Funk D'Void 「Sci-Fi-Hi-Fi 04」 ('08)
まず、何といっても緩いのが良い。白人の作るテクノ特有の固いキックがやや苦手な自分にとって(初めは良いんだけど、聞いているうちに疲れてくる)、この緩めのキックはツボ。ましてミックスCDのように、長時間つきあう必要のある作品では尚のこと。そして、当然のことながら選曲が良い。ミニマル・ダブのような曲もあるが、基本はテクノ/ハウスで、どの曲においても透明感のあるシンセサイザーが流麗に奏でられており、ヨーロッパらしい繊細な美的感覚が作品に通底している。全17曲がまるで一つの曲のように感じられる素晴らしい作品。今年リリースされたミックスCDで一番のお気に入り。(試聴)
by bigflag | 2008-12-01 22:43 | ・Mix CD