<   2004年 12月 ( 16 )   > この月の画像一覧

 

革命の歌が聞こえてくる ~その3~

J 君になぜ親に軟禁されてしまうことになったのか、理由を聞くと、ありえない答えが返ってきた。

「落ち着きがなかったから」

という一点のみである。多分、J 君のことだから、異常に落ち着きがなかったんだろう。
(授業中でも、その落ち着きの無さ、というよりも集中力の欠如は見て取れる)
あまりに落ち着きのない息子を何とか落ち着かせようとして、軟禁に至ったんだとか。
これは、J 君が小学校の低学年の頃の話である。それにしてもあんまりだ。酷い話だよ。
「落ち着き」という目的地に辿り着かせるために、出発地を「軟禁」に設定することの異常さ。
息子を異常とするならば、親はそれ以上に異常である。その親あって、その子あり、という典型だ。
それも負の意味での・・・

さすがにそんな親の舵取りを見かねた J 君の祖父母は、「夏休みの間、孫を預かりたい」と申し出た。
この一言で J 君は助かったんだ。この一声がなければ、J 君は危なかったんだ。その一ヶ月で、
J 君は人並みより“少し?ばかり”落ち着きの無い子供として、両親の元へと帰って行ったそうな。

Lee "Scratch" Perry 「Revolution Dub」
[PR]

by bigflag | 2004-12-29 23:23 | ・学習塾 | Comments(2)  

M-1グランプリ 2004

アンタッチャブルの貫禄勝ちって感じだったな~
もう今は何やっても言ってもウケるって感じの雰囲気がある。

笑い飯は去年と比べると・・・って、審査員はみんな思っただろうな~
指のネタはM-1優勝を目指すんであれば、やる舞台を間違ってるよね。
本人たちも、それ分かってやってそうだけど。2本目見たかった。

南海キャンディーズは「火を怖がるサイ」で、しずちゃんのキャラが茶の間に一気に
受け入れられた感があった。キワモノを生かす、という意味では一番前に出たんじゃないか。
キワモノっつうのは、しずちゃんも勿論そうだが、山里もだ。

今回一番の驚きは、POISON GIRL BAND。ネタを見たのは初めてだったんだけど、
野球帽をネタにあれだけのことが出来るなんて! これから期待してます。

個人的なベスト3は、アンタッチャブル、南海キャンディーズ、POISON GIRL BANDの3組でした。

敗者復活で面白かったのは、タイムマシーン3号(弁当売り)、磁石(床屋)、麒麟(癒し)、
はだか電球(平安時代の鬼ごっこ)、オリエンタルラジオ(武勇伝)、サバンナ(コンビ解散後の話)。

<審査結果>
       中田  石井  小朝  洋七  大竹  南原  西川   合計  順位
千鳥     93   82   82   78   81   83   83    582   9
タカトシ   95   90   85   91   82   86   86    615   4タイ
東京D    89   86   87   83   76   80   82    583   8
トータル   88   88   84   84   79   84   80    587   7
南海     94   95   90   92   86   92   90    639   2
ポイズン  90   89   88   81   83   85   87    603   6
笑い飯   95   89   85   91   82   89   84    615   4タイ
チャブ    97   96   95   97   95   96   97    673   1
麒麟     96   92   88   92   89   88   89    634   3
[PR]

by bigflag | 2004-12-26 21:34 | ・お笑い | Comments(4)  

M-1決勝まで、あと少し。

2回目のM-1で優勝したコンビが「ますだおかだ」だったことを今年の番宣で、そういえば・・・と、
思い出したんだけど(だって「ますだおかだ」つまんねーし。あっ中川家もあんまり面白いと思った
ことないけど・・・)、もう一つのことを思い出した。「ますだおかだ」優勝翌日の本屋での出来事だ。

高校生ふたり組が、昨日のM-1について立ち読みしながら、「ますだおかだ」のことを
あーだこーだと言い合っていた。ひとりは「当然だ!」と、もうひとりは「なんでだ?」という風に。

話を盗み聞きしていると、!の方は「スキルが別格」や「うまい」という言葉を連発していた。
?の方は控えめな性格らしく、結局!の勢いに寄り切られて、「ますだおかだ」優勝は妥当、
という結論を出されて、しぶしぶ納得していたんだな。

今年、決勝に残った8組は見たことのない芸人が多いので、今から楽しみだな~
ただ、残念なことに松っちゃんは、今年、審査員しないみたいですね。なんでなんだろうか。
今年の優勝者の価値が問われなければいいんだけれど。紳助もいねーし。

今はスカイAでやってる敗者復活戦を見ています。
[PR]

by bigflag | 2004-12-26 14:42 | ・お笑い | Comments(2)  

革命の歌が聞こえてくる ~その2~

文武両道の対義語を文武無道とでもするならば、 J 君はまさに文武無道を突き進む男である。
なんせ全教科、英国数社理体美、ぜ~んぶが「J (最低評価)」という成績だからだ。

J 君の見た目は「もやしっ子」と言えば、ある程度の想像がつくだろうか。
それも生粋のもやしっ子なんだ。本当に弱そうである。中一の男子生徒ふたりにも
「喧嘩になれば、絶対に勝てる」と口を揃えて言われている。

そんな J 君のことを友人は心配していた。もしかしたら、J 君は何かの病気持ちではないのか、と。
そこまで何も出来ないんだから、受け持っている方はどうしても不安になる。
これは、もうしょうがない。

だから失礼を承知で、友人は J 君に聞いてみたんだ。
昔、何か大病でも患ったことあるのか?と。
そんなことを生徒に聞いてしまう友人も友人なら、それに答える方も答える方だった。

「僕、昔なあ、ひとつの部屋にずぅーっと閉じ込められてたことがあるねん。」

The Beatles (The White Album)
[PR]

by bigflag | 2004-12-20 01:34 | ・学習塾 | Comments(0)  

デッド・ゾーン / The Dead Zone ('83 カナダ)

監督 : デヴィッド・クローネンバーグ
原作 : スティーヴン・キング
出演 : クリストファー・ウォーケン (ジョニー)、 ブルック・アダムス(サラ)
     マーティン・シーン(上院議員候補グレッグ・スティルソン)

自動車事故の後、事故の後遺症?のために、予知能力を得た男の物語。

よほど能天気な話でもない限り、超能力を得た人間は、その能力ゆえに孤独を強いられることになる。
まして、この映画の主人公のように、その能力が世間に知られてしまっているようだと、
それは尚のことである。

悲壮感さえ漂う主人公の孤独を演出することに一役買っているのが、冬という季節と雪。
さらに主人公を演じるクリストファー・ウォーケンの青白いルックスもハマリ役。
事故前/事故後で髪型は象徴的に変えられている。事故前は前髪を下ろしていて
坊ちゃん風なんだけど、事故後は雑にかき上げられただけになっている。
これは主人公が諦念に支配されてしまったことを象徴する一つの表出だろう。

元恋人との一夜の契り、少年の救出などを経て、諦念に打ち勝ち、「運命を変える意志」を
獲得したジョニーは、自らの身をテロリストに落としてまで、核戦争に導く運命を持つ
スティルソンの殺害を決意する。ただ、その決意の裏には、能力の獲得とともに、死に向かって
加速を続ける肉体の衰弱がある。それは「変えようのない運命」を知ってしまった絶望である。
また、それが「運命を変える意志」を揺るぎなく強化させる。そして、その意志の遂行が、
絶望からの解放になったかといえば、決してそうは言い切れない。結末はとても悲しい。

難を言うなら、いくつかあるエピソードがいまひとつ積み重ねになってないことか。

デッドゾーン デラックス版
デッド・ゾーン(原作)
[PR]

by bigflag | 2004-12-19 19:25 | ・映画 - アメリカ | Comments(4)  

ダンス・オブ・ダスト / Dance Of Dust ('98 イラン)

監督 : アボルファズル・ジャリリ
出演 : マームード・ホスラヴィ (少年イリア)、 リムア・ラーヒ (少女リムア)

イランの文化について知識のない人が見ても、設定されている状況を全く理解できない映画だと思う。
俺もそんな一人なんですが。日本語字幕もないし。

風の強い砂漠にある村での少年と少女の淡い恋を描いた物語。少年は日干し煉瓦を作る仕事に
就いている。少年の住む村には、煉瓦を作る時期になると、季節労働者がやって来る。
少女は、その季節労働者の家族の一員、という設定。

こうしたことを踏まえておかないと、分からないことが多い。例えば、雨が降ると、
少女が悲しみに声をあげるシーンがある。雨が降る季節になると、季節労働者たちは、
次の場所へと移って行かなければならない。つまり、その雨は少女にとって、
少年との別れを意味する。(分かんねーよ・・・)

そういった舞台を理解できていなくとも、少年から少女への贈り物や大声の掛け合いなどで
表現された二人の恋心を、この映画を観た人間に理解させる力は十分にある。

『ダンスオブダストは愛の木霊です。心に残るのは、ただ一つその切ない愛の思い出だけです』
というアボルファズル・ジャリリ監督の言葉は、決して嘘ではない。

イラン地図
[PR]

by bigflag | 2004-12-18 20:52 | ・映画 - アジア / ブラジル | Comments(0)  

キリン・チャレンジカップ 日本 vs ドイツ

見事な完敗でしたね~ 最後の方は、TV画面を遠い目で、ぼんやりと眺めていたような気がします。

普段、ドイツでやっている高原には、多少期待していたんだけど、さっぱりダメだった。
全くボールをキープできなかったし、トラップも不正確だし(これらの課題、ずっと解決しないよね)
この試合だけ見ると、よくレギュラーで使ってもらえてんなぁ、としか思えない。
鈴木もダメだったけど。

良かったというか、普通にプレーできていたのは、小笠原に玉田、それに加地(攻撃のみ)くらいか。
小笠原が代表で良いプレーしたの久しぶりに見たな~ 相手をいなす、シュートに繋がるプレーを
出来ていたし。やっぱポテンシャルはあるんだよ。でも、こんだけ試合ごとに波があると、
レギュラーで使いようがないか。稲本は完全に消えてたな・・・

ドイツは良いサッカーしてた。ピッチを広く使い、ボールを早く動かし、人が適切に動く、と。
当たり前のことなんだけど、プレッシャーがある中では、なかなか出来ない。ドイツの攻撃は、
バラックを中心として、常に何人かが、前線の空いているスペース目掛けて進入していた。
こういう「前へ」という意志を、日本にも持ってもらいたい。

あっ、大久保は点に絡んでいましたね、「失点に」ですけれど・・・
「得点に」絡むのはマジョルカで、と期待するしかない。
[PR]

by bigflag | 2004-12-18 16:08 | ・サッカー / 日本代表 | Comments(0)  

これからみんなで メチャクチャ(揃って)踊って 騒ごう騒ごう

小学校の時間割には、何も授業内容が決められていない時間があったと思う。
(水曜日の午後一とかその辺りに) 例えば、映画を見たり、課外授業をしたりとか、
そんな時間が設けられていた。普段の授業では出来ないことをしようってことで。

友人がK君(中3)と小学校時代の思い出について話していると・・・

「そういえば、俺ら “ダンレボ” で踊らされてました。クラス全員で。<みんなで揃えてッ!>
とか担任が必死で言うてましたよ。次の年、その学校からいなくなりましたけど、そいつ。」

Dance Dance Revolution
Missy Elliott 「Get Ur Freak On」
[PR]

by bigflag | 2004-12-14 23:16 | ・学習塾 | Comments(0)  

第25回 トヨタカップ / ポルト vs オンセ・カルダス

最後のトヨタカップということで、試合前はちょっと感傷的になったりもしたけれど、
試合内容は寂しいもんだったな~ 最後なのに・・・いや、最後だからか。
トヨタカップは、もう役割を終えてしまっていたんだろな。ここ数年の内容の低下を考えれば。

印象に残ったのは、オンセ・カルダスの10番、ファブロ。プレースタイルがリケルメに
すごく似ていた。相手を背負った時のキープの仕方なんかは特に。ボカに所属していたと
いうのも頷けた。あとはGKのエナオか、解説うるせーし。

ポルトだと、交代で入ったGKのヌノ。PKでキッカーに与えたプレッシャー皆無じゃねーのか。
全然、ボールに反応できてなかったもんな~ あんなキーパー見たの久しぶりだw 
あとはPK戦で退場になったジエゴ。PK戦での退場は初めて見たかも。

トヨタカップを呼んだ男たち by 宇都宮徹壱
[PR]

by bigflag | 2004-12-13 01:03 | ・サッカー / クラブチーム | Comments(0)  

ホテル・ニューハンプシャー / The Hotel New Hampshire ('84 米)

監督 : トニー・リチャードソン
原作 : ジョン・アービング
出演 : ジョディ・フォスター (フラニー)、 ロブ・ロウ (ジョン)
     ナスターシャ・キンスキー (スージー)、 マシュー・モディン (ダブ/エルンスト)
     アマンダ・プラマー(ミスキャリッジ) 、 ボー・ブリッジス (父)

ホテルを経営するある一家に次々と禍福が襲ってくる、というストーリー。

その一家は、長男はゲイ、次男(ロブ・ロウ)は長女(ジョディ。フォスター)に恋焦がれていて、
次女は小人症、三男は難聴、飼っている犬は屁が止まらないw、と皆が皆、何かしらの
問題を抱え込んでいる。

話が進むと、長女はレイプされるし、祖父は心筋梗塞で、母親と三男は飛行機事故で
死んでしまうし、ホテルの経営はうまくいかないし、ウィーンでテロに巻き込まれるわ(父が失明)、
次女はベストセラー作家になるも自殺、と極端な禍福、っつっても、ほとんど禍の方が家族に
振りかかってくるんだけど。

そんだけの不幸に見舞われるにも関わらず、一家は決して不幸に支配されることはない。
それは「開いた窓は見過ごせ」という一家の教訓によるところが大きいんだろう。
この「開いた窓」とは、「窓から飛び降りない、つまり生き続ける」との説明が劇中である。
が、「窓」からは、不幸だけでなく、幸が舞い込んでくる時もありそうだけど、そこはどうなんだろう?

そんな生きていく上で、どうしても避けることができない理不尽さ(*)の強要に耐えられない者は、
世間から認められないばかりか、自分の存在を認めることさえ出来ない。熊の着ぐるみを
着ることでしか生き続けることが出来なくなってしまっているスージー(ナスターシャ・キンスキー)
という人物を登場させて、そういった人間を上手く描き出している。

*ここで描かれる理不尽さ/不幸は、かなり極端ではあるものの

スージーは「開いた窓は見過ごせ」という教訓を持つ一家と接していくことで、
熊の着ぐるみを脱げるようになる。それは、つまり意志(生き続けるという)の獲得である。
そして、生きていく強さの獲得を手助けしてくれる伴侶も、スージーは同時に獲得し、
物語はそこで終わる。

序盤に本物の熊(一家のペット)が殺されてしまうシーンがあるけれど、
あれが、この一家に重いカルマを背負わせる契機となってんだな。
んで、最後に熊だった人間を家へ迎え入れることで、また一家の元に調和が戻る。

この映画はジョディ・フォスターを初め、女優さんたちがとても輝いていたけれど、やっぱ
ナスターシャ・キンスキーだよ。とても綺麗です。やさぐれ感のある美しさが素晴らしい。
  ホテル・ニューハンプシャー / 小説 「ホテル・ニューハンプシャー」
[PR]

by bigflag | 2004-12-12 17:56 | ・映画 - アメリカ | Comments(0)