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日本 vs ベトナム (4-1)

グループリーグ突破をかけた最終戦。相手は気候を味方につけて勝ち点を上げるベトナム。日本のスタメンはUAE戦と同じメンバー。オシムの考える現時点でのベストメンバーは、おそらくこの11人なんだろうな。

日本は試合開始直後のCKでいきなり失点してしまう。低い弾道のボールが鈴木の足に当たってのオウンゴールだった。不運も大きいと思うけど、集中力の欠如ということで気を引き締めてもらえば、という程度の失点(相手がベトナムなだけに)。早い時間に同点に追いつきたい日本は、縦への動きが活発になり、中村が相手ディフェンスの裏でボールを貰うと、技巧を駆使したドリブルで相手を置き去りにして、フリーの巻へ優しいクロス。そのボールを巻が胸で押し込んで、あっさりと同点に追いつく。その後は、日本がパスを繋ぎボールポゼッションを高めて、ベトナムを走らせる展開。その後、高原が突っかけて得たFKを遠藤が決めて前半のうちに逆転することに成功。あの位置でFKを得た時は、遠藤が蹴れば決まるなと (おそらく多くの人が) 直感した場所だっただけにニヤリ。前半が終了した時点で、あとはカウンターにさえ気をつければ楽勝という印象。

後半の開始早々、相手を小馬鹿にするような遠藤と駒野のパス交換の後、サイドのスペースへ抜け出した駒野が再び遠藤へグラウンダーのクロス。それをエリア内で受けた遠藤が、中央に走りこんで来た中村へチョンと出して、それを中村が右足で合わせてゴール。複数の選手が連動した理想的な形だった。日本はその得点後すぐに追加点をあげて、勝利を決定付ける。まさに横綱相撲での勝利。批判の多い巻が二得点というのもチームにとっても良かったように思う。巻のような点で合わすタイプのストライカーは、得点という結果を出さないと試合から消えているように見えるからなあ。前線での裏を狙い続ける動き、前線からの守備など目に見えにくい仕事は変わらずに粛々とこなしていた。

高原に続き、中村も調子を上げてきているのが頼もしい。コンビネーションが出来てきたからなのか、サイドからクロスを上げるシーンが増えてきているし、サイドの深いやエリア内での仕掛けも見られるようになってきた。大会を通してチーム力の上積みを日々感じられるのは幸せなことだな。

気になる点が2つほど。まず、危ない場面でのイージーなパスミスが相変わらず出てしまうこと。相手が激しいプレッシャーを仕掛けてくるチームなら、ある程度は仕方がないんだけど、相手が相手だけに、こういうミスは禁物。あとは、中村俊輔と遠藤の位置でゲームメイクできる控え選手の不在。いない以上、どうしようもないけど、どちらかが下がった後、バランスが悪くなるのは気になる。俊輔の控えの位置づけをされていそうな藤本は何で連れて来なかったのかな。ポリバレント不足?橋本を連れてくるなら・・・と思ってしまった。マリノスの山瀬は召集されなくなっちゃったしなー(俺が好きな選手ってことでw)。

次の相手は、オーストラリア!!! 借りを返す時が来ましたね!!! (案外早かった!!!) いざっ!!!

by bigflag | 2007-07-16 23:58 | ・サッカー / 日本代表  

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