古内東子 「Hourglass」 ('96)

古内東子というと、つい最近までは城彰二の元恋人、という程度の認識でしかなかったんだけど (それぞれの痛いファンの間で、下げマン・下げチンなどという罵り合いがあったような記憶がw)、大好きなギタリスト David T. Walker が参加しているということで購入したのが、5th アルバムである本作。さらに調べてみると、プロデューサーに小松秀行 (元オリジナル・ラブ) や James Gadson (ジェイムズ・ギャドソン) を迎えているのが分かり、もうひと驚き。それぞれ5曲ずつ担当。

ブックオフなどで300円も出せば購入できるということなので、「Hourglass」 前後のアルバムを片っ端から買って聞いてみた。で、正直な話、古内東子は天才的なメロディーメイカーではないけれど、彼女は表現したい音へのヴィジョンがとても明確なので、プロデューサーやプレイヤーに恵まれてさえいれば、すごく良い作品を作れる人だと思う。この 「Hourglass」 に始まり、「」 「魔法の手」 と続く三作は、いずれも良作でお勧め (ひとつ前の 「Strength」 も良いけど、まだ古内サウンドの完成前夜という感じ)。

70~80年代のニューソウル~AOR 期の音が好きなんだろうな、という生楽器のグルーヴを重視した楽曲が並ぶ。ドラムとベースが作るグルーヴ感はかなり気持ち良い。特に佐野康夫によるドラムのグルーヴへの貢献度は高い (「いつかきっと」 を聞けばよく分かる)。ボーカルなどに軽く絡みつく奥ゆかしいギター使いも (やはり) 好み。初のシングルヒット曲 「誰より好きなのに」 はやっぱ名曲だな。切なさをそっと置くようなサックスの音色が優しく胸に突き刺さる。(試聴
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by bigflag | 2007-10-20 23:59 | ・歌謡曲 / J-POP | Comments(0)  

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