カテゴリ:・音楽 - 年間ベスト( 57 )

 

2015年の音楽ベスト Vol.3

第3弾は、カバーとミックスCD、コンピレーション、リイシューのベスト。

◆Cover◆
・原田知世 / 恋愛小説
洋楽のラブソングを集めたカバー作で、プロデュースは伊藤ゴロー。ジャジーなアレンジが施された曲がほとんどで、原田知世の透明感を生かした仕上がり。前半4曲が特に白眉。恋の面影や Fly Me To The Moon といった定番もしっかり。

・桑名晴子 / Moonlight Island
桑名正博の実妹が82年にリリースした、日本の70年代のポップス・カバー集。演奏はAB'Sというバンド。3曲目のDown Town(シュガーベイブ)からシティーポップ度が増して、夜が更けていく感覚を味わえる。実兄の"夜の海"は秀逸。

◆Mix CD◆
・D.L / Freedom Jazz Funk "Mellow Storm"
デヴ・ラージによる Jazz Funk ミックス。図らずも遺作となってしまったが、D.Lのメロウサイドが余すことなくミックスされている。ブッダの休日で、空を駆けて行くような気持ち良さと例えた、Joe Thomas の Coco も収録されている。

◆Compilation◆
・Ogre You Asshole / Workshop
homely、100年後、ペーパークラフトという3部作の集大成というべき、初のライブ盤。実際のライブ録音とスタジオ・ライブを重ねることで、より会場で聴いてる音に近づけるようにディレクションされている。

◆Re Issue◆
・坂本龍一 / 音楽図鑑
84年にリリースされた4th。図鑑というタイトル通り、エレクトロニック、クラシック、ジャズ、レゲエなど様々な要素に、エスニックな意匠をまとわせた音楽。どの曲も音色が美しく、軽やかながらもエッジが立っている。教授の最高傑作。

◆Song◆
・椎名林檎 / 長く短い祭り
向井秀徳を引っ張りだした紅白のパフォーマンスも最高でした。笑



Vol.4 へ続く・・・
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by bigflag | 2016-01-09 21:09 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

2015年の音楽ベスト Vol.2

続いて、次点のアルバム10枚(順不同/アルファベット順)をご紹介。ベスト10に入れていた Lauren Desberg を Chrisitian Scott と入れ替えました。なんとなくの気分ですね。笑

◆Best 20◆
11. Kamasi Washington / The Epic
LA出身のサックス奏者による、総勢70人で紡いだ3時間にもおよぶスピリチュアル・ジャズ。カマシ・ワシントンの前向きで強靭な人生観と祈りが込められた楽曲群の豊穣さに、心を撃ち抜かれる超大作。

12. Lauren Desberg / Twenty First Century Problems
LA出身のジャズ・シンガー、ローレン・デスバーグによるデビュー作。愛らしい歌声を引き立てるロマンティックなアレンジながら、リズムが立っているため、聞いていて飽きが来ない。10曲中7曲がカバー。(Name Your Price

13. Lyrical School / Spot
6人組ラップ・アイドルによる2nd。ハードコア路線、アイドル路線、日常系と3部構成になっているため、やや統一感には欠けるんだけど、"わらって.net" のアコースティック・バージョンが最高すぎるので、本作も文句なしでランクイン。

14. Knxwledge / Hud Dream
LAを拠点に活動するプロデューサー、ノレッジによる真っ黒いビート集。Stones Throw からのリリースで、同レーベルから出ている Madlib の Beat Konducta シリーズを彷彿させる。

15. Mac DeMarco / Another One
カナダの脱力系SSW、Mac DeMarco の3rd。日常系のサイケデリック・フォーク。サイケだけど日常系。前作 「Salad Days」 でヤラれて以来、常に携帯してるステキな野郎。多分、一生好きだな。

16. Mark Ronson / Uptown Special
イギリスのプロデューサーによる4th。80sファンクそのまんまに、キレッキレにアップデート。Feel Alright~Uptown Funk~I Can't Lose の流れは怒涛。このノリで最後まで突っ切って欲しかったけれど、さすがにそれは無理かw

17. Robert Glasper / Coverd
ピアノ・トリオによるスタジオ・ライブ作。セルフカバーに加え、Kendrick Lamar、Musiq Soulchild、John Legend、Bilal などR&Bを中心に、Radiohead や Joni Mitchell など様々な作品をカバーしているが、いずれもピアノの美しい音色が映える。

18. 泉まくら / 愛ならば知っている
福岡出身の女性ラッパーによる3rd。青さの残る日常を淡々と表現できる希少なリリシスト。プロデューサーをメインの nagaco ほか、Mitsu the Beats、Olive Oil、LIBRO、食品まつりと多数起用しているが、どれも自分のものにしている。

19. シャムキャッツ / Take Care
日本の4人組ロックバンドによるEP。傑作 「After Hours」 と地続きの感触で、日常の中にある美しさ、懐かしい情景を鮮やかに切り取っている。次作は George Baker の"Little Green Bag" みたいなノリを作りたいんだそうで楽しみ。

20. 星野みちる / You Love Me
元AKB48の星野みちるの3rd。ナイアガラ以降のポップスやアイドル歌謡へのオマージュなサウンドは相変わらずだが、よりバラエティ豊かに。doopees をメドレーにてカバーしたラスト・ソングで美しく締める。


Vol.3 へ続く・・・
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by bigflag | 2016-01-04 02:07 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

2015年の音楽ベスト Vol.1

あけましておめでとうございます。音楽とマンガの年間ベストを防備録として更新するだけになってしまったブログですが、今後ともよろしくお願いします。では、ベストのアルバム10枚(順不同/アルファベット順)から。今回は合計20枚+αを紹介したいと思います。では、今年もよろしくお願いします!!

◆Best 10◆
1. Beirut / No No No
Zach Condonによるベイルートの4th。バルカン色がやや薄くなり、音色はより柔らかに。とはいえ、哀しみを薄っすらと纏う美しさは相変わらずで、歌がよりダイレクトに響いてくる感触。秋に繰り返しよく聞いた。

2. Cero / Obscure Ride
J Dilla~D'Angelo~Robert Glasper に至るリズムの流れを取り込んだ3rd。リズムはブラック・ミュージックを取り入れながら、表層は相変わらずインディ・ポップ然としており、それが何とも不思議な魅力となっている。

3. Christian Scott / Stretch Music
ニューオーリンズ出身のトランペッターによる5th。マイルスに影響を受けていそうなフレーズがそこかしこで聞こえるけれど、ヒップホップやクラブミュージックを咀嚼したリズムが攻めまくってて聴き応えあり。演奏もタイトでシビれる。

4. Courtney Barnett / Sometimes I Sit And Think, And Sometimes I Just Sit
オーストラリア出身の女性ロックンローラーによるデビュー作。ぶっきらぼうで矢継ぎばやに繰り出されるスポークンワード的なボーカルスタイルが、ロッカーのデビュー作かくあるべしという気持ちの良い勢いに満ちあふれている。

5. Dam-Funk / Invite The Light
Dam-Funk こと Damon Garrett Riddick による2nd。きらびやかなキーボード主体のブギー・ファンクは相変わらず唯一無二。前作よりもちょっとハードな曲調が多めに。前作 「Toeachizown」 は今も聞いてるし、とにかく好きなんですよねw

6. Floating Points / Elaenia
Sam Shepherd こと Floating Points による1st。The Cinematic Orchestra を彷彿させる美しいダウンテンポ・ジャズ。静謐さの中に大なり小なりの高揚感が埋め込まれており、それが心地よい陶酔感と浮遊感を産んでいる。

7. G.RINA / Lotta Love
80年代のディスコ、90年代のR&Bやヒップホップといった自身のルーツ・ミュージックを正面から捉えた4thアルバム。ここ数年でリリースされたアーバン・ポップの中でも傑出しているし、G.RINAの作品としても最高傑作と言える。

8. Kendrick Lamar / To Pimp A Butterfly
ブラック・ミュージックの遺産を洗いざらい掘り起こし、最前線に立つミュージシャン、プロデューサーを集めて作り上げた一大絵巻。For Free?~King Kuntaの流れは圧倒的で鳥肌もの。

9. NxWorries / Link Up & Suede EP
Knxwledge と Anderson .Paak によるユニットのデビューEP。Anderson は Dr.Dre の 「Compton」 にも参加しているプロデューサー。モコモコとしたスモーキーなサウンド・メイキングが癖になる。ヤバいブツ。と久しぶりに使いたくなった。

10. 水曜日のカンパネラ / ジパング
ベース・ミュージックに寄せた初のフル・アルバム。ベース・ミュージックとナンセンスな歌詞との相性の良さはもはや発明。デタラメなお伽話を聞かされているみたいな楽しさがある。


Vol.2 へ続く・・・
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by bigflag | 2016-01-02 01:52 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

2014年の音楽ベスト Vol.5

最後に印象的だったライブを羅列して、音楽ベストを終わりたいと思います。

◆Live◆

・01/22 HAIM @心斎橋SOMA
・01/25 湯川潮音 @大阪 島之内教会
・04/27 MOODYMANN @STUDIO PARTITA
・05/16 奇妙礼太郎トラベルスイング楽団 @Shangri-La
・05/23 シャムキャッツ @Shangri-La
・05/26 DCPRG @umeda AKASO
・05/31 Homecomings / (((さらうんど))) @CONPASS
・06/01 Especia @梅田クラブクアトロ
・06/07 Ogre You Asshole @Shangri-La
・08/09 Negicco / Especia @心斎橋JANUS
・08/27 一十三十一 @ビルボードライブ大阪
・12/13 Ogre You Asshole @梅田クラブクアトロ
・12/21 ミツメ @Shangri-La
・12/30 東京女子流 @BIGCAT (14:30開演)


ベストアクトは、歌も踊りも少し上達してきた Especia ですかね。2015年も5月か6月に生演奏のライブがあるだろうから、それは絶対に行く!! 最近あんまり聞いてないですけど、湯川潮音さんのライブは教会に美しい歌声が響き渡る感じて、とても良かったです。シャムキャッツはバンドの持ってる空気感が好きですね。オーガは2回行きましたけど、年末の方がどっぷりサイケに耽ることができて最高でした。菊地さん関連は、ペペで関西に来て欲しい。

今年はジャズのライブにも行ければなーと。まずは最近教えてもらった、Brad Mehldau と Mark Guiliana の Mehliana のライブから。ただ、試聴した限り、Brad Mehldau はキーボードよりもピアノを弾いているときの方が遥かに良さそう。キーボードの音のセンスは正直なところ古い。Yesterdays New Quintet とか聞いたことあるんだろうか。このデュオに関しては、Mark Guilianaのドラム見たさの方が強いかも。

2014年も株はプラスで終わったことだし(笑)、2015年も色んなライブに行くっ!!

・Brad Mehldau / Paranoid Android (Radiohead カバー)
・Mehliana / Hungry Ghost

   


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by bigflag | 2015-02-15 14:15 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(5)  

2014年の音楽ベスト Vol.4

第4弾は、ミックスCDとコンピレーション、カバーのベスト。

◆Mix CD◆
 ・Kenji Takimi / XLand Records presents XMix 03
Crue-Lを主催する瀧見憲司による6年ぶりの公式ミックス。リリースは2013年。ハウスを軸に、ソウル、フォーク、サイケと何でもありで、ロマンスとエロスの漂うオールミックス。理想的なミックスCDと言ってもいいほど。

 ・Muro / Wondirection Funk Forever
全曲Stevie Wonderのカバーを収めたミックスCD。2006年にリリースされていたものの再発。かなりファンク、ジャズ寄りの選曲。まあ、これが悪いわけがないよなってことです。トラックリストないのが残念。

◆Compilation◆
 ・Henrik Schwarz / Defected Presents House Masters
ヘンリク・シュワルツの手掛けたリミックスを中心にまとめた2枚組コンピ。ドイツ人らしいクールな質感、かつ情感のあるハウス/テクノ集になってます。オリジナル作のリリースを待っているわけですが、なかなか出ませんねw

◆Cover◆
 ・BTB / Back To Basic -俺とお前篇-
LUVRAW & BTB 名義で活動していた(デュオは既に解消)、BTBのソロ第一作はカバー集。Gap Band、Prince、Jungle Brothers、Easy E、山下達郎など、自身のルーツをねっとりとしたトークボックス使いでカバー。

 ・奇妙礼太郎トラベルスイング楽団 / 東京ブギウギ
奇妙さん率いる楽団のカバー集。"オー・シャンゼリゼ"(再録)や "赤いスイートピー" などライブでお馴染みの曲から、Ray Charles の "Georgia on my Mind" から "愛の讃歌" まで、奇妙さんのソウルマンっぷりを味わえる逸品。

◆Song◆
・きのこ帝国 / クロノスタシス
・tofubeats / 衣替え feat. Bonnie Pink

   


Vol.5 へ続く・・・
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by bigflag | 2015-02-12 01:10 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

2014年の音楽ベスト Vol.3

第3弾は、ベスト20には及ばなかった次点の作品を10枚(順不同/アルファベット順)をご紹介。

◆ベスト30◆
 21. Aphex Twin / Syro
13年ぶりの新作。90年代初期作の音質をアップデートしただけのようにも思える。が、けれんのない本作を聞くと、これはリチャードにしか作れない音色だってことに改めて気づく。エイフェックスの作品を聞いて、滋味を味わうとは。

 22. Flying Lotus / You're Dead!
フライング・ロータスの5th。死に急ぐかのような過剰な速度感と音色はどこか散文的。それでも一つの作品としてまとまっているのは、本作のグルーヴを規定している Thundercat のベースに負うところが大きい。宇宙ジャズをまたも更新。

 23. Moodymann / Moodymann
「Black Mahogani」 以来、久しぶりのフル。ハウスをベースに、ブラック・ミュージックのごった煮というのは相変わらずなんだけど、煮え切ったあと、その上澄みだけを抽出したような、澄んだ味わいに。それはそれで乙なもの。

 24. Shiggy Jr. / Listen To The Music
5人組ポップ・バンドの2nd EP。相変わらず眩いほどポップ。ダンサブルな曲が多く収録されており、アイドル・シーンとも繋がるキャッチーな楽曲が連発。さらなる飛躍は間違いなし。サークル・クラッシュが起こらないことを祈るのみw

 25. SIMI LAB / Page 2: Mind Over Matter
神奈川を拠点に活動する、ヒップホップ・グループの2nd。ラフな作りだった1st に比べると、作り込み過ぎな側面も。が、"Worth Life" 以降の、もはや祈りのように聞こえる曲群は新たな魅力。ってか、MARIA のラップ聞くと、時々勃つよね。

 26. tofubeats / First Album
トーフさんの2nd。メジャー契約し、ゲストは森高千里、藤井隆、BONNIE PINK、PES、新井ひとみと豪華に。ただ、メジャー感と、自身の感情を吐露する曲との落差が激しく、アンバランスな面も。その中で "衣替え"は奇跡と言える。

 27. 椎名林檎 / 日出処
5年ぶりの5th。"ありあまる富"と"ありきたりな女"が好きすぎて、他をほぼ聞いてなかったんだけど、「無罪モラトリアム」 の次に好きかも。椎名林檎は音数の少ない曲の方が良い。アタック感のある曲は、彼女の本質とのズレを感じるから。

 28. 中山うり / 鰻
シンガー・ソングライター、中山うりの7th。初期の作品以来、久しぶりに手に取ったところ、昨年の後半あたり、彼女の夢見心地な音楽がスッと入ってきた。アコーディオンとスティールパンの掛け合いと優しい歌声に癒やされる。

 29. 星野みちる / E・I・E・N VOYAGE
元AKB48にいたらしい、星野みちるの2nd。ナイアガラ以降のシティ・ポップスやアイドル歌謡へのオマージュに満ちたサウンド。15年ほど前、キタキマユが類似した路線で一発だけ当てたことをふと思い出したが、彼女はどうなるのだろうか。

 30. ミツメ / ささやき
4人組のロックバンド・ミツメの3rd。いかにも平熱の低い音楽だが、たゆたうようなファンク・グルーヴ感にグイッと引き込まれる。あと、ギターのソロが良いんですよね。ただ、"うつろ" ぐらいの引きは欲しいところ。ちょっと淡白すぎる(笑)


Vol.4 へ続く・・・
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by bigflag | 2015-02-01 17:50 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

2014年の音楽ベスト Vol.2

2014年の大きな出来事といえば、ものすごーく重い腰を上げて、ようやく携帯をスマホに変えました。別にガラケーに対して思い入れがあるわけでも、アンチ・スマホというわけでもなく。便利になるの分かってたんですけどね。ただ、めんどくさがってただけです(笑)。今更でなんですが、twitter も始めてますので、良かったらフォローしてください!!

◆Best 20◆
 11. Fennesz / Becs
オーストリアの電子音響音楽家、フェネスによる6年ぶりの新作。きめ細やかな音の粒子を重ね合わせ、音を立体化し、空間に奥行きを持たせる音作りはもはや神業。今にも壊れそうなギターの音色が、情緒に美しい歪みを加えている。

 12. Homecomings / Somehow, Somewhere
京都を拠点に活動する、ホームカミングスの1stフル。ネオアコ、ギターポップという言葉に引っかかるひとなら、大抵はノックアウトされるバンド。切なさを煌めかせるように奏でる、福富さんのギターの音色が本当に素敵です。

 13. jjj / Yacht Club
Fla$hBackS のクルー、jjj による1st。「Fl$8ks」 でも印象的だったハードなギター使いなど、サウンドのアタック感はクルー随一。Prince の”Do Me Baby”をサンプリングした、”Go Get 'em”のあまりの過剰さには、殿下も思わずニヤリ(多分)。

 14. Mac Demarco / Salad Days
カナダの脱力系SSW、Mac DeMarco の2nd。日常系のサイケデリック・フォーク。サイケなのに日常系。良い感じに抜けてます。なんか Sublime とか思い出す。気の置けない友人たちと飲んでるとき、BGM にしたい。

 15. DJ Mitsu The Beats / Celebration Of Jay
ヒップホップ・プロデューサー、DJ Mitsu The Beats が J Dilla へ捧げた作品。オープニングの切ないメロディ一発で持ってかれる。固くタイトなドラムをクオンタイズに捕われずに打ち込む、という J Dilla 節が全開。

 16. Nopal / Summer EP 2015
富山在住の女性ラッパー、Noppal (ノッパル) によるEP。本作のプロデュースは、横浜のトークボクサー LUVRAW。レイドバックしたメロウな楽曲群が、夏の様々な香りを運んで来てくれる。

 17. Ogre You Asshole / ペーパークラフト
日本の4人組ロック・バンドによる6th。「Homely」 以後のAOR的な要素は後退し、ボサノバやラテンの要素を取り入れた新機軸も。主成分のサイケロック×ミニマル路線は継続。今後も本路線を醸成していく方向か。

 18. Taylor McFerrin / Early Riser
ブルックリンのプロデューサー、テイラー・マクファーリンのデビュー作。Sa-Ra Creative Partners がやっていたようなフューチャリスティック・ソウルのボトムをジャズ化。絶え間ないリズムの更新の一端が聞ける。

 19. Theo Parrish / American Intelligence
デトロイトのプロデューサー、セオ・パリッシュによる7年ぶりの新作は、ドラムの組み方に狂気さえ感じる怪作。ドス黒さは相変わらずだが、Shackleton に比肩するような、ある種のホラーめいた空気さえ漂わせる。

 20. 森は生きている / グッド・ナイト
武蔵野が本拠の6人組ロックバンドの2nd。現実と夢の境界線が曖昧になったような、サイケデリックな色彩を帯びた作品へと変化したが、1stでも聞けた美しいモノトーンな風合いは健在。Tim Buckley の諸作を彷彿させる。


Vol.3 へ続く・・・
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by bigflag | 2015-01-27 00:04 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

2014年の音楽ベスト Vol.1

あけましておめでとうございます。

年始恒例の音楽ベストです。2014年は、インディ系R&Bのような、非常に言葉は悪いんですけど、シミったれた感じの音楽を聞く気にならなかった年でした。歌は世につれ世は歌につれ、なんて言葉もあるように、自分の心のありようによっても、欲する音楽も変わってくるわけで、自分にとって2014年はそういう年だったんだと思います。

では、どんな曲を聞いていたかというと、多幸感のある曲、たとえ暗くっても色気やユーモアがある曲。あとは、どこかまどろんでいるような曲。ときに、オラオラした(勢いのある)ヒップホップなどを好んで聞いていたような気がします。

こうした心持ちは、10年ほど勤務した会社を辞めようと悩んだこと。退職を決意したこと。キャリアを棚卸ししたこと。転職活動をしたこと。退職の挨拶回りをしたこと。そして、新しいキャリアが始まったこと。という一連の行動が約半年ほどありまして、その影響がとても大きかったのかなーと思います。転職活動は、幸い苦しいということもなく、けっこう楽しくて貴重な経験となりました。あとは、担当してくれた転職エージェントのお姉さんが、ドS美人というのも最高でしたね(笑)

ずいぶんと話が逸れてしまいましたが、気を取り直して、ベストのアルバム10枚(順不同/アルファベット順)から。今回も合計30枚+αを紹介したいと思います。では、今年もよろしくお願いします!!

◆Best 10◆
 1. Andy Stott / Faith In Strangers
マンチェスターのプロデューサー Andy Stott による4th。ダークかつインダストリアルな質感は変わらないが、Alison Skidmore のヴォーカル曲が増え、前作以上に流麗。"Science And Industry"は、2014年で最もセクシャルな楽曲。

 2. D'Angelo / Black Messiah
もはや幻に終わるかと思っていた、ディアンジェロの3rd。既に 「Voodoo」 の洗礼を受けてしまっているため、衝撃を受けるということはなかったけれど、ここまでアナログの、ごった煮ブラックミュージックは、彼にしか作れないという事実。

 3. Especia / Gusto
大阪は堀江発の6人組アイドルの1stフル。"Strings Of Life" まで召喚、なんていうヴェイパーウェイヴ的なことなんかは結構どうでもよくて、横ノリできる良曲を連発してくれるのがアイドルだなんて、最高に痛快だと思ってます。

 4. Febb / The Season
Fla$hBackS のクルー、Febb による1st。もうね、漲ってますよ。ふてぶてしいほどのエナジーが端々に。東京、ニューヨーク、カリフォルニアの過去・現在を縦横無尽に横断。ヒップホップを更新しようっていう、この気概がたまらない。

 5. The Ryan Driver Quintet / Plays The Stephen Parkinson Songbook
カナダのSSW、ライアン・ドライヴァーによるジャズ・クインテットの1st。楽曲は同じトロントで活動する、スティーヴン・パーキンソンによるもの。オールディーなジャズと、フリーク・トーンを奏でるギターとのマッチングが絶妙に浪漫ちっく。

 6. 菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール / 戦前と戦後
ほぼ全編ヴォーカル作の4th。決して上手い歌ではないんだけど、聞き続けていると、味があると思ってしまう、慣れというマジック(笑)。とはいえ、以前より上手くなってるのも事実。ジャズ/ラテン等ごった煮の珍妙な歌ものを恐ろしく甘美に。

 7. きのこ帝国 / フェイクワールドワンダーランド
日本の4人組ロックバンドによる3rd。飛躍の予感は本物に。モノクロの世界が色づいた瞬間を共有できたような、この喜びをなんと表現したら良いのか。このインタビューは短いけど良いですね。俺もダサいことは言ってたくないです。

 8. 坂本慎太郎 / ナマで踊ろう
「幻とのつきあい方」 も十分に奇妙なポップスだったが、これはもはや怪作といった類のもので、しかも耳障りは前作以上に心地よい。どこに所属するでもないものを作ることは、不安感を炙り出す行為でもあると、本作が教えてくれる。

 9. シャムキャッツ / After Hours
日本の4人組ロックバンドの3rd。このアルバムを聞くと、どこか懐かしい風景が思い浮かび、ふと懐かしい匂いがする。いま現在のリアルが伝わってくる音楽で、リスナーの側に寄りそってくれる作品。日本のサウダーヂですよ、これは。

 10. 蓮沼執太フィル / 時が奏でる
蓮沼執太が束ねる、15名で構成されるポップ・オーケストラの1st。たおやかでポップな音が折り重ねられた楽曲の数々からは、心地よい多幸感がリスナーに向かって押し寄せてくる。世界に向かってハローなんつって手を振る感じもあり。


Vol.2 へ続く・・・
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by bigflag | 2015-01-12 23:06 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

2013年の音楽ベスト Vol.6

一昨年から株を始めたんですけど、株をしてるって言うと、そんなお金ないとか怖くて出来ないって言われることが多いんですけど、株って買っても別にお金がなくなるわけじゃないんですよね。もちろん、買った株を発行してる会社が倒産すれば、なくなる可能性もあるわけですが。

例えば、10万円の物を買うと、10万円がそっくりそのまま手元からなくなって、物に変わるわけですが、10万円の株を買っても、有価証券に変わるだけなので、手元からお金がなくなるわけじゃありません。もちろん、その価値は上下するんですが。

とはいえ、10万円単位のお金を簡単に使っちゃうのは、まあ元来が小心者なので、けっこうビクついちゃいますね(笑)。日常生活の金銭感覚とはまた別物とは分かってはいるんですけど。まあ、ビクつく心を忘れないで、今年も利益を出せるように頑張ります!! しかし、下げ始めると早いッ(泣)

では、印象的だったライブを羅列して、音楽ベストを終わりたいと思います。

◆Live◆

・01/12 一十三十一 @ビルボードライブ大阪
・01/23 Robert Glasper Experiment @ビルボードライブ大阪
・02/05 My Bloody Valentine @なんばHatch
・03/16 空気公団 @Janus Dining
・04/05 キリンジ @Zepp Namba
・04/19 きのこ帝国 @北堀江 Club Vijon
・04/28 東京女子流 @Zepp Namba
・05/10 Ogre You Asshole @梅田クラブクアトロ
・05/17 Sigur Ros @神戸ワールド記念ホール
・05/26 Especia @梅田クラブクアトロ
・07/21 LUVRAW & Mr.MELODY @SEASON OFF vol.17 旧グッゲンハイム邸
・08/12 一十三十一 @ビルボードライブ大阪
・10/06 森は生きている @京都メトロ
・11/08 奇妙礼太郎トラベルスイング楽団 @BIGCAT
・11/12 DCPRG @umeda AKASO


ライブの演出を含めたクオリティという点では、Sigur Ros がズバ抜けて素晴らしかったですね。兄弟体制での最後のライブだったキリンジも、長丁場を力演。年末の新体制でのライブも行ったんですけど、こっちはまだ手探りな感じだったかな。

あと、日本のインディ・ロックのバンド、きのこ帝国、森は生きている、Ogre You Asshole などはいずれも今後に期待できるバンドで非常に楽しみ。奇妙さんのライブはいつも楽しい。DCPRGは久しぶりの大阪公演で、また来て欲しい。

アイドルのライブだと、東京女子流はひーちゃん以外の喉の調子が最悪のコンディション。しかし、そんな状況すら何ごともない様子でグループを引っ張る、ひーちゃんの存在感がとても神々しかった。Especia 初体験は、彼女たち初の生演奏ライブ。正直、歌のクオリティは一十三十一さんの足元にも及ばないけど、曲のクオリティは圧倒しつつある。それを生演奏ライブで体感。

マイブラも初体験できたし、なかなか充実した2013年のライブでした。2014年もガンガン行くぜ!!

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by bigflag | 2014-02-05 23:33 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

2013年の音楽ベスト Vol.5

第5弾は、ミックスCDとコンピレーション、カバーのベスト。

◆Mix CD◆

 ・DJ Sprinkles / Where Dancefloors Stand Still
日本在住のDJ/プロデューサー、Terre Thaemlitz による初のミックスCD。1990年前後のディープ・ハウスを中心に選曲。物憂げで官能的なトラックがリスナーを柔らかく包んでくれる。オープニング曲を筆頭に、Good Feeling な曲ばかり。

 ・DJ Yogurt / Chill Out DJ Mix in Ebisu Time Out Cafe 2013
アンビエント・パーティーでの録音作。アンビエントながらも、スリルを感じさせることがテーマらしく、アンビエントの名曲から、現代的な視点でアンビエント解釈が可能なジャズ等を織り交ぜてミックス。100ミリちょっとの浮遊感を楽しめる。

 ・EVISBEATS / All Ok Cap Mix
The Union というアパレルブランドの新作キャップ"All OK Cap"の完成を記念したミックス。ジャジーなヒップホップやチルウェイヴなど、打ち込み系が多めに選曲されたミックスなので、柔らかめのヒップホップ聞きたいひとにオススメ。

 ・Mass-Hole as Blackass / Telephone My Girlfriend On A Cold Dai
信州松本を拠点に活動する Mass-Hole as Blackass による、メロウな R&B を中心としたミックス。トラックリストがないから全然分からないけど、90年代ものが多そう。スケベな感じが素晴らしいです(笑)

 ・Moodman / Crustal Movement Volume.3 - SF
収録曲のほとんどがここ数年にリリースされたものだが、インテリジェント・テクノ風味が通底しており、見せ方次第でこうなるのかと驚嘆。過去のミックス作 「Adult Oriented Click」 と同じく、長く楽しめそうな作品に仕上がっている。

 ・MURO / Uncovered -Reggae Version-
ソウル・ファンクのレゲエ・カヴァーのみを選曲したミックス。レゲエ・ミュージシャンがアメリカの音楽をカバーすることって多いんだけど、それをソウルとファンクに限ってピックアップしたもの。まあ、これが悪いわけがないよなってことです。

 ・Sandwell District / Fabric 69
Regis、Function、Silent Servant による Sandwell District による初のオフィシャルMIX。また、Sandwell District として最後の作品となるそうで、ダークでインダストリアルな空気が通底した、集大成的なミックスとなっている。

 ・Theo Parrish / Black Jazz Signature
Black Jazz Records のオフィシャル・ミックス第三弾。ハウスDJ らしく、疾走感が漲るような楽曲を中心にセレクトされており、その疾走感がひとつの集合体となって、黒いグルーヴの塊となっている。曲に新たな息吹を生む素晴らしいミックス。


◆Compilation◆

 ・Ian O'Brien / I Was There 1995-2000
初期曲の未発表版、未発表曲 "The Magician" 等をコンパイルした作品。フュージョン化した最新作 「Understanding Is Everything」 にはやや物足りなさを感じ、こうしたエレクトロニックなテクノの方が好きだなあ。

 ・V.A. / LUPIN the Third 峰不二子という女
収録曲のほとんどが菊地成孔の手によるものなので、ほぼ菊地成孔のソロ作。リリースは、2012年の年末。橋本一子をフィーチャーした、テーマ曲の "新・嵐が丘" があまりにも素晴らしく一瞬でノックアウト。不穏と官能が渦いている。


◆Cover◆

 ・The Decoders / Lovers & Dub Classics
LA拠点のプロデュース・チーム、The Decoders がこれまでに配信した楽曲をコンパイル。ソウルの名曲をラヴァーズ・ロック・カヴァー。このチームのメンツは、Rhye や Quadron 周辺のミュージシャンらしく、それにピンときた方はマスト!!

 ・細野晴臣 / Heavenly Music
アコースティック・セットで一発録りした全編ヴォーカル・カヴァー集。なんというか、枯れに枯れた果てに、ポッと明るくなった感じが良いですね。そもそも細野さんの声が好きなので、こういう枯れた味わいも一層染みます。


Vol.6 へ続く・・・
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by bigflag | 2014-02-01 22:55 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)