カテゴリ:・音楽 - 年間ベスト( 53 )

 

2014年の音楽ベスト Vol.4

第4弾は、ミックスCDとコンピレーション、カバーのベスト。

◆Mix CD◆
 ・Kenji Takimi / XLand Records presents XMix 03
Crue-Lを主催する瀧見憲司による6年ぶりの公式ミックス。リリースは2013年。ハウスを軸に、ソウル、フォーク、サイケと何でもありで、ロマンスとエロスの漂うオールミックス。理想的なミックスCDと言ってもいいほど。

 ・Muro / Wondirection Funk Forever
全曲Stevie Wonderのカバーを収めたミックスCD。2006年にリリースされていたものの再発。かなりファンク、ジャズ寄りの選曲。まあ、これが悪いわけがないよなってことです。トラックリストないのが残念。

◆Compilation◆
 ・Henrik Schwarz / Defected Presents House Masters
ヘンリク・シュワルツの手掛けたリミックスを中心にまとめた2枚組コンピ。ドイツ人らしいクールな質感、かつ情感のあるハウス/テクノ集になってます。オリジナル作のリリースを待っているわけですが、なかなか出ませんねw

◆Cover◆
 ・BTB / Back To Basic -俺とお前篇-
LUVRAW & BTB 名義で活動していた(デュオは既に解消)、BTBのソロ第一作はカバー集。Gap Band、Prince、Jungle Brothers、Easy E、山下達郎など、自身のルーツをねっとりとしたトークボックス使いでカバー。

 ・奇妙礼太郎トラベルスイング楽団 / 東京ブギウギ
奇妙さん率いる楽団のカバー集。"オー・シャンゼリゼ"(再録)や "赤いスイートピー" などライブでお馴染みの曲から、Ray Charles の "Georgia on my Mind" から "愛の讃歌" まで、奇妙さんのソウルマンっぷりを味わえる逸品。

◆Song◆
・きのこ帝国 / クロノスタシス
・tofubeats / 衣替え feat. Bonnie Pink

   


Vol.5 へ続く・・・
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by bigflag | 2015-02-12 01:10 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

2014年の音楽ベスト Vol.3

第3弾は、ベスト20には及ばなかった次点の作品を10枚(順不同/アルファベット順)をご紹介。

◆ベスト30◆
 21. Aphex Twin / Syro
13年ぶりの新作。90年代初期作の音質をアップデートしただけのようにも思える。が、けれんのない本作を聞くと、これはリチャードにしか作れない音色だってことに改めて気づく。エイフェックスの作品を聞いて、滋味を味わうとは。

 22. Flying Lotus / You're Dead!
フライング・ロータスの5th。死に急ぐかのような過剰な速度感と音色はどこか散文的。それでも一つの作品としてまとまっているのは、本作のグルーヴを規定している Thundercat のベースに負うところが大きい。宇宙ジャズをまたも更新。

 23. Moodymann / Moodymann
「Black Mahogani」 以来、久しぶりのフル。ハウスをベースに、ブラック・ミュージックのごった煮というのは相変わらずなんだけど、煮え切ったあと、その上澄みだけを抽出したような、澄んだ味わいに。それはそれで乙なもの。

 24. Shiggy Jr. / Listen To The Music
5人組ポップ・バンドの2nd EP。相変わらず眩いほどポップ。ダンサブルな曲が多く収録されており、アイドル・シーンとも繋がるキャッチーな楽曲が連発。さらなる飛躍は間違いなし。サークル・クラッシュが起こらないことを祈るのみw

 25. SIMI LAB / Page 2: Mind Over Matter
神奈川を拠点に活動する、ヒップホップ・グループの2nd。ラフな作りだった1st に比べると、作り込み過ぎな側面も。が、"Worth Life" 以降の、もはや祈りのように聞こえる曲群は新たな魅力。ってか、MARIA のラップ聞くと、時々勃つよね。

 26. tofubeats / First Album
トーフさんの2nd。メジャー契約し、ゲストは森高千里、藤井隆、BONNIE PINK、PES、新井ひとみと豪華に。ただ、メジャー感と、自身の感情を吐露する曲との落差が激しく、アンバランスな面も。その中で "衣替え"は奇跡と言える。

 27. 椎名林檎 / 日出処
5年ぶりの5th。"ありあまる富"と"ありきたりな女"が好きすぎて、他をほぼ聞いてなかったんだけど、「無罪モラトリアム」 の次に好きかも。椎名林檎は音数の少ない曲の方が良い。アタック感のある曲は、彼女の本質とのズレを感じるから。

 28. 中山うり / 鰻
シンガー・ソングライター、中山うりの7th。初期の作品以来、久しぶりに手に取ったところ、昨年の後半あたり、彼女の夢見心地な音楽がスッと入ってきた。アコーディオンとスティールパンの掛け合いと優しい歌声に癒やされる。

 29. 星野みちる / E・I・E・N VOYAGE
元AKB48にいたらしい、星野みちるの2nd。ナイアガラ以降のシティ・ポップスやアイドル歌謡へのオマージュに満ちたサウンド。15年ほど前、キタキマユが類似した路線で一発だけ当てたことをふと思い出したが、彼女はどうなるのだろうか。

 30. ミツメ / ささやき
4人組のロックバンド・ミツメの3rd。いかにも平熱の低い音楽だが、たゆたうようなファンク・グルーヴ感にグイッと引き込まれる。あと、ギターのソロが良いんですよね。ただ、"うつろ" ぐらいの引きは欲しいところ。ちょっと淡白すぎる(笑)


Vol.4 へ続く・・・
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by bigflag | 2015-02-01 17:50 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

2014年の音楽ベスト Vol.2

2014年の大きな出来事といえば、ものすごーく重い腰を上げて、ようやく携帯をスマホに変えました。別にガラケーに対して思い入れがあるわけでも、アンチ・スマホというわけでもなく。便利になるの分かってたんですけどね。ただ、めんどくさがってただけです(笑)。今更でなんですが、twitter も始めてますので、良かったらフォローしてください!!

◆Best 20◆
 11. Fennesz / Becs
オーストリアの電子音響音楽家、フェネスによる6年ぶりの新作。きめ細やかな音の粒子を重ね合わせ、音を立体化し、空間に奥行きを持たせる音作りはもはや神業。今にも壊れそうなギターの音色が、情緒に美しい歪みを加えている。

 12. Homecomings / Somehow, Somewhere
京都を拠点に活動する、ホームカミングスの1stフル。ネオアコ、ギターポップという言葉に引っかかるひとなら、大抵はノックアウトされるバンド。切なさを煌めかせるように奏でる、福富さんのギターの音色が本当に素敵です。

 13. jjj / Yacht Club
Fla$hBackS のクルー、jjj による1st。「Fl$8ks」 でも印象的だったハードなギター使いなど、サウンドのアタック感はクルー随一。Prince の”Do Me Baby”をサンプリングした、”Go Get 'em”のあまりの過剰さには、殿下も思わずニヤリ(多分)。

 14. Mac Demarco / Salad Days
カナダの脱力系SSW、Mac DeMarco の2nd。日常系のサイケデリック・フォーク。サイケなのに日常系。良い感じに抜けてます。なんか Sublime とか思い出す。気の置けない友人たちと飲んでるとき、BGM にしたい。

 15. DJ Mitsu The Beats / Celebration Of Jay
ヒップホップ・プロデューサー、DJ Mitsu The Beats が J Dilla へ捧げた作品。オープニングの切ないメロディ一発で持ってかれる。固くタイトなドラムをクオンタイズに捕われずに打ち込む、という J Dilla 節が全開。

 16. Nopal / Summer EP 2015
富山在住の女性ラッパー、Noppal (ノッパル) によるEP。本作のプロデュースは、横浜のトークボクサー LUVRAW。レイドバックしたメロウな楽曲群が、夏の様々な香りを運んで来てくれる。

 17. Ogre You Asshole / ペーパークラフト
日本の4人組ロック・バンドによる6th。「Homely」 以後のAOR的な要素は後退し、ボサノバやラテンの要素を取り入れた新機軸も。主成分のサイケロック×ミニマル路線は継続。今後も本路線を醸成していく方向か。

 18. Taylor McFerrin / Early Riser
ブルックリンのプロデューサー、テイラー・マクファーリンのデビュー作。Sa-Ra Creative Partners がやっていたようなフューチャリスティック・ソウルのボトムをジャズ化。絶え間ないリズムの更新の一端が聞ける。

 19. Theo Parrish / American Intelligence
デトロイトのプロデューサー、セオ・パリッシュによる7年ぶりの新作は、ドラムの組み方に狂気さえ感じる怪作。ドス黒さは相変わらずだが、Shackleton に比肩するような、ある種のホラーめいた空気さえ漂わせる。

 20. 森は生きている / グッド・ナイト
武蔵野が本拠の6人組ロックバンドの2nd。現実と夢の境界線が曖昧になったような、サイケデリックな色彩を帯びた作品へと変化したが、1stでも聞けた美しいモノトーンな風合いは健在。Tim Buckley の諸作を彷彿させる。


Vol.3 へ続く・・・
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by bigflag | 2015-01-27 00:04 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

2014年の音楽ベスト Vol.1

あけましておめでとうございます。

年始恒例の音楽ベストです。2014年は、インディ系R&Bのような、非常に言葉は悪いんですけど、シミったれた感じの音楽を聞く気にならなかった年でした。歌は世につれ世は歌につれ、なんて言葉もあるように、自分の心のありようによっても、欲する音楽も変わってくるわけで、自分にとって2014年はそういう年だったんだと思います。

では、どんな曲を聞いていたかというと、多幸感のある曲、たとえ暗くっても色気やユーモアがある曲。あとは、どこかまどろんでいるような曲。ときに、オラオラした(勢いのある)ヒップホップなどを好んで聞いていたような気がします。

こうした心持ちは、10年ほど勤務した会社を辞めようと悩んだこと。退職を決意したこと。キャリアを棚卸ししたこと。転職活動をしたこと。退職の挨拶回りをしたこと。そして、新しいキャリアが始まったこと。という一連の行動が約半年ほどありまして、その影響がとても大きかったのかなーと思います。転職活動は、幸い苦しいということもなく、けっこう楽しくて貴重な経験となりました。あとは、担当してくれた転職エージェントのお姉さんが、ドS美人というのも最高でしたね(笑)

ずいぶんと話が逸れてしまいましたが、気を取り直して、ベストのアルバム10枚(順不同/アルファベット順)から。今回も合計30枚+αを紹介したいと思います。では、今年もよろしくお願いします!!

◆Best 10◆
 1. Andy Stott / Faith In Strangers
マンチェスターのプロデューサー Andy Stott による4th。ダークかつインダストリアルな質感は変わらないが、Alison Skidmore のヴォーカル曲が増え、前作以上に流麗。"Science And Industry"は、2014年で最もセクシャルな楽曲。

 2. D'Angelo / Black Messiah
もはや幻に終わるかと思っていた、ディアンジェロの3rd。既に 「Voodoo」 の洗礼を受けてしまっているため、衝撃を受けるということはなかったけれど、ここまでアナログの、ごった煮ブラックミュージックは、彼にしか作れないという事実。

 3. Especia / Gusto
大阪は堀江発の6人組アイドルの1stフル。"Strings Of Life" まで召喚、なんていうヴェイパーウェイヴ的なことなんかは結構どうでもよくて、横ノリできる良曲を連発してくれるのがアイドルだなんて、最高に痛快だと思ってます。

 4. Febb / The Season
Fla$hBackS のクルー、Febb による1st。もうね、漲ってますよ。ふてぶてしいほどのエナジーが端々に。東京、ニューヨーク、カリフォルニアの過去・現在を縦横無尽に横断。ヒップホップを更新しようっていう、この気概がたまらない。

 5. The Ryan Driver Quintet / Plays The Stephen Parkinson Songbook
カナダのSSW、ライアン・ドライヴァーによるジャズ・クインテットの1st。楽曲は同じトロントで活動する、スティーヴン・パーキンソンによるもの。オールディーなジャズと、フリーク・トーンを奏でるギターとのマッチングが絶妙に浪漫ちっく。

 6. 菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール / 戦前と戦後
ほぼ全編ヴォーカル作の4th。決して上手い歌ではないんだけど、聞き続けていると、味があると思ってしまう、慣れというマジック(笑)。とはいえ、以前より上手くなってるのも事実。ジャズ/ラテン等ごった煮の珍妙な歌ものを恐ろしく甘美に。

 7. きのこ帝国 / フェイクワールドワンダーランド
日本の4人組ロックバンドによる3rd。飛躍の予感は本物に。モノクロの世界が色づいた瞬間を共有できたような、この喜びをなんと表現したら良いのか。このインタビューは短いけど良いですね。俺もダサいことは言ってたくないです。

 8. 坂本慎太郎 / ナマで踊ろう
「幻とのつきあい方」 も十分に奇妙なポップスだったが、これはもはや怪作といった類のもので、しかも耳障りは前作以上に心地よい。どこに所属するでもないものを作ることは、不安感を炙り出す行為でもあると、本作が教えてくれる。

 9. シャムキャッツ / After Hours
日本の4人組ロックバンドの3rd。このアルバムを聞くと、どこか懐かしい風景が思い浮かび、ふと懐かしい匂いがする。いま現在のリアルが伝わってくる音楽で、リスナーの側に寄りそってくれる作品。日本のサウダーヂですよ、これは。

 10. 蓮沼執太フィル / 時が奏でる
蓮沼執太が束ねる、15名で構成されるポップ・オーケストラの1st。たおやかでポップな音が折り重ねられた楽曲の数々からは、心地よい多幸感がリスナーに向かって押し寄せてくる。世界に向かってハローなんつって手を振る感じもあり。


Vol.2 へ続く・・・
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by bigflag | 2015-01-12 23:06 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

2013年の音楽ベスト Vol.6

一昨年から株を始めたんですけど、株をしてるって言うと、そんなお金ないとか怖くて出来ないって言われることが多いんですけど、株って買っても別にお金がなくなるわけじゃないんですよね。もちろん、買った株を発行してる会社が倒産すれば、なくなる可能性もあるわけですが。

例えば、10万円の物を買うと、10万円がそっくりそのまま手元からなくなって、物に変わるわけですが、10万円の株を買っても、有価証券に変わるだけなので、手元からお金がなくなるわけじゃありません。もちろん、その価値は上下するんですが。

とはいえ、10万円単位のお金を簡単に使っちゃうのは、まあ元来が小心者なので、けっこうビクついちゃいますね(笑)。日常生活の金銭感覚とはまた別物とは分かってはいるんですけど。まあ、ビクつく心を忘れないで、今年も利益を出せるように頑張ります!! しかし、下げ始めると早いッ(泣)

では、印象的だったライブを羅列して、音楽ベストを終わりたいと思います。

◆Live◆

・01/12 一十三十一 @ビルボードライブ大阪
・01/23 Robert Glasper Experiment @ビルボードライブ大阪
・02/05 My Bloody Valentine @なんばHatch
・03/16 空気公団 @Janus Dining
・04/05 キリンジ @Zepp Namba
・04/19 きのこ帝国 @北堀江 Club Vijon
・04/28 東京女子流 @Zepp Namba
・05/10 Ogre You Asshole @梅田クラブクアトロ
・05/17 Sigur Ros @神戸ワールド記念ホール
・05/26 Especia @梅田クラブクアトロ
・07/21 LUVRAW & Mr.MELODY @SEASON OFF vol.17 旧グッゲンハイム邸
・08/12 一十三十一 @ビルボードライブ大阪
・10/06 森は生きている @京都メトロ
・11/08 奇妙礼太郎トラベルスイング楽団 @BIGCAT
・11/12 DCPRG @umeda AKASO


ライブの演出を含めたクオリティという点では、Sigur Ros がズバ抜けて素晴らしかったですね。兄弟体制での最後のライブだったキリンジも、長丁場を力演。年末の新体制でのライブも行ったんですけど、こっちはまだ手探りな感じだったかな。

あと、日本のインディ・ロックのバンド、きのこ帝国、森は生きている、Ogre You Asshole などはいずれも今後に期待できるバンドで非常に楽しみ。奇妙さんのライブはいつも楽しい。DCPRGは久しぶりの大阪公演で、また来て欲しい。

アイドルのライブだと、東京女子流はひーちゃん以外の喉の調子が最悪のコンディション。しかし、そんな状況すら何ごともない様子でグループを引っ張る、ひーちゃんの存在感がとても神々しかった。Especia 初体験は、彼女たち初の生演奏ライブ。正直、歌のクオリティは一十三十一さんの足元にも及ばないけど、曲のクオリティは圧倒しつつある。それを生演奏ライブで体感。

マイブラも初体験できたし、なかなか充実した2013年のライブでした。2014年もガンガン行くぜ!!

Vol.1 に戻る・・・
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by bigflag | 2014-02-05 23:33 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

2013年の音楽ベスト Vol.5

第5弾は、ミックスCDとコンピレーション、カバーのベスト。

◆Mix CD◆

 ・DJ Sprinkles / Where Dancefloors Stand Still
日本在住のDJ/プロデューサー、Terre Thaemlitz による初のミックスCD。1990年前後のディープ・ハウスを中心に選曲。物憂げで官能的なトラックがリスナーを柔らかく包んでくれる。オープニング曲を筆頭に、Good Feeling な曲ばかり。

 ・DJ Yogurt / Chill Out DJ Mix in Ebisu Time Out Cafe 2013
アンビエント・パーティーでの録音作。アンビエントながらも、スリルを感じさせることがテーマらしく、アンビエントの名曲から、現代的な視点でアンビエント解釈が可能なジャズ等を織り交ぜてミックス。100ミリちょっとの浮遊感を楽しめる。

 ・EVISBEATS / All Ok Cap Mix
The Union というアパレルブランドの新作キャップ"All OK Cap"の完成を記念したミックス。ジャジーなヒップホップやチルウェイヴなど、打ち込み系が多めに選曲されたミックスなので、柔らかめのヒップホップ聞きたいひとにオススメ。

 ・Mass-Hole as Blackass / Telephone My Girlfriend On A Cold Dai
信州松本を拠点に活動する Mass-Hole as Blackass による、メロウな R&B を中心としたミックス。トラックリストがないから全然分からないけど、90年代ものが多そう。スケベな感じが素晴らしいです(笑)

 ・Moodman / Crustal Movement Volume.3 - SF
収録曲のほとんどがここ数年にリリースされたものだが、インテリジェント・テクノ風味が通底しており、見せ方次第でこうなるのかと驚嘆。過去のミックス作 「Adult Oriented Click」 と同じく、長く楽しめそうな作品に仕上がっている。

 ・MURO / Uncovered -Reggae Version-
ソウル・ファンクのレゲエ・カヴァーのみを選曲したミックス。レゲエ・ミュージシャンがアメリカの音楽をカバーすることって多いんだけど、それをソウルとファンクに限ってピックアップしたもの。まあ、これが悪いわけがないよなってことです。

 ・Sandwell District / Fabric 69
Regis、Function、Silent Servant による Sandwell District による初のオフィシャルMIX。また、Sandwell District として最後の作品となるそうで、ダークでインダストリアルな空気が通底した、集大成的なミックスとなっている。

 ・Theo Parrish / Black Jazz Signature
Black Jazz Records のオフィシャル・ミックス第三弾。ハウスDJ らしく、疾走感が漲るような楽曲を中心にセレクトされており、その疾走感がひとつの集合体となって、黒いグルーヴの塊となっている。曲に新たな息吹を生む素晴らしいミックス。


◆Compilation◆

 ・Ian O'Brien / I Was There 1995-2000
初期曲の未発表版、未発表曲 "The Magician" 等をコンパイルした作品。フュージョン化した最新作 「Understanding Is Everything」 にはやや物足りなさを感じ、こうしたエレクトロニックなテクノの方が好きだなあ。

 ・V.A. / LUPIN the Third 峰不二子という女
収録曲のほとんどが菊地成孔の手によるものなので、ほぼ菊地成孔のソロ作。リリースは、2012年の年末。橋本一子をフィーチャーした、テーマ曲の "新・嵐が丘" があまりにも素晴らしく一瞬でノックアウト。不穏と官能が渦いている。


◆Cover◆

 ・The Decoders / Lovers & Dub Classics
LA拠点のプロデュース・チーム、The Decoders がこれまでに配信した楽曲をコンパイル。ソウルの名曲をラヴァーズ・ロック・カヴァー。このチームのメンツは、Rhye や Quadron 周辺のミュージシャンらしく、それにピンときた方はマスト!!

 ・細野晴臣 / Heavenly Music
アコースティック・セットで一発録りした全編ヴォーカル・カヴァー集。なんというか、枯れに枯れた果てに、ポッと明るくなった感じが良いですね。そもそも細野さんの声が好きなので、こういう枯れた味わいも一層染みます。


Vol.6 へ続く・・・
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by bigflag | 2014-02-01 22:55 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

2013年の音楽ベスト Vol.4

第4弾は、曲単位で良かったものをピックアップ。

◆Song◆

・AKB48 / 恋するフォーチュンクッキー (from "恋するフォーチュンクッキー")
J-Popの高速化が話題になってましたけど、そんなものに何の興味も持てない人間にとっては、ミドルテンポのこのディスコ歌謡のヒットは嬉しい事象。まあ、高速化する流れがあれば、それに対するカウンターも出てくるのは当然のことなんで、それをトップ・アイドルがやって、大ヒットさせてくれるってんなら大歓迎。そんで、それが意識的かどうかは別に関係なかったりする。さらに、松井珠理奈さんが、伸ばしてる髪を切ってくれりゃ言うことなしです(笑)



・Daft Punk / Get Lucky feat. Pharrell Williams (from "Random Access Memories")
・Daft Punk / Lose Yourself to Dance feat. Pharrell Williams
ダフトパンクのファレルをフィーチャーした2曲。ファレルさんはチャラいのがホントさまになるというか、華があるって素晴らしい(笑)。両曲で聞ける Nile Rogers のギター・カッティングは神ッ!!

   


・dancinthruthenights / ダンシンスルーザナイト (from "ダブルトラブル ~4人は仲良し~")
・dancinthruthenights / マジ勉NOW! feat. 新井ひとみ (from "Maltine Girls Wave")
tofubeats と okadada、2人のデュオによるポップ・ファンク。気前の悪いのが嫌いって何かのインタビューで言ってたけど、これもフリーDL!! もうひとつは東京女子流の ひーちゃん こと 新井ひとみ をフィーチャーした曲。東京女子流は 「約束」 がもうひとつで、少し迷走の予感漂うのが心配なんだけど、素材の良さを引き出した、この曲にヒントがあるはず。



・Especia / 海辺のサティ (from "ミッドナイトConfusion")
「AMAGRA」 のあとにリリースされたシングル。80sを反復するって言うには尖り過ぎ(笑)。ここに貼ったのはアナログ収録用にリミックスされてるんで、さらに先に行っちゃってますけど、オリジナルから大きく外れてるわけじゃないので、ピンと来た方はライブDVD付きの初回盤を!!



・lyrical school / そりゃ夏だ!
・lyrical school / ひとりぼっちのラビリンス (from "date course")
両曲とも tofubeats プロデュース曲。かわいい女の子に 「ドラムス・ぷりーず」 の一声入れさせるって発明ですね(笑)。ワクワク感がハンパない。メロはアイズレーで、ビートはジャングルと余裕ですね。"ひとりぼっち~" はちょっと寂しさを漂わせる楽曲が切ない。

   


・Pharrell Williams / Happy (from "Happy")
絶好調・ファレルさんのシングル。完全に躁状態に入ってますね(笑)



・Shiggy Jr. / サンキュー (from "Shiggy Jr. is not a child.")
トーフビーツの推薦が話題になった、5人組ポップ・バンドのデビューEPから。いやー、PV含めて大学生感がハンパない(笑)。眩いほどポップ。



・tofubeats / Don't Stop The Music feat. 森高千里 (from "Don't Stop The Music")
・tofubeats / No.1 feat. G.Rina (from "lost decade")
メジャー移籍後の初シングルは、まさかの森高千里がゲスト・ボーカル。"教えて検索" のフックがの子というゲストなら、こちらは間奏にアシッドハウスを挿入。リリスクの曲もそうだったけど、ポップであることにとても挑戦的で、ほんと心揺さぶられます。G.Rina をフィーチャーした曲は、最高のソウル・ミュージック。

   


・ゲスの極み乙女。/ キラーボール (from "踊れないなら、ゲスになってしまえよ")
4人組ポップ・バンドの2nd ミニアルバムからのシングル。"スレッドダンス" の方が好きなんだけど、なかったのでこちらを紹介。しかし、最近はこういうポップな楽曲をやるバンドが増えてきましたよねー。こういう流れを追ってます。



・サカナクション / ミュージック (from "Sakanaction")
山口さん、isolee 好きなんだろうなー。"Inori" から "ミュージック" の流れに心躍る。



・(((さらうんど))) / きみはNew Age (from "New Age")
まりん参加曲がズバ抜けて良い。この静かに発狂してる感じが好き。



・パスピエ / On The Air (from "演出家出演")
"最終電車" と同じ、疾走感のある胸キュンポップ。この路線好きです。でも、この路線だけかなーという気も。



・ミツメ / うつろ
2013年のリピート大賞はこの曲。たゆたうようなグルーヴ感にグイッと引き込まれる。なんとも言えない平熱感が気に入ってます。



・やけのはら / City Lights (from "Sunny New Life")
一十三十一のアルバムにも参加してた、Luvraw のトークボックスが最高。このひとのトークボックス使いはすげえキャッチーだから、メジャーな場所にも呼ばれてもおかしくないと思うんだけど。




Vol.5 へ続く・・・
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by bigflag | 2014-01-29 00:39 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

2013年の音楽ベスト Vol.3

第3弾は、ベスト20には及ばなかった次点の作品を10枚(順不同/アルファベット順)をご紹介。

◆次点(ベスト21-30)◆

 21. Burial / Rival Dealer
ロンドンのプロデューサー Burial によるEP。ジャングルやハードミニマルを援用した、ささくれ立つビートと、シネマティックなメロディが半ば強引に接合されたアンビバレントな構成に、Burial の試行錯誤が伺える。次作アルバムはいつ?

 22. Horror Inc. / Briefly Eternal
Akufen 名義で知られる Marc Leclair による別名義の1st。カットアップを駆使した、引きのある音作りではないが、ジャズや室内楽を特徴的なファンクネス溢れるビートに乗せて、健在っぷりを証明。良い意味で変わってませんね。

 23. Juan Atkins & Moritz Von Oswald / Borderland
デトロイト・テクノ meets ミニマル・ダブ。Model 500 「Deep Space」 の音響をモダンにしたような作品で、相性はまるで問題なし。滋味のある作品とはいえ、本当に地味なので(笑)、好きものにしかオススメできないかなー。

 24. Justin Timberlake / The 20/20 Experience
7年ぶりの3rd。プロデュースは Timbaland と J-Roc。いま思えば、インディ系R&Bが響かなかったのは本作が原因かなと。生粋のスターがこんだけ華のあるものを作れば、まあ全部持ってっちゃうよねという(笑)

 25. Kaito / Until The End Of Time
Hiroshi Watanabe こと Kaito による4年振りの新作。叙情的なメロディは不変。デビュー作 「Special Life」 を想起させる、内向的な空気感が作中に表出している。己が人生、見つめ直す時もありますよね。そんなことを思いました。

 26. Negicco / Melody Palette
新潟が拠点の10年目・3人組アイドルの1st に、西寺郷太、小西康陽、tofubeats、サ上とロ吉など、錚々たるプロデューサーが結集。が、個人的には、Connie の手による直球のアイドル・ポップス、特に "ルートセヴンの記憶" がツボ。

 27. Lapalux / Nostalchic
Brainfeeder からリリースされた、Stuart Howard こと Lapalux による1st。ポスト・ダブステップ~インディR&Bの流れを、郷愁でかき混ぜたような風味。ドリーミーながら刺激的な味わいで、捉えどころのなさに妙味がある。

 28. Quadron / Avalanche
Robin Hannibal と Coco O によるデンマークのデュオ、Quadron による2nd。Rhye と比較すると、陽性のソウルで、ゆったりとした柔らかなグルーヴが特徴。淡くブルージーな Coco O さんの声を聞くと、心穏やかになる。

 29. Rondenion / Luster Grand Hotel
Hirofumi Goto によるプロジェクト、Rondenion の1st。Moodymann 直系のディープ・ハウス。中盤の "Moon Sniper" から急速に上がっていくグルーヴと官能性に腰を持って行かれる。冷やりとした空気感が作中を貫く。

 30. 7 Days Of Funk / 7 Days Of Funk
Dam-Funk と Snoop Dogg によるユニット。Steve Arrington とのコラボ作の方が本気度が高いと感じたので次々点扱い。今のスヌープには、G-Funk のストリート感よりも、デイムによるスペイシーなトラックがよく似合う。


Vol.4 へ続く・・・
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by bigflag | 2014-01-26 14:23 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(4)  

2013年の音楽ベスト Vol.2

第2弾は、ベストには及ばなかった次点の作品10枚(順不同/アルファベット順)をご紹介。

 11. Bitty McLean / The Taxi Sessions
UKのレゲエ・シンガーによる6th(多分)。Treasure Isle レーベルの曲を使った 「On Bond Street」 の、Taxi レーベル版。当然、Sly & Robbie プロデュース。スラロビのファウンデーション・リディムに、美メロ・美声が乗っかって気分はゆるり。

 12. Dadub / You Are Eternity
ベルリンの Stroboscopic Artefacts からリリースされた、Daniele Antezza と Giovanni Conti のイタリア人のテクノ・デュオによる1st。インダストリアルな肌触りで、映像的で広がりのあるドープな音使いが特徴的なダブ・テクノ。

 13. Daft Punk / Random Access Memories
8年ぶりの4th。生演奏のディスコ/AORに変貌した本作、"One More Time" のような多幸感はあまりなく、むしろ物悲しさすら感じさせるわけですが、その正体はよく分かってません。曲も玉石混交ですが、玉が素晴らしいですね。玉が。

 14. DJ Koze / Amygdala
ドイツのDJ/プロデューサーによる2nd。Caribou や Matthew Dear、Milosh といった、多彩なゲストを迎えた歌モノ・エレクトロニカという様相。ドリーミーでロマンティックな仕上がりがとても素晴らしく、安眠アルバムとして絶賛活躍中。

 15. DJ Rashad / Double Cup
シカゴのDJ/プロデューサーによる1st。Traxman もそうだったけど、これくらい分かりやすければ、クセになるリズムなのでハマる。リズムはせわしないのに、メロディはスムースでクール。

 16. Jon Hopkins / Immunity
ロンドンのプロデューサーによる4th。前半の James Holden を想起させる、ドラッギーなテクノに酔いしれる。後半はアンビエント色が強くなるが、調和も乱すことなく隙はなし。2013年のベスト・オブ・テクノは本作。

 17. 5lack x Olive Oil / 50
福岡のプロデューサー Olive Oil と 5lack のコラボ作。「5 Sence」 とどちらをベスト10に入れるか悩みに悩んだ。Olive Oil のメロウで乾いたトラックから、5lack のライミングがグルーヴを一段と引き出している感もあり。

 18. 奇妙礼太郎トラベルスイング楽団 / 仁義なき恋愛
奇妙さん率いる楽団の2nd。酔いどれ具合がさらに酷くなり(笑)、けっこうラフな仕上がり。ラテン歌謡の "夏の匂い" など新しい基軸も取りれつつ。"オンリーユー" みたいな、ちょっと格好つけたラブソングがらしくって良い。好きです。

 19. 一十三十一 / Surfbank Social Club
アーバン路線がノリに乗っている、ヒトミトイさんの5th。クニモンド瀧口、Dorian、Kashif らに加え、LUVRAW & BTB、Grooveman Spot、Avec Avec らが新たに参加。シーサイド感を打ち出したトラックの数々にトリップ!!

 20. ミツメ / うつろ
4人組ロックバンドによるEP。2nd 「Eye」 で一皮向けた感があったけれど、このEPで完全に化けた。坂本慎太郎にも通じる、グルーヴィーなミドルテンポのチューンに金脈を掘り当てたか。2014年にリリースされる 3rd は期待大!!


Vol.3 へ続く・・・
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by bigflag | 2014-01-23 23:11 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

2013年の音楽ベスト Vol.1

あけましておめでとうございます。

年始恒例の音楽ベストです。2013年の音楽はというと、チルウェイヴやダブステップの系譜にあるような音楽、インディ系R&Bあたりが、昨年は個人的に響くものが少なかったですね。inc や James Blake とか、悪くはないんですけどね。なんでだろう。ずっと昔から好きなものを継続して聞いていたという感じでしょうか、振り返ってみると。

まずは、ベストのアルバム10枚(順不同/アルファベット順)から。今回も合計30枚+αを紹介したいと思います。では、今年もよろしくお願いします!!

◆Best 10◆
 1. Chance The Rapper / Acid Rap (フリーDL
シカゴのMC、Chancelor Bennett によるMixtape。Slum Village、Donny Hathaway、 Betty Wright などのソウルフルなネタ使いに加え、Juke などを忍ばせるリズムの組み方には才気を感じさせる。ジャケで判断しないで(笑)

 2. Especia / AMARGA (Tarde & Noche)
大阪は堀江発の6人組アイドル。Schtein & Longer の手がける、80sディスコ/AOR直系の楽曲のクオリティたるや驚愕の域で、山下達郎 "Midas Touch" のカバーは、軽く原曲越えを果たすほど。発売形態のセコさが難点(笑)

 3. Fla$hBackS / Fl$8ks
Febb、jjj、KID FRESINO の3MC による、日本のヒップホップ・クルーによる1st。デビュー作かくあるべし、というアタック感がホント素晴らしい。ベースラインのハリのある音色が個性的。サンプリング主体のトラックメイキングもツボ。

 4. Lyrical School / Date Course
tengal6 から改名した、6人組ラップ・アイドル。複数のトラックメイカーを起用していて、この統一感は驚異的。アルバムの頭から終わりまで流して聞くと、時の移ろいを染みるように感じることができる。替えの利かない存在になる予感すら。

 5. Rhye / Woman
カナダ出身のシンガー Mike Milosh と、デンマーク出身のプロデューサー Robin Hannibal によるユニットのデビュー作。シルクのようなエロスと、腰にうっすらとまとわりつくようなグルーヴがたまらん。

 6. Steve Arrington & Dam-Funk / Higher
Dam-Funk のラブコールにより実現した、SLAVE のフロントマンである Steve Arrington とのコラボ作。トラックは、デイム流ブギーファンクの金太郎飴状態で、ずっと聞いていたら頭がおかしくなりそう。ホント最高です(笑)

 7. tofubeats / lost decade
神戸出身のプロデューサーによる1st。トーフビーツのハイなビート・ミュージックは正直まったく肌に合わないんですけど、それらの楽曲を差し引いても、2013年はやっぱりこのひとの年だったなと。9曲目以降の流れがお肌に合います。

 8. 5lack / 5 Sence
東京は板橋区出身のMC による4th。原点回帰が謳われてましたけど、というよりは集大成といった趣き。Dam-Funk と同じで、もう単純に肌に合う。何ごとも肌に合うって大切ですよ、ホント。ついて行きます。

 9. きのこ帝国 / Eureka
日本の4人組ロックバンドによる2nd。名盤と言うには不安定な部分も多いが、飛躍を予感させてくれるバンドのひとつであることに変わりはない。オープニングを告げる"夜鷹"のような、気高さを感じる曲に出会えるのはとても幸せな瞬間。

 10. 森は生きている / 森は生きている
武蔵野を本拠にする6人組ロックバンドのデビュー作。はっぴぃえんど系譜のサウンドなんだけど、老成してしまうことなく、20代のバンドらしい瑞々しさも備える。回想電車・ロンド・帰り道あたりの、ソウルの影響を感じさせる曲にそれは顕著。


Vol.2 へ続く・・・
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by bigflag | 2014-01-13 01:11 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)