2006年 04月 12日 ( 1 )

 

PRIDE 武士道 -其の拾-

<五味隆典 vs マーカス・アウレリオ>
プライド参戦以降、10連勝で無敗街道を突っ走り、「絶対王者」 とまで言われていた五味が
ついに負けてしまった。ことには実はそれほどショックはなかったりもする。五味が時の勢いを
得ていたのは事実だけど(勢いだけじゃないこともまた事実)、絶対王者とまで言えるほど、
それこそ真の絶対王者たるヒョードルほどに穴のない選手だと思えなかった、というか信じたい
けど信じられないという気持ちが何処かにあったからだ。具体的に言うと、何度もテイクダウン
されて完敗した、あのBJペン戦が記憶の片隅にずっとあったからだ。

腰を落とし低く構えたアウレリオは五味のフックの打ち終わりを狙い、カウンターでタックルを
入れる練習を相当していたはずだ。一方、五味は同じ柔術系とはいえ、BJほどパワーの
ないアウレリオにテイクダウンされるとは微塵も思っていなかったのだろう。慢心があったと
すれば、この点だと思う。では、どうすれば勝てたかというと、五味はアウレリオが仕掛けて
くるのを待っていれば、カウンター・スタイルで試合を進めていれば、KOできたかどうかは
分からないが、勝ちは拾えた試合だと思う。たとえ今回のような低いモチベーションであっても。

ただ、逆に言えば、今回の敗戦の結果、五味が柔術トレーニングの比重を増やすのは間違い
ないはずで、真の絶対王者への歩みが始まった分岐点だと、後に言われる試合だったのかも
しれない。とにかく、この敗戦が五味を強くするのは間違いない。

<ヨアキム・ハンセン vs ルイス・アゼレード>
手数に任せた勢いでアゼレード。打撃の正確性でハンセン。階級トップクラスの実力者同士が
主導権を目まぐるしく奪い合う好試合。どっちが勝っても不思議ではなかった。

<パウロ・フィリオ vs ムリーロ・ニンジャ>
パウロ・フィリオはヒカルド・アローナそっくりの戦い方。パンチを打つ時に顎がガラ空きなのも
そっくりだったw。これは師匠のマリオ・スペーヒーもだよなあ。これがBTTスタイル?
ノゲイラ兄弟はそんなことないのになんでやろ? 単にボクシングのコーチが違うだけなのか?

<近藤有己 vs フィル・バローニ>
近藤はせっかく階級を落としたのにパワーで圧倒されてしまっていた。あれだけキツくプレッシャー
をかけられた中で、なにも打ち合うことはないのになあ。足を使うなど戦い方に工夫が必要。
相手は関係ないとか言ってないで、もう少し戦略をもって試合に臨めよといつも思う。
ヒクソンを見習うなら、ヨガじゃなくてソコでしょ、ソコ。
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by bigflag | 2006-04-12 00:17 | ・格闘技 - 総合 | Comments(0)