「ほっ」と。キャンペーン

2017年 01月 29日 ( 2 )

 

2016年の音楽ベスト Vol.2

続いて、次点のアルバム10枚(順不同/アルファベット順)をご紹介。

◆Best 20◆
11. Bartosz Kruczyński / Baltic Beat
The Phanom名義でも活動するポーランドのバルトシュ・クルシェンスキによる自身名義での初作。森林浴感のあるニューエイジ・アンビエント。マリンバが鳴り始めたらお休みの合図で、2016年の眠りのお供の一枚だった。

12. Bruno Mars / 24K Music
ブルーノ・マーズの4th。”Uptown Funk” でBruno Mars知ったくらいなんだけど、あの流れを組む作品。24K Magicをはじめ、Chunky、Pem、Finessといったパーティミュージックは問答無用でブチ上がる。バラードはけっこう安っぽいw

13. C.O.S.A. x KID FRESINO / Somewhere
2人のラッパーによるコラボ作。C.O.S.A.の影響か、KID FRESINOのラップも言葉がはっきりと聞き取れるものが多く、キレもさらに鋭利に。スイングジャズを低速回転させたような "Swing at Somewhere ft.コトリンゴ" は秀逸で jjj の新境地。

14. Jamila Woods / Heaven
シカゴの女性シンガー、ジャミラ・ウッズのフリー作。セイブマネー周辺のアーティスト。アンニュイな声を生かした少し気怠い雰囲気の作風。ドニー・トランペット絡みの ”LSD”、”Holy” あたりが琴線に触れ過ぎる。

15. KANDYTOWN / KANDYTOWN
世田谷に拠点を置く総勢16名のヒップホップ・クルーによるメジャー・デビュー作。90sヒップホップのサンプリングマナーを継承した作風。イケイケでスタイリッシュなメンズたちによるアーバン・ミュージックでもあり、とても華がある。

16. Logan Richardson / Shift
Next Collective の「Cover Art」 にも参加していたアルト・サックス奏者による2013年録音作。Pat Metheny や Jason Moran などが参加。雄大でクールな空気感ながら演奏はタイトで熱い。”In Your Next Life” と “Slow” は特にすごい。

17. Mndsgn / Body Wash
サンディエゴ出身のプロデューサー、マインドデザインによる Stones Throw からの2作目。80年代ブギーと90年代R&Bを混ぜたらどんなものになるか想像しながら作ったとのことで、中毒性のある夢見心地なサウンドとなっている。

18. NoName / Telefon
シカゴの女性ラッパー、ノーネームのフリー作。セイブマネー周辺のアーティストで、プロデュースはCam O'bi。肩の力の抜けた平熱なラップでシカゴでの軽くて重い日常をフローしている。エレクトロニカ調のかわいいトラックが多い。

19. 宇多田ヒカル / Fantome
8年ぶりの6th。あなたとともにいるよ。という意志が通底している作品。あなたというのは母親の藤圭子だったり、自分の家族だったり、仲の良い友人だったり。リスナーにとっても、様々なひとの顔が思い浮かんでは消える。忘却すげえ。

20. 岡村靖幸 / 幸福
11年ぶりの7th。”彼氏になって優しくなって” で完全復活を確信。オープニングを飾るヘビーなファンク ”できるだけ純情でいたい” は、セルフカバーを続けていたような復活初期の姿とは比較にならない。新しい幕が開けた記念碑的な曲。

Vol.3 へ続く・・・
[PR]

by bigflag | 2017-01-29 17:57 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

2016年の音楽ベスト Vol.1

いまさらですが、2016年ベストのアルバム10枚(順不同/アルファベット順)から。今回は合計20枚+αを紹介したいと思います。では、今年もよろしくお願いします!!

◆Best 10◆
1. Anderson .Paak / Malibu
父親はフィラデルフィア出身の黒人、母親の出自は韓国という、アンダーソン・パークによる2nd。歌とラップを自在に使い分け、ソウル・ファンク・ヒップホップを折衷する。バックのThe Free Nationalsによる強力なグルーヴ感が心地良い。

2. The Avalanches / Wild Flower
アヴァランチーズ16年ぶりの2nd。「Since I Left You」から一歩も進んでいないかのようだが、あの傑作から一歩も後退しなかっただけでも尊い。古ぼけたラジオから曲の切れ端が次々と流れてくるようで、緩やかな幸福感に包まれる。

3. Chance The Rapper / Coloring Book
ミックステープ3作目は、前作「Acid Rap」を凌ぐ傑作。オートチューンを用いたゴスペル歌唱を取り入れたトラックがもたらす底なしの多幸感。バックをつとめる The Social Experiment による演奏はまるで祈り。

4. EVISBEATS / Qualia
音の涅槃を追求するエビスビーツによるインストのビート集。メロウなトラックと、音と音の隙間がただただ心地よい。MOCKY の “Birds of a Feather” 使いには歓喜。

5. Frank Ocean / Blonde
フランク・オーシャンの2nd。アンビエントのようなキーボードの持続音、ギターのリフレインなどによって奏でられる、メランコリックなメロディがフランクの声を浮かび上がらせる。前作よりも遥かに音数を削ぎ落とした美しい傑作。

6. hyukoh / 20 (2014)
韓国のロックバンド、ヒョゴのデビュー作。2016年に日本ライセンス盤として本作と「22」がリリース。バンド形態ながら、ジャズ、ソウル、ファンクなどの影響が色濃い作品。色気のあるボーカルと叙情的なギターが特に良い。

7. iri / Groove It
神奈川出身の女性ボーカリストのデビュー作。少し癖のある歌い回しとスモーキーな歌声が耳を引く。STUTS、mabanua、ケンモチヒデフミなど、ヒップホップ、クラブ界隈のプロデューサーが編曲で参加。アーバンで瑞々しい。

8. Kaytranada / 99.9%
カナダのプロデューサー、ケイトラナダによるデビュー作。ハウス、ブレイクビーツ、ベースミュージックなど何をやってもセンスがある。Gal Costa の “Pontos De Luz” をサンプリングしたカットアップ・ハウス “Lite The Spot” が白眉。

9. NxWorries / Yes Lawd!
Knxwledge と Anderson .Paak によるユニットの1stフル。期待が高まっていたところで、その期待に違わぬ出来。Madlib系譜のくぐもった音像で、ソウルやファンク、ジャズをカット&ペーストしてグツグツ煮込んだヤバいブツ。

10. A Tribe Called Quest / We Got It From Here... Thank You 4 Your Service
ATCQによる18年ぶりの6thにして最終作。初期3作のサンプリン感覚を生かしつつ、後期2作のビートをアップデートしたような仕上がり。ロウで丸みを帯びた質感があまりにも変わりなくて泣いた。


Vol.2 へ続く・・・
[PR]

by bigflag | 2017-01-29 00:48 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)