇。主人公が台風の目となって、ウワーっと大きなウネリとなって盛り上がってく話を描かせたら、日本橋ヨヲコはほんと面白い。

7. 藤子・F・不二雄 「みきおとミキオ」 (小学館 / 全1巻)

祝・再発!!! で、オバQはいつ???

8. 緑川ゆき 「夏目友人帳」 (白泉社 / LaLaDX / 2巻)

妖怪が見えてしまう高校生・夏目タカシが主人公。同じ能力を持っていた祖母が妖怪たちから奪った名前を、タカシが奪われた妖怪たちに返していくという妖怪マンガ。妖怪とのバトル漫画 ではなくて、妖怪たちとの交流を描く優しいストーリー。相棒はニャンコ先生という招き猫に憑依した妖怪でボケ役。異界の相棒がボケ役ってのを初めにやった人は天才だなあw

9. 三宅乱丈 「イムリ」 (小学館 / コミックビーム / 未発売)

異世界SFストーリー。ペットもそうだったけど、相変わらず超能力描写が印象的。

10. よしながふみ 「大奥」 (白泉社 / 月刊メロディ / 2巻)

江戸城の大奥を描いた時代劇。は時代劇でも男女逆転ものw。話が設定負けしてないのはさすが。吉宗をあれだけ見事に颯爽と登場させた一巻がプロローグなんだもんなあ。

次点は強烈な終わり方をした 「最強伝説 黒沢」 かな。打ち切りだったのかはよく知らないんだけど、あれはインパクトがあったよなあ。ほんと唐突でビックリしたもんw。あとは久し振りにハマったのが、あだち充で 「クロスゲーム」。「ラフ」 以来の傑作になりそうな予感あり。

2005年のベストに入れた伊藤悠 「皇国の守護者」、山口貴由 「シグルイ」、平本アキラ 「俺と悪魔のブルーズ」、山田芳裕 「へうげもの」 は引き続き毎回が楽しみな作品。あと、下書きみたいな絵で雑誌に載せるのは勘弁して欲しい。潔く休ませてあげてよ。ヒストリエとか酷かったもんなあ。まあ、あんな状態のハンター×ハンターを掲載させるジャンプの酷さに勝るもんはないけどさw
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by bigflag | 2007-01-11 01:20 | ・マンガ | Comments(2)  

Commented by mats3003 at 2007-01-12 10:36
少女ファイトがだんだん面白くなってきました。
後、今イブニングですきなのはzookeeper。
単行本も買っちゃいました。
最近、イブニングがやたらと面白いです。
えっ、みきおとミキオ再発したんですか?
Commented by bigflag at 2007-01-12 23:36
matsさん、こんばんはー。
イブニングは今ほんと面白いですよねえ。
zookeeperは俺も読んでますよ(matsさんのエントリー見てましたから!笑)

みきおとミキオ、ひっそりと再発されてます。F好きなら是非!!!

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