2010年 11月 06日 ( 1 )

 

Quantic & His Combo Barbaro 「Tradition In Transition」 ('09)

Quantic & His Combo Barbaro は、Will Holland が Flowering Inferno に続いてスタートさせた新プロジェクト。"異邦人の集団" と名付けられたバンドには、ストリングス・アレンジにブラジルの Arthur Verocai 、サルサ界のペルー人ピアニスト Alfredon Linares、という2人のレジェンドを迎えているとのこと。

2007年にリリースされた 「Tropidélico」 以降、ラテン・ミュージックへの傾倒がいっそう強まって、次々と良作をリリースしていたのが、いよいよ結実したなという傑作。キューバ、コロンビア、ブラジルなどのラテン・ミュージックと、アメリカのジャズやファンクを、クラブ・ミュージック/ヒップホップ的に再構築している。といえばそうなんだけど、アウトプットされたサウンドが、それこそポップスであったり、クラブ・ジャズであったり、非常に多面性があって、しかもそれらが自然に同居しているのが、本当に素晴らしいところ。「Tradition In Transition (移り変わる伝統)」 とは、このバンドを一言で表現する秀逸なタイトル。

流麗なピアノとストリングスが絡み合うクラブ・ジャズ風の"Undelivered Letter"、土着的な女性ボーカルとトロピカルなクンビア・ファンクの"Un Canto A Ma Tierra"、Kitty Winter によるサンバをカバーした "New Morning"、ラテン系のオッサンが突如、恋に再び目覚めてしてしまったようなコメディチックでファンキーなラブソングである "I Just Fell In Love Again" などを筆頭に、楽曲も粒ぞろい。 (試聴

   

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by bigflag | 2010-11-06 22:02 | ・Jazz / Latin | Comments(0)