カテゴリ:・格闘技 - 打撃系( 69 )

 

K-1 WORLD GP 2010 FINAL

<ピーター・アーツ vs マイティ・モー>
モーがベスト8にいるという時点で、選手の底上げに苦しんでいることが伝わってくるわけですけど、40歳の大台に乗ったとはいえ、アーツが見せた強さはさすがでしたね。往時のようなヌケの良いキックではありませんでしたが、久しぶりのハイキックKOはお見事!!

<セーム・シュルト vs 京太郎>
シュルトとの対戦でカギになるのは、アーツが見せたように、結局のところ、間合いを詰めてプレッシャーをかけることが出来るかどうかってことなので、武蔵流と呼ぶべきか、前田流と呼ぶべきか、それはどっちでも良いんですけども(笑)、あの試合運びでは勝てないんですよね。それでも、京太郎がいま現在できることは全て出せたんじゃないかと。まあ、3Rフルに戦って、アーツをアシストしたってことで殊勲賞もの(笑)

<グーカン・サキ vs ダニエル・ギタ>
対戦前はギタが勝つと思ってましたし、1Rを見た感じでもギタが勝つだろうなーと思ってたんですが、3R・延長と時間を追うごとに失速しちゃいましたね。ローによるダメージで失速したというよりは、スタミナに難があるというのが僕の見立てですが。ただ、ギタの左右のミドルキックによるダメージは、サキにもかなりあったと思うんですけどね。まあ、見た目からして、サキは根性ありそうですもんね(笑)

<アリスター・オーフレイム vs タイロン・スポーン>
アリスターが打たれ強くないことは知ってましたけど、一回り体格の小さいスポーン相手でも、あれだけ簡単にグラつかされていたのを見ると、相当に打たれ弱そうですね。とはいえ、スポーンもホーストに師事しているだけあって、この日の出場選手の中でも、テクニックは上位に入っていそうな巧さを感じさせてました。2Rにダウンを奪ってからのアリスターは、いつもの怖さを取り戻してはいましたが、首相撲からの膝が禁止になったのは、シュルト以上にハンデを負った感じがします。

<ピーター・アーツ vs セーム・シュルト>
まさに漢(おとこ)。オトコ40歳、ピーター・アーツ!! シュルト攻略の見本市でしたね。カラケス戦でも衰えを感じさせたシュルトでしたけど、年齢によるものなのか、不利な判定ばかりされるK-1に嫌気がさしているのか(笑)、来年こそはアリスターと対戦して欲しいもんです。

<アリスター・オーフレイム vs グーカン・サキ>
左ミドル一発で、サキの右腕を壊したアリスターがあっさりと勝利。この時点で、アリスターの優勝は決まったようなもんでしたね。シュルト戦で、アーツの精と根は尽き果ててましたから。

<アリスター・オーフレイム vs ピーター・アーツ>
アリスターを祝福したいというよりは、もうシュルト戦のアーツでお腹いっぱいというか、そんな感じでしたね(笑)。とはいえ、優勝への機運が高まっていた大会で、きっちりと優勝したのは、なんだかんだ言っても素晴らしいなと。まあ、アリスターの場合、ある意味で、タイトルを必要としない選手という気がしないでもないですけど(笑)
[PR]

by bigflag | 2010-12-13 01:26 | ・格闘技 - 打撃系 | Comments(0)  

K-1 WORLD MAX 2010 FINAL

ベスト16がUSTREAMでの動画配信のため未見で、ベスト8に進出した選手がもうひとつ把握できていなくて、個人的な盛り上がりはいまひとつ。モハメド・カマル、ミハウ・グロガフスキーなど、知らない名前もチラホラ。魔裟斗が引退したことも影響してか、視聴率も悪かったとか。。。

<石井慧 vs 柴田勝頼>
K-1の前に、まずは組まれた理由が見えない試合から(笑)。まあ、花を添えたかったとか、そんなところでしょうけど、K-1の試合の中に、総合ルールの試合を組まなきゃなんないほど、K-1に花のある選手がいないってことですかね。

試合前のコメントから入場曲、試合内容、試合後のマイクパフォーマンス、髪型(笑)まで、やることなすこと、スベってる感じがして、ある意味で石井には感心してるわけですが、、、日本の格闘技業界のことを考えると、ベビーフェイスの方向に軌道修正できないかなと。いまの石井は、なんと言うか、ただの嫌われ者ですからね(笑)

<マイク・ザンビディス vs 長島☆自演乙☆雄一郎>
1Rの長島はザンビディスの圧力に押されて、すぐにKOされてしまいそうな展開でしたが、2Rに入ると、前蹴りをボディに入れることが出来るようになり、互角の展開へ持ち込むことができてました。ただ、ポイントをリードされていたこともあって、3Rに勝負に出ると、あっさりとKO負け。長島は打たれ弱く、スピードもないので、接近戦での打ち合いは自殺行為ですね。それはそうと、長島のコスプレはいつも女ですよね。男装のコスプレじゃダメなのかと、ふと思ったり(笑)

<ジョルジオ・ペトロシアン vs アルバート・クラウス>
試合後のクラウスは判定にご不満の様子でしたが、いったい何に不満だったんでしょうね。端から見ると、ペトロシアンの横綱相撲にしか見えなかったんですが。なんせパンチが当たんないですから(笑)。近距離、中間距離、遠距離と、すべての距離において、パンチ、キック、膝と、シャープでパワフルな打撃が放てるんですから、もう厄介この上ない。しかもディフェンス上手と来るんもんですから、まさにパーフェクト。敵なしですね。

<ドラゴ vs モハメド・カマル>
ハイライトなんでよく分からず。ってか、久保優太とHIROYAの試合少しだけ流すなら、この試合をもっと見たかった。

<佐藤嘉洋 vs ミハウ・グロガフスキー>
魔裟斗戦後に燃え尽き症候群になったとか言われてましたけど、たしかに魔裟斗を追い上げていたときほどのキレは失っている感じがあります。特にパンチ。相手に打ち下ろすような右ストレートが打てるようになってるなと思ってたんですけど、タイミングを逃し続けているというか。ただ、この試合は経験で勝った感じですね。

<ジョルジオ・ペトロシアン vs マイク・ザンビディス>
ザンビディスに気圧される、ほどではないにしろ、あの強打はさすがのペトロシアンも嫌がって、かなり堅い試合運びをしてましたね。ザンビディス対策のセオリー通りというか。要するに、膝とクリンチですね(笑)

<佐藤嘉洋 vs ドラゴ>
トーナメントで、ドラゴみたいな消耗戦必死のタフな相手と当たったのが、運の尽きというか、この一戦で佐藤の優勝は明らかになくなりましたよね。最終ラウンドで流そうとしたら、パンチもらってフラフラという(笑)。魔裟斗もけっこう不器用な戦い方でしたけど、佐藤も器用ではないですからね。ただ、魔裟斗には政治力があったので、2試合以上戦わないで済むようにレギュレーション変えたりと、非常に賢い選手ではありました(笑)

<ジョルジオ・ペトロシアン vs 佐藤嘉洋>
佐藤はキックが出なかったですね。まあ、明らかに消耗度が違いましたから、その差がモロに出ていました。とはいえ、ワンマッチでも佐藤がペトロシアンに勝てる絵はあまり浮かばないんですけどね。対ペトロシアンで面白そうなのは、タイ人の選手か、アンディ・サワーくらいでしょうか。ペトロシアンのライバルの台頭を期待したいところですね。じゃないと、三連覇は確実?!
[PR]

by bigflag | 2010-11-15 12:06 | ・格闘技 - 打撃系 | Comments(0)  

K-1 WORLD GP 2010 FINAL16 in ソウル

K-1 や DREAM を主催する FEG の社長である谷川さんが、ここ最近、自身の Twitter で金がない金がないと呟いているそうですが (僕は Twitter やってないので直接は見てないんですけど)、格闘技に関してはホントに景気の良い話を聞きませんねえ。今回の韓国で行われた開幕戦も、集客が良くなかったようです。なんだか、地上波放送がなくなるどころか、会社の存続そのものが危うい感じすらします・・・

<グーカン・サキ vs フレディ・ケマイヨ>
東ヨーロッパGPに優勝したという実績を見て、ケマイヨという選手には少し期待していたんだけど、対戦相手のサキとはレベルが違いすぎた。初っ端のローで格の違いを見せましたね。

<ダニエル・ギタ vs エロール・ジマーマン>
立ち上がりこそ、ジマーマンの動きが良く接戦になるかと思いきや、ギタの圧勝に終わってしまった。ギタは冷静にジマーマンのパンチをガードし、強烈なローを手堅く打ち込んでいく。そのローを嫌がったジマーマンは、距離を取ろうとして、飛び膝など大技で局面を打開しようとしたんですが、飛び膝の着地時をパンチで狙われてフィニッシュ。ギタは体は頑強だし、技も正確で強烈。地味だけど、かなり強いですね。

<京太郎 vs ジェロム・レ・バンナ>
バンナが試合放棄という形で、京太郎が勝利したわけですが、3Rの状態で判断すると、延長でも京太郎が有利だったんじゃないでしょうかね。ドロー判定も問題ないと思いますし。京太郎の当て感の良さは本物でしょう。

それよりもですね、京太郎が試合後のインタビューで 「4月の試合からずいぶん時間が空いて、人生・生活そのものを考える時期を過ごしました」 なんて言っているのを見ると、選手の間でも FEG について相当に悪い噂が流れているのが、ありありと伝わってきましたね。DREAM の青木の発言なんかも合わせると、トップ選手ですら、純粋に格闘技に打ち込める状況ではないようです。

<ピーター・アーツ vs エヴェルトン・テイシェイラ>
ここ最近のアーツの勝ちパターンのひとつでしたね。1,2R とある程度有利に試合を進めて、3Rにスタミナが切れてグダグダになりつつも、相手に試合をさせずに何とか試合を終えると(笑)。テイシェイラはアグレッシブにこそなってますが、パンチに開眼したというほどではなかった。

<マイティ・モー vs ラウル・カティナス>
「急に出場が決まって、1日しか準備の時間がなかった」 とは試合に勝ったモーの弁ですが、ちゃんと準備期間があるときと、体型あんまり変わりませんね(笑)

<セーム・シュルト vs ヘスディ・カラケス>
2009年3月以来、約1年半ぶりの再戦。シュルトはメチャクチャ強い選手ですけど、パウンド・フォー・パウンドには程遠い選手なので、自身の長い背丈やリーチがアドバンテージになりにくい相手には、簡単に苦戦しちゃいますね。2mあるカラケスは相変わらず非常にやりづらそうにしてました。あと、シュルトは年齢による衰えもありそうな感じ。

<アリスター・オーフレイム vs ベン・エドワーズ>
ベン・エドワーズという選手は初めて見るんですけど、オセアニア代表の選手はあんこ体型がデフォルトなんでしょうか(笑)。アリスターのパンチは手数こそ少ないですが、狙いすましたパンチが強烈すぎて、それが逆に怖いですね。グーカン・サキにさえ当たらなければ、優勝の可能性も十分にあると思います。

そういえば、バダ・ハリって何やってんでしょうね。クラブでの暴行事件について、警察から出頭要請があったらしいんですが、それを無視して逃亡したと(笑)。そこまでは知ってるんですけど、続報ご存知の方いらっしゃったら教えてください。
[PR]

by bigflag | 2010-10-03 16:18 | ・格闘技 - 打撃系 | Comments(0)  

K-1 WORLD MAX 2010

<長島☆自演乙☆雄一郎 vs アンドレ・ジダ>
70kg級世界トーナメントの一回戦(ベスト16)。ジダがカウンター狙いで試合を進めようとしていたところ、長島は得意のクロスカウンターで迎え撃とうとしていましたね。ただ、両者とも決定打はなく、試合は判定に持ち越し。結果、ホームタウン・デシジョンによる長島の判定勝利だったんだけど、これはジダらしからぬ冷静な試合運びが仇となったかな。

<佐藤嘉洋 vs 山本優弥>
70kg級世界トーナメントの一回戦(ベスト16)。互いのプライドを掛けたバチバチの打ち合い。ただ、経験・実力で勝る佐藤は熱い打ち合いの中でも、非常に冷静なのが見て取れて、接戦だったとはいえ、両者の間には差を感じたのも事実。山本は相変わらず打撃のテンポが一定という欠点はそれほど修正されていないが、少し力みが取れてきている印象も受けた。

<松本芳道 vs 上松大輔>
63kg級日本トーナメントの一回戦(ベスト8)。身体能力ではイケメン・ファイターの上松が上回っていたが、技術と冷静な試合運びで松本が3RにTKO勝利。上松のスタミナが切れて棒立ちになったところを逃さず、きっちり仕留めた。松本のベテランの妙技というよりは、全力でパンチを打ち続ける上松の稚拙な戦い方に問題があった。世界で戦うという視点から見ると、松本は身体能力が不足しているか。

<久保優太 vs 尾崎圭司>
63kg級日本トーナメントの一回戦(ベスト8)。久保は70kg級の王者・ペトロシアンをトレースしたような戦い方。尾崎は間合いを完全に殺されて、終始試合のペースを握られ続けてしまった。何も出来ずに判定負け。普段ペコペコしているのは演技かよ、とツッコミたくなるような表情で、久保は試合をしてましたね(笑)

<大和哲也 vs 裕樹>
63kg級日本トーナメントの一回戦(ベスト8)。試合開始から非常にオープンな打ち合い。至近距離で両者打ち合っていたんだけど、試合を見ていると、パンチが得意な大和に対して、裕樹が得意なのはローキック。至近距離でのパンチが得意な選手に対して、至近距離でローを放ち続けるなんて自殺行為。結局のところ、裕樹は1R終盤までしかもたなかった。

<久保優太 vs 松本芳道>
63kg級日本トーナメントの二回戦(ベスト4)。ハイキック一発で決まってしまったんだけど、スロー映像を見ると、松本はミドルが来ると思っていたようだった。久保はミドルとハイを途中まで同じ軌道で蹴れるのだろうか。それにしても見事なKO劇だった。

<大和哲也 vs 才賀紀左衛門>
63kg級日本トーナメントの二回戦(ベスト4)。才賀は関西人らしいイケイケの戦い方だが、サイズが小さいため、今後には不安が残る感じ。大和は当て勘が良いという以上に、強引にでも自分の距離へ持って行けることが強さの秘訣か。

<大和哲也 vs 久保優太>
63kg級日本トーナメントの決勝戦。これが近年稀に見る素晴らしい試合。序盤は絶妙に距離を保つ久保のスマートな試合運びに目を奪われる。しかも、得意の左ストレートからダウンまで奪ってしまう完璧な立ち上がり。ただ、試合を決めようと接近戦になったところで、意外な脆さを見せてしまう。距離が詰まるたびに、大和は久保に一発入れるので、時間の経過とともに久保の消耗が目立ち始める。逆に大和は初回のダウンのダメージから回復していたので、3Rでの逆転KO劇は必然だった。そして、このKOシーンがものすごく絵になるフィニッシュでしたね。お互いにパンチが当たってましたから。タフなメンタリティと強烈なパンチを持つ大和と、テクニックと距離感に優れた才能を見せた久保。63kg級を背負っていく未来が見える試合で非常に感動的。こんな興奮をK-1で味わったのは久しぶりだったなあ。
[PR]

by bigflag | 2010-07-07 00:24 | ・格闘技 - 打撃系 | Comments(0)  

K-1 WORLD GP 2010 in 横浜

<アリスター・オーフレイム vs ジャバット・ポトラック>
序盤の打ち合いを見た感じ、ポトラックは決して弱い選手ではない。十分にベスト16クラスの実力はある。ただ、相手が悪かった。もうこれに尽きますね。ごつい両腕で顔をしっかりとガードを固めて、あとは自分のタイミングで強引にパンチ、膝を繰り出すと、あら不思議。相手は倒れちゃってますという状態(笑)。シュルトとの対戦は非常に興味深いが、アリスターはボディがガラ空きなので、シュルトはボディへの前蹴りを多用するんだろうなーとか妄想も楽しい。

<京太郎 vs ピーター・アーツ>
どれほどの価値か未だにハッキリしない、ヘビー級のタイトルマッチ。アーツの激ヤセには驚いたが、体重が軽くなったのに、いつもより動きが悪い。これは減量に無理がありすぎたなと、観戦したひと皆が思っただろうってくらいにアーツは動きにキレがなかった。とはいえ、京太郎は出入りのタイミングやパンチの精度も良く、見事な完勝劇だった。GPでどこまでやってくれるか、今から非常に楽しみ。

<セーム・シュルト vs エロール・ジマーマン>
ジマーマンも善戦していたけれど、身長がそれほど高くないので相当に戦いづらそうだった。まあ、200cmあっても戦いづらいことには変わりないんだけど(笑)、やはり背が高く、リーチが長いにこしたことはない。現状、シュルトと試合になるのは、バダ・ハリとアリスターの二人だけだろう。

<バダ・ハリ vs アレクセイ・イグナショフ>
約4年か5年ぶりにK-1に復帰を果たしたイグナショフだったが、やはり長いブランクが響いている様子で、動きが固く攻撃の手が出ない。バダ・ハリのスパーリングを見せられたような感じだった。イグナショフにはもう一回はチャンスを与えられると思うけど、そこで以前のイグナショフを彷彿させるものを見せることが出来ないようだと、3回目のチャンスはないだろうなあ。
[PR]

by bigflag | 2010-04-07 00:36 | ・格闘技 - 打撃系 | Comments(0)  

亀田興毅 vs ポンサクレック・ウォンジョンカム

「おのれ (安河内事務局長) の首、取ったるからな!」 という恫喝で終わった、ボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチ(笑)。ここ最近の試合と同じように、ガードを固めてカウンターを狙う手堅い試合運びをしようとしていた亀田興毅だったが、残念ながら、その作戦はポンサクレックには全く通用しなかった。

テレビを見ていたひとは、亀田はなぜ攻撃を仕掛けないんだと思っていただろうけれど、待ち一辺倒のカウンターしか武器を持たない亀田興毅の場合、自分の距離を外されると基本的に何もできない。その状況が12R、ほぼフルで続いたのがこの試合。ポンサクレックが上手かったとも言えるが、亀田の攻め手が拙すぎるという方が、どちらかといえば真実に近い。弟の大毅が先の世界戦でたしかな成長を見せたように、兄の興毅も先手を取れるボクシングができるようになるのか。この敗戦を糧にして興毅もまた成長できるのではないかと、僕は思っているのだが・・・ちなみにあのオヤジが成長する可能性はゼロだろう(笑)
[PR]

by bigflag | 2010-03-29 23:16 | ・格闘技 - 打撃系 | Comments(2)  

K-1 WORLD MAX 2010 ~日本代表決定トーナメント~

ある意味、日本人選手にとってフタとなっていた魔裟斗が引退したことで、トーナメント参戦者すべてが皆モチベーション高く戦っており、さらに同じ日本人同士、男の意地と意地がぶつかり合う、非常に熱く面白い試合が続出でした。毎興行、これくらいのアベレージを見せることができれば、巷で囁かれているような K-1 危機説 (優勝した長島・自演乙が危機説を煽ってましたけどw) も吹き飛ばしてくれるんじゃないかと思います。

<龍二 vs 城戸康裕>
前へ前へ出てくる龍二の圧力に手を焼きながらも、城戸も負けずに殴って蹴って応戦する両者バチバチの消耗戦。城戸が魔裟斗ならドローで延長戦へという僅差の内容だったが(笑)、圧力のかけ方でやや印象の良かった龍二が判定勝ち。城戸はパンチも上手くなってきてはいるので、もう少し試合運びにメリハリをつけることが出来れば、再び World Max への参戦権も得られるのではないかと思う。

<長島☆自演乙☆雄一郎 vs 名城裕司>
大会直前に怪我の悪化によるコヒの引退で、急遽組まれたカード。ボクシング王者・名城信男の弟ということらしかったが、見るからに体格差は歴然で、長島にあっさりとKO負け。ダウンを奪った2回とも、きれいな左フックのカウンターだった。

<中島弘貴 vs TATSUJI>
KRUSH という大会上がりのニューカマーである中島のVTRには、魔裟斗が出演するなど主催者サイドの高い期待を伺わせる。試合を見ると、K-1ヘビー級にいたブンブン丸こと藤本みたく、パワー頼みのフックをガンガン放っていく選手のよう。1RはTATSUJIがやや優勢だったが、2Rになって中島が持ち前のパンチ力で半ば強引にダウンを2回奪いTKO勝利。

<日菜太 vs 山本優弥>
山本の試合後のインタビューを読んだら 「冷静に試合をしすぎた」 と言っていたので、非常に驚いた。冷静に試合をして、アレかと。。。冷静な状態であれほど一本調子なリズムでしか戦えないとなると、ちょっとこの先厳しいだろうなあ。昨年、日本代表になったのもやはり運が良かったに過ぎないのだろう。

<長島☆自演乙☆雄一郎 vs 龍二>
ゴング直前の龍二がテレビに映し出されると、一回戦がいかに激闘だったかを物語る疲れた表情をしており、その消耗は明らかだった。一方、一回戦をノーダメージで勝ち上がった長島には生気が満ち溢れており、トーナメントの怖さが対照的な二人の選手から嫌というほど伝わってくる。ゴングと同時に、勢い良く距離を詰めて、一気に試合を決めにいった長島が、二回戦もまた電光石火で試合を終わらせてしまう。一回目のダウンを奪ったのは左アッパーで、今日の長島の左はキレていた。

<中島弘貴 vs 日菜太>
この試合も一回戦の内容が勝敗を分けた試合だったかもしれない。とはいえ、日菜太のような攻撃の動作の大きいミドルキックを得意とする選手相手には、懐に入ってパンチを入れやすいので、二人の相性も大いに関係していたのかもしれない。ただ、二人とも World Max で勝ち残るには、まだまだスピード不足だろう。はっきりいって遅い。

<長島☆自演乙☆雄一郎 vs 中島弘貴>
このカードが決まった瞬間、長島は打たれ弱いから中島のワンパンで負けるだろうなと思ってたんで、長島の優勝には驚きました。正直なところ、長島のガードの甘さはさほど改善していないように見えるんだけど、今大会の長島の勝因は、相手のパンチがよく見えておりカウンターが非常に冴えていたこと、そして、動きがキレていることで左右のステップワークが非常に良かったこと、の2点でしょうね。あと、劣勢になっても精神的な弱さを見せなかったので、メンタルのコントロールもできているように感じました。そういえば、初めてコスプレの入場シーンを早送りせずに見たんですけど、長島の後ろで踊ってる女の子たちは、みんなカワイイですねえ。とても良いと思います(笑)

初出場で準優勝を果たした中島は、動きがもっとシャープになれば、今後も期待できそうだが、問題は良いコーチがついているのかどうか。イキが良い選手なので、その素材を生かして欲しいところ。
[PR]

by bigflag | 2010-03-28 17:47 | ・格闘技 - 打撃系 | Comments(6)  

K-1 WORLD GP 2009 FINAL

<ピーター・アーツ vs グーカン・サキ>
フィジカルの差というのは、いつでも残酷だ。小気味よくパンチやキックをいくら当てたって、一発で全てがひっくり返されてしまう。「これからの課題は体を大きくすること」 というサキのコメントがそのことを物語っている。

<バダ・ハリ vs ルスラン・カラエフ>
この二人の対戦はいつもド突き合いだなー。しかし、バダ・ハリは以前にカラエフが対戦したバダ・ハリとはもはや別人。カラエフに勝ち目なし。そして、バダ・ハリの体格が尋常じゃなくデカくなってきてる。んーと、これはもしかしてオーフレイムの影響でしょうか(笑)

<アリスター・オーフレイム vs エヴェルトン・テイシェイラ>
二人が相対したとき、テイシェイラが防御を固めつつローを適時放っていけば、もしやと思ったが、そんな常識はアリスターに通じなかった(笑)。テイシェイラとの距離を詰めるやいなや、膝の二連打であっさりKOしてしまう。

<セーム・シュルト vs ジェロム・レ・バンナ>
煽りVで引退が強調されていたバンナだが、こんな試合じゃ引退できねえだろ(笑)。武蔵の引退マッチと比べると、なにひとつ情緒のない試合。シュルトは人間の急所を知ってるかのようだ。

<レミー・ボンヤスキー vs エロール・ジマーマン>
ダウンを奪ってから流したのは完全にボンヤスキーのミス。ジマーマンのようなタフな選手に、あの場面で流してしまったら、それはもう相手に回復してくれって言っているようなもの。案の定、その後は一進一退となってしまい、勝ちは拾ったものの消耗が激しく、ただでさえ苦手なシュルト相手に勝ち目はなくなった。
 
<バダ・ハリ vs アリスター・オーフレイム>
オーフレイムと並んでも、バダ・ハリは遜色ない体格。上腕から肩にかけての筋肉は同等。スピードに関して、バダ・ハリに圧倒的に分があることから、よぽっどのミスをしない限り、バダ・ハリが勝つだろうと思えたが、一気に畳み掛けて二度のダウンを奪ってKO勝ち。オーフレイムには是非とも継続参戦して欲しい。

<セーム・シュルト vs レミー・ボンヤスキー>
ダウンを奪ったのは予想外だったが、その後は続かず、以前と同じくコーナーに詰められてからは、何もさせてもらえなかった。

<セーム・シュルト vs バダ・ハリ>
控室での様子を抜かれたときのバダ・ハリは恐ろしく据わった目をしていたので、今日は優勝できるんじゃないかと思っていたが、さすがにシュルトを相手に2連勝は厳しかったか。まあ、オーフレイムを退けたことで、十分に役目は果たしたと思います。しかし、シュルトのフィジカルは圧倒的すぎるよ・・・
[PR]

by bigflag | 2009-12-06 10:06 | ・格闘技 - 打撃系 | Comments(6)  

亀田興毅 vs 内藤大介

WBC世界フライ級タイトルマッチ。世間に亀田幻想のあった2年前なら、もっと盛り上がったかもしれないけれど、いまとなっては時期を逸した感の強い両者の対戦。衰えの見え始めた内藤と、口ほどに強くはないが弱くもない亀田長男、というのが現状の両者に対する格闘技ファンの認識か。

試合を見て思ったのは、両者とも特別な戦略を立てたというよりは、各々がいつものボクシングをやったという印象。亀田興毅が強者と対戦するときは、ガードを固くしてカウンターを狙う手堅い試合運びをするのはもう分かっていることだし、内藤の変則的ながらも運動量豊富な足を使った試合運びも見慣れたもの。両者の差を分けたのは有効打の数。手数こそ少なかったものの、亀田興毅に有効打が多かったのは異論がないのではないかと思う。

思えば、内藤は次男の大毅戦でも、ガードを固めた相手に対して決定的なパンチを当てることはできていなかった。ただ、守ることしかできなかった大毅とは違って、興毅は内藤の打ち終わりにパンチを当てることができた。と同時に、徹底してガードすることもできていた。ポイント狙いの手堅いボクシングだった。最終ラウンドだけは、内藤との打ち合いを演じていたが、短時間とはいえどことなく危なっかしい内容。結局のところ、亀田家のボクサーは皆(三男坊の試合は見たことないが、血は争えないんじゃないか)、KOアーティストとは程遠い、とても不器用な努力型のボクサーだということだろう。

格闘技全体が地盤沈下し続けている状態の中、入場シーンを見ると、それなりにお金がかかっていそうなのは良かった。こういう世界は華やかでないとね。まあ、防衛戦では金魚との試合以外、その口とは裏腹の地味な試合が繰り返されるのではないかと予想するが・・・
[PR]

by bigflag | 2009-11-29 23:21 | ・格闘技 - 打撃系 | Comments(6)  

K-1 WORLD MAX 2009 ファイナル

<シュー・イェン vs 長島☆自演乙☆雄一郎>
煽りVにあったように、長島は今まで以上に練習したのかもしれないけれど、前回の敗戦から何も学習していなかった。ガードを学ぶ前に考え方を変えないと、いくら練習しても、それが徒労に終わってしまう。シュー・イェンはパワーはあるものの、トップレベルに到達するほどの選手ではなさそう。

<佐藤嘉洋 vs 城戸康裕>
名勝負だったことは確か。ただ、あまりにも魔娑斗の指摘通りに試合が進みすぎて。緊張感が削がれた(笑)。しかし、城戸がきれいなパンチを打てるようになっていて驚き。かなり優秀なトレーナーが付いたんだろうなー。ボディを効かせて、城戸の意識を下に持っていったところで、右ストレートでダウンを奪った佐藤も上手かった。

<チョン・ジェヒ vs 渡辺一久>
渡辺の表情のスローモーション映像はウケた(笑)。ま、それはさておき、ボクサー出身とは思えない大振りのパンチを繰り返す渡辺と、基本に忠実なジェヒという構図。的確なローで着実にポイントを奪ったジェヒが判定勝ちしたが、一発でも入ればと思わせた渡辺の戦いっぷりが試合を盛り上げた。しかし、渡辺のパンチはボクサー出身とは思えないほど大振りだよな。

<アルバート・クラウス vs 武田幸三>
膝蹴りを受けて倒れそうになったところで、クラウスの足にしがみついて倒れなかった武田の姿に思わず涙。最後の最後まで武田幸三は武田幸三だった。角田のレフェリングには散々文句を言いたいところだが、それは止めておこう。武田選手は本当にお疲れさまでした。「コウゾウ、タケダ、ニホンデ、イチバン」

<ジョルジオ・ペトロシアン vs 山本優弥>
武田との試合でのクラウスは、ここ数年の中では好調のように見えたので、それに勝ったペトロシアンの実力も分かるというもの。ベスト16クラスの山本では相手にならなかった。あっさり決着してしまったため、この試合では分かりにくかったが、ペトロシアンは相手との距離を読む力、パンチやキックを出すタイミングを読む力が尋常じゃないレベルにある。

<アンディ・サワー vs ブアカーオ・ポー・プラムック>
何度も見たことのある光景がデジャヴ(笑)。延長ラウンドの終盤、ブアカーオはバテて印象は悪かったかもしれないけれど、中盤までは明らかに主導権を握っていたので、通して見ればブアカーオが優勢に見えましたけどね。サワーにリベンジできていない魔娑斗の存在がチラついたんでしょうかね。

<ジョルジオ・ペトロシアン vs アンディ・サワー>
決勝はペトロシアンがサワーを完封。この結果はサワーが無傷に近くても、変わらなかったんじゃないのか。そう思わせる内容だった。ペトロシアンは深い懐を持っている、という自身の特徴を最大限に生かした試合運び。遠距離からも強打を放つことができるので、まず相手から攻撃を受けにくい。その上、ディフェンスも固いので、本当に隙がない。しかも、遠距離だけでなく、中距離、近距離でも戦えるので、対戦相手にとっては非常に厄介。打ち合いが奨励されている?MAXでは、近距離での打ち合いを得意とする選手が大勢を占めているので、かなり異質に写って新鮮。山本戦で骨折してしまったらしいんだけど、大晦日には間に合うんだろうか・・・
[PR]

by bigflag | 2009-10-28 01:22 | ・格闘技 - 打撃系 | Comments(0)