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DREAM.4 ミドル級GP2008 2nd Round

<青木真也 vs 永田克彦>
フットチョークって何ですか、アレ?(笑)極まる原理は分かるけど、初めて見たな~。永田と距離を取らずに組み合うことで、永田のレスリング技術を殺すと同時に、自らの柔道の技術を生かせるようにしていたのを見ても分かるように、青木はただのテクニシャンではなく、一流の戦略家でもある。しっかりと試合のイメージトレーニングが出来てますよね。お見事!!!

<アリスター・オーフレイム vs イ・テヒョン>
ヘビー級に転向したらしいオーフレイム。すんごい体がデカくなってる。力強い左右のフックで相手を叩きのめした。ヘビー級の韓国人(たち)は、噛ませ犬をやらされてる印象がものすごく強いよなー(笑)

<ハレック・グレイシー vs ガジエフ・アワウディン>
グレイシーのセオリー通り、という一本勝ち。ミルコはグラップリング・マッチをしなくて正解だったな(笑)

<所英男 vs ダレン・ウエノヤマ>
ダレンは初めて見る選手。経歴を見ると、アメリカに移民した日系ブラジル人の一家なのかな。バックボーンは柔術で、ハウフ・グレイシーの門下生。軽量級らしいスピーディな展開。ダレンのパウンドや所のスタンド打撃など、互いに相手を効かせる打撃を放つ。動きのある展開と互いの打撃でスタミナが奪われたのか、2Rはさすがにペースが落ちた。柔術家相手で、こうなると一本取るのはさすがに無理か。スタンドでの有効打で勝った所が判定勝ち。所は相変わらず打撃のディフェンスは危なっかしい。が、オフェンス面では着実に進歩を見せた。

<ゲガール・ムサシ vs ユン・ドンシク>
ドンシクは1R終盤、サイドポジションを奪われていたところから腕ひしぎにまで持っていった展開はすんごい良かったんだけど、序盤に効かされたローが痛かったかなー。2Rに関しては、バックを奪われてから、それを返すほどの体力が残っていなかったという感じ。互いに技をかける際の部分で、ポジションを入れ替えるなど見せ場はあったけど、もう一歩が欲しいところ。

<ゼルグ・ガレシック vs 金泰泳>
試合開始後すぐに金が脱臼による負傷で試合終了。一回くらいは打撃の応酬を見たかったなぁ。

<ホナウド・ジャカレイ vs ジェイソン・メイヘム・ミラー>
ジャカレイは試合運びに冷静さがいまいちなかったけれど、試合自体は終始コントロールしていた。ミラー相手にKOあるいは一本勝ちをするのは確かに難しそうだが、優勝候補というほどの選手ではないと思う。

<メルヴィン・マヌーフ vs 桜庭和志>
衰えもあるだろうけど、桜庭はもともとディフェンスが得意な選手ではないんですよね。マヌーフの餌食になってしまったのを見て、あーやっぱりかと。本人が引退を望まないなら、相手はグラップラーに限定して欲しいですね。ちょっと見てられない、という気持ちが先行してしまう。

<総評>
DREAMはトーナメントを主軸に興行を打っているんだけど、正直なところどの階級もトーナメントをするには面子が足りてないですよねえ。今はワンマッチを中心とした構成で、スターが複数育つのを待つべきではないかと思う。プライドやK-1のトーナメントが嘗てあれだけ盛り上がったのは、真のスター選手が複数存在したからなんですよね。まあ、長い目で見てらんない、という現状も分かるんだけど・・・

by bigflag | 2008-06-18 00:25 | ・格闘技 - 総合  

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