<   2005年 05月 ( 24 )   > この月の画像一覧

 

スモーク / Smoke ('95 アメリカ/日本)

監督 : ウェイン・ワン
原作 : ポール・オースター
出演 : ハーヴェイ・カイテル (オーギー)、 ウィリアム・ハート (ポール@作家)、
     フォレスト・ウィテカー (サイラス)、 ハロルド・ペリノー・ジュニア (ラシード/トーマス)

NYの下町ブルックリンが舞台。タバコ屋の店主オーギー、休筆中の作家ポール、
父親を探す黒人青年。この3人を軸に、タバコ屋に集まる人間を描く群像ドラマ。

ポール以外の登場人物が嘘ばっかりついていて(まあ虚実交えてという程度ですけど)、その嘘が人と人を繋ぐ道具立てになっている。エピソードひとつひとつはタバコの煙のようにすぐに消えてしまいそうな(陳腐だなあ、この映画でこの例えは)、どうということはないものばかりですが、味わい深さもあります。味わい深そうな雰囲気を持つ映画と言った方が正確かもしれませんが。雰囲気が良いんです。このタバコ屋があったら、ちょっと寄ってみよう、と思わせるような。ハーヴェイ・カイテルの演技、というか語り口がとても素敵だ。あの語り口で十分なのに最後にわざわざ映像化したのは蛇足な気もしましたが。あとは、ヌケサクなタバコ屋店員が良いボケ役だった。オーギーとの会話のやり取りも勿論なんだけど、ラシードと並んで、掃き掃除してる場面とか好きだなあ。
[PR]

by bigflag | 2005-05-30 02:15 | ・映画 - アメリカ | Comments(7)  

宮廷料理人ヴァテール / Vatel ('00 フランス/イギリス)

監督 : ローランド・ジョフィ
出演 : ジェラール・ドパルデュー (フランソワ・ヴァテール)、 ティム・ロス (ローザン侯爵)、
     ユマ・サーマン (アンヌ・ド・モントージエ)、 ジュリアン・サンズ (ルイ14世)、
     ジュリアン・グラヴァー (コンデ大公)

舞台は17世紀、国王ルイ14世が隆盛を極めるフランス。コンデ大公は内乱でルイ14世を
裏切ったため、王の信頼を取り戻そうと莫大な借金を抱えながらも3日3晩の目も眩む大饗宴を
催す。そして、その大饗宴を仕切ったのがフランソワ・ヴァテールである。

 ヴァテール本人とヴァテールの作る料理がどう凄いのかは、
 あんまり描かれていない。描かれていない、というか、描けて
 いないんでしょうけどw 時代考証が合ってるか、合ってない
 のかは、知識がないため全く分かりませんが、セットや衣装は
 凄かった。あとティム・ロスのヅラの似合わなさが笑えるw

 ちょっと寝ぼけ眼のユマ・サーマンに溜息。
[PR]

by bigflag | 2005-05-28 17:51 | ・映画 - ヨーロッパ | Comments(0)  

キリンカップ 日本 vs UAE

残念なことにペルー戦と同じくカウンターからの失点と決定力不足で負けてしまいました。
しかし収穫もあった。小野の加入でポゼッションが各段に良くなった。けれど、これを収穫と
言っていいのか。かなり躊躇いがある。だって、小野が入ったらボール回りが良くなることなんて
代表をずっと見ている人なら、誰だって知ってることじゃないか・・・

失点のシーンですが、前回と同じようにまたも坪井が相手FWに振り切られての失点だった。
坪井にも責任はある。しかし、その直前の相手FWがポストプレーをした時の田中のチェックの
遅さ、弱々しさは何だ。あれは酷い。相手がボールを味方に落とした後に、コツンと足をつついて
いただけじゃないか。福西なんて突っ立ってるだけだったし、勝つ気が本当にあるのかよ。

と選手に怒りをぶつけたくもなるが、もともとスイーパー的資質の高い田中をストッパー能力が
必要な位置で起用しているジーコに原因がある。もっと言えば、監督初心者のジーコを起用した
川淵に原因がある。そのくせこの態度は何だ。本当に日本を強くする気があるのかよ。
ジーコは中田をスタメンで起用するつもりだが、ポジションが決まらないとボヤいている。
そんな監督で大丈夫なのか。そこに不安や怒りは沸いてこないのか。

とにかくカウンター対策が必要だ。相手と対峙した時に下がるしか選択肢を持たない選手を下げ、
フォアチェック能力の高いDFとバイタルエリアをケア出来るボランチを使わなければならない。
バイタル・エリアがガラ空きになってるぞ。特にポゼッション・サッカーを志向するなら尚のことだ。
松田を呼び戻せ。新たに今野を呼ぶのも一つの手だ。ボールが来たら、それをゴールに入れる
能力の高い選手が必要だ。大久保を呼び戻せ。中央にただどっかりと居座るトップ下の選手を
使うべきではない。もっと前へ飛び出す意志を持った選手が必要だ。稲本をスタメンで起用せよ。
海外で揉まれて、着実に結果を出している松井を見たくはないのか。俺は見たい。
[PR]

by bigflag | 2005-05-28 17:08 | ・サッカー / 日本代表 | Comments(0)  

CL決勝 リバプール vs ACミラン

今、思い出しても凄い展開の試合でした。
3点も先制したチームが、たった15分間で同点にされていしまうのだから。

前半、ミランはリバプールのプレスが緩さから、ピルロやカカを中心としてスペースに飛び出す
シェフチェンコとクレスポに何度もボールを供給することができ、かつ決定機をことごとくゴールに
繋げていた。特にカカは素晴らしい出来だった。もう前半で試合が終わった、と思っていたら・・・

名将ベニテスが、後半にハマンを投入。すると、前半ガラ空きだったバイタル・エリアを
キッチリとケアしながらも、前からプレスをかけれる時には、ガツッと激しくプレスに行くなどして、
ミランに余計なスペースを与えなくなった。

あの3点を取った時間は、ミラン監督のアンチェロッティが言うように、確かに「クレイジーな時間」
だったのかもしれない。しかし試合前から伏線もあった。特にセリエでの試合を見ていると、
ユベントス戦を始めとして、クロスを上げられた時にドフリーの選手を作ってしまう時間帯が
何度もあった。2点目はスミチェルのスーパーなミドルシュートを決められる。これはもう、
どうしようもない。3点目はジェラードのダイナミックな動きに誰も付いていけなかった。
2点返された動揺もあったと思う。それにこの時間帯は、ミランDFと中盤の間にスペースが
出来ていて、誰もそのスペースを埋められていなかった。ガットゥーゾはスミチェルやジェラードに
気を取られていたし、ピルロは中途半端な位置取りだったし、セードルフは前にしか意識が
行っていなかった。こういう時はCBがフォアチェックしに行くしかないんだけど、リバプールの
攻撃の圧力からラインを上げることが出来なかった。ま、後半に訪れたほぼ全てのチャンスを
モノにしたリバプールがクレイジーだったことに変わりはない。

延長は途中投入されたトマソン、セルジーニョを中心にミランが一方的に攻めたて、
何度か決定的なチャンスを迎えるが、結局それらのチャンスはゴールに結びつかなかった。
そして、PK戦はデュデクの不思議な踊りが功を奏してw、リバプールが勝利を収めた。(エピソード
  その動き全てが体格以上に大きく、また素晴らしい。
[PR]

by bigflag | 2005-05-28 16:17 | ・サッカー / クラブチーム | Comments(0)  

Rei Harakami 「Red Curb」 ('01)

97年にケン・イシイの推薦でデビューしたというレイ・ハラカミの3rd アルバム。1st、2nd も良いんだけど、この3rd が一番好きだ。何といっても、音の枯れ具合が素晴らしい。達人の描く水墨画のようだ。空白さえも音を奏でている。シンセ音が鳴るタイミング、フェイドアウトしていくタイミングが抜群。達人の域に達した間の取り方だ。音の重ね方も独特のものがあり、美しい断層を見ているような気分になる。水音を想起させる電子音、たおやかなギターのアルペジオなど音の層が現れては消え、現れては消えていき、聴者の感情のもつれを解きほぐしていく。複雑に重ねられている電子音は、その複雑さを感じさせない。電子音ひと粒ひと粒が艶やかに鳴り響いている。それは、とてもポップであるということ。

あと、レイ・ハラカミの作る曲は、その曲の節々にユーモラスな表情を見せてくれるんだけど、これこそがロバート・ワイアットから受けた影響の表出だと思います。このアルバムが発売された2001年は、購入してから本当に毎日聞いてた。とても心身に優しいエレクトロニック・ミュージック。赤ん坊に聞かせても、多分問題ない。また、一昨日、4年振りとなる新作 「Lust」 が発売。まだ購入してないけど、期待大。(試聴
[PR]

by bigflag | 2005-05-27 19:46 | ・Club Music | Comments(2)  

えっ!? あややか! これが、あややの魅力なのか! そうなのか!!

富野由悠季の週刊プレイボーイでのインタビューからの抜粋です。劇場版Zガンダムを語っていたのが、いつの間にか「あやや」の話に。昨日、立ち読みしていて思わず失禁しそうになりましたw こちらで要約してくれています。必読!
[PR]

by bigflag | 2005-05-25 18:53 | ・徒然記 | Comments(0)  

キリンカップ 日本 vs ペルー

点が入らねえ、つーか入りそうもない試合を見ると辛くなる。サイドが詰まり気味になった時の
フォローが相変わらず少ないし、流れの中でのゴールの型がチーム発足以降、一向に見えない。
見ていて、なんだか暗くなる。ジーコ・ジャパンの攻撃の型って、中村のセットプレーだけだよな・・・

三浦を左に置くと、中に切れ込んでばっかで使いもんにならないけど、右に置くと、
縦にも中にも行くようだしw、右に置いた方が、もっと言うと加地から三浦に変えた方が、
良いんじゃないのか、と思いました。でもさー、終了間際のロングスロー、あれはねーだろ。
流れの中でクロス入れても散々はね返されてたやん。スローインの時なんて、
もっと中カチカチやん。はね返される確率もっと高いやん。点欲しかったのは分かるけど、
冷静になってくれねえとなあ・・・

あと稲本も良かった。とにかく常時スタメンにで出場できるチームに移籍して下さい。
[PR]

by bigflag | 2005-05-22 23:09 | ・サッカー / 日本代表 | Comments(2)  

オー・ブラザー! / Oh Brother! ('00 アメリカ)

監督 : ジョエル・コーエン
脚本 : ジョエル&イーサン・コーエン
音楽 : ティー・ボーン・バーネット
出演 : ジョージ・クルーニー (エベレット)、 ティム・ブレイク・ネルソン (デルマー)、
     ジョン・タトゥーロ (ピート)、 クリス・トーマス・キング (トミー・ジョンソン@黒人ギタリスト)、
     ホリー・ハンター (ペニー@エベレットの元妻)、 ジョン・グッドマン (聖書のセールスマン)

囚人エベレットが同じ鎖に繋がれた2人の囚人を誘い、かつて自らが隠して置いたという120万ドルを取るために脱獄する。1930年代のアメリカはミシシッピー州が舞台のロードムービー。

「おマヌケ」な3人組を使って、権力争いの「マヌケさ」を軽妙に炙り出してます。エピソードごとの繋ぎがかなり強引なのもワザとやってるんでしょうか。その辺は分からないですが、いちいち出てくる髪ネタとジョン・グッドマンが出てくるエピソードが好き。色々と散りばめられた小ネタが楽しい映画です。

 ホメロスの叙事詩「オデュッセイア」が原作なんだそうですが、それがどんな内容か知らなくても、問題ないです。ちなみに主人公のフルネームは、ユリシーズ・エベレット・マックギル。女房がもう少し魅力的だったら、なお良かったんだけどな~
[PR]

by bigflag | 2005-05-22 22:26 | ・映画 - アメリカ | Comments(0)  

『MASTERキートン』,他人の横槍で絶版中

「YAWARA」 とか 「パイナップル・アーミー」 が絶版になってないのに、キートンだけが絶版状態になってんのは変だなあ、と思っていたら、こういうつまんねえ事情があったんですね。出版元の小学館には、もっとしっかりとしてもらいたいもんです。

っつうか、勝鹿北星お亡くなり? えっ? 「イリヤッド ~入矢堂見聞録~」 の原作書いてる東周斎雅楽って、勝鹿北星と同一人物じゃなかったのかよ・・・調べたら、2004年12月7日に癌のためお亡くなりになっていたようだ。ご冥福をお祈りします。あと、東周斎雅楽は 「プルートゥ」 の原作者で知られる長崎尚志のペンネームらしいですね。長崎尚志はキートンにも関わっていたようなので、納得しました。"山の老人" なるオカルトの扱い方が絶妙!  
[PR]

by bigflag | 2005-05-22 14:05 | ・マンガ | Comments(2)  

69 Sixty Nine ('04 日本)

監督 : 李相日<リ・サンイル>
脚本 : 宮藤官九郎
出演 : 妻夫木聡 (ケン)、 安藤政信 (アダマ)、 金井勇太 (イワセ)、 星野源 (指紋のナカ中村)、
     太田莉菜 (松井和子)、 井川遥 (アルファロメオの女)、 水川あさみ (長山ミエ)

村上龍の自伝的小説を映画化。楽しい青春映画でした。しかし、クドカン脚本はドラマと比べて、映画とは相性があまり良くないんですかね。「GO」 も 「ピンポン」 もそうだったんだけど、盛り上がるはずの場面で、いまひとつ盛り上がり切らねえなあ、という印象が残る。そんでクドカン脚本だと、監督が誰であっても、割と似たような映像になる。これは何でなんだろう。いつも不思議に思う。あと、井川遥と柴田恭平がカッコよかった。
  ハーフなんだってね、太田莉菜さんは。
[PR]

by bigflag | 2005-05-21 21:22 | ・映画 - 日本 | Comments(2)