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K-1 REVENGE 2006

良い試合だなーと思ったのは、珍しく武蔵の試合w。谷川がグラウベを評して武蔵からダウンを取るのは凄いと言ってたけど、武蔵は純粋なディフェンス技術(ガードとか目とか)が上手いわけじゃないんだよなー。距離を潰したり、置いたりすることに力点を置いて戦っているだけで。まあ、これもディフェンスが上手いと言っちゃそうなのかもしれないけど。。。

で、今回の試合では、グラウベのパンチへのガード技術が比較的甘いことを見越して、打ち合う作戦を立てていた。が、武蔵は至近距離での打ち合いは苦手で、打ち合いの中でのガードは決して上手いとは言えないし(一番の課題は集中力が持たないこと)、何よりも打たれ弱い。勝つということだけを考えれば作戦ミス。でも、今回の武蔵の戦いっぷりは評価したい。(本当に珍しく) 面白いと感じたんだから。ただ、次戦は今回の敗戦を教訓にしてw、いつもの武蔵流になる確率99%でしょう。

レミーはしばらく離婚ネタを引っ張れそうな(笑)試合っぷりで、出来はもうひとつ。今回の目玉のひとり、ボビーはHERO’S行きが決定した感じだけど、初戦は誰とやるんかな。HERO’Sで100kgぐらいって誰がいるのか全然印象にないから分かんない。やっぱ、昨日はボビーよりヨコヅナだよな。最近の曙は試合に負けるたびに悲壮感が薄れていって (K-1出場への最後通告をされても何処吹く風!!!)、何か今までにない格闘家像を築いているような気がするw。
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by bigflag | 2006-07-31 23:16 | ・格闘技 - 打撃系 | Comments(0)  

細野晴臣 「泰安洋行」 ('76)

エキゾチック三部作のニ作目。今作のコンセプトは、チャンプルー(ごちゃ混ぜ)+ファンキーで 「チャンキー・ミュージック」。世界各地のファンキー・ミュージックを混ぜ合わせて作られた無国籍音楽。前作 「トロピカル・ダンディー」 は煮込み始めだったのか、グッツグツと長い時間をかけて煮込まれた今作はかなり濃いめの仕上り。

リズム面では、ニュー・オーリンズ色 (ファンクやジャズ) がさらに強まり、そこに沖縄民謡のメロディやコーラスが絶妙に折衷されている。スティール・パンやマリンバ、銅鑼、三味線といった異国情緒あふれる楽器も前作より増え、さらに鳥や動物の鳴き声まで聞こえてくるわで、前作よりも確実に怪奇さとインチキ度数はアップしており、細野流チャンキー・ミュージックは一つの頂点を迎えている。オリエンタリズムの反転が生んだ名盤で、気分にもよるけど三部作の中では一番好きな作品。(試聴
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by bigflag | 2006-07-31 00:56 | ・Exotic / Ethnic | Comments(0)  

細野晴臣 「トロピカル・ダンディー」 ('75)

エキゾチック三部作の一作目。こんな楽しいアルバムを言葉で説明するのは何だかヤボな気もするが、細野さん自身がこのアルバムのコンセプトについてライナーで語っているので、まずはそれを抜粋して紹介したい。

「僕の好きな港は上海、香港、横浜、ニューオリンズ。船の経路は上海から東京では駄目で、上海からフランス、スペインを通って、西インド諸島に運ばれ、それがニューオリンズ港に陸上げされ、そこで初めて東京に持って来る。シルクロードの通る大陸の香り、パリの粋な優雅さ、スペインの情熱、アフリカのエネルギー、カリブの潮の香り、それが何でも包みこんでしまうアメリカ大陸へ渡り、アメリカのニオイが最後の香辛料として仕上げている。僕はこれにもう一度太平洋を渡ってきてもらって、しょう油の味をひと滴たらしてみたい。これを “ソイソース・ミュージック” と名付けてしまった」

ハワイのエキゾ音楽家であるマーティン・デニー、彼の音楽に見る“いかにも”という西洋的オリエンタリズムを東洋人が真似る、という少々ブラックな諧謔が三部作の基本コンセプト。コンセプト倒れに終わりかねないこの挑戦が、少しも嫌味でなく旨みのある音楽に仕上がっているは、細野さんの音楽への深い造詣、そして、トボけたキャラクターがそのまま音に反映しているからでしょう。

「トロピカル・ダンディー」 に収められた曲は一作目ということもあってか、まだ煮込み始めという印象だが、「ハリケーン・ドロシー」 や 「北京ダック(テンポの速いシングル版も良い)」 など何とも言えない愛嬌のある曲が多く、後のニ作に比べるとポップで一番かわいげのある作品。音も良いけど、細野さんの優しくて野太い声も好きだなあ。夏の楽しき音楽旅行!!!(試聴
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by bigflag | 2006-07-27 23:18 | ・Exotic / Ethnic | Comments(2)  

DJ 光光光 「Planetary Natural Love Gas Webbin’199999」 ('99)

ボアダムスの山塚アイの変名プロジェクト?DJ 光光光(ピカピカピカ) による奇想天外なミックスCD。テクノ、ハウス、ガバ、サイケデリック・トランス、ディスコ、ヒップホップ、ロック、インド・ポップス、ガムランやケチャといったバリ民族音楽、ケルト音楽、オーストラリア先住民アボリジニのディジュリドゥ、アフロ・パーカッション、自然音・・・etc・・・挙げればキリがないほどに多彩な音源を使用しており、山塚アイの1999年当時の生活全てを投影したかのような作品で、ダイナミズムに溢れたミックスとなっている。

ここで聞ける真にボーダーレスでジャンルレスなミックスは、支離が滅裂しているようでいて、整合性があるようにも聞こえる、凡人では表現しようのない音楽の魔境。何より素晴らしいのは、ハッタリで作られたものではないということ。一つ一つの音源に対するアイが選考基準? 奇天烈ではあるけれど、レイヴ・カルチャー通過後に生まれるべくして生まれた、ある意味で非常に真っ当なミックスCDとも言える。これも夏に聞きたくなるアルバムのひとつ。
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by bigflag | 2006-07-25 23:49 | ・Mix CD | Comments(2)  

Ino Hidefumi 「Satisfaction」 ('06)

日本人ピアニスト、猪野秀史のデビュー・アルバム。全12曲中11曲(!)でフェンダーローズを使用しており、他はベースとドラムだけというシンプルな構成。収録された以下のカバー曲を見れば、おのずとアルバムの雰囲気は伝わるはず。(オフィシャルHP2006年の音楽ベスト

M1 & 7 Yusef Lateef 「Love Theme From Spartacus」
M4 Michael Jackson 「Billie Jean」
M6 Maria Muldaur 「Midnight At The Oasis」
M10 Grover Washington Jr. 「Just The Two Of Us」
M11 渡辺はま子 「蘇州夜曲」 (映画 「支那の夜」('40) の挿入歌)
M12 Jackson 5 「Never Can Say Goodbye」

カバー曲の多さやフェンダーローズの音色が郷愁を誘うアルバムではあるけれど、クラブ・ミュージック通過後を感じさせるず太くうねるベースラインやブレイクビーツ的なドラムは間違いなく今を感じさせるものだ。熱帯夜のようなけだるさや体温を下げてくれる清涼感がたっぷりと詰まった、今夏を彩るメロウ・マッドネスな一枚。(試聴
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by bigflag | 2006-07-23 23:07 | ・Cross Over / Fusion | Comments(4)  

代表チームからみたサッカー文化の違い

日本代表チーム・トレーナーの早川直樹氏を囲んでのディスカッション(2004年12月22日)
サロン2002

ジーコのトレーニングに語るべきものがないのか、印象に残らないようなトレーニングが多いのか、話のほとんどがトルシエ時代のこと。トルシエという人間から日本人が受けたカルチャー・ショックって、やっぱり大きかったんだろうな。川淵みたいに酷いアレルギーを起こしちゃった人までいるわけでw。もちろんパーソナリティの話だけでなく、トレーニングや戦術もそう。ジーコはオーソドックスなんでしょうね、多分。この4年間の代表合宿を伝える報道で記憶にあるのは、紅白戦とシュート練習がほとんど。。。で、どちらが語りたくなるかと言えば、そりゃもうね・笑
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by bigflag | 2006-07-19 00:05 | ・サッカー / 駄文 | Comments(0)  

Sublime 「Sublime」 ('96)

サブライムは Brad Nowell (ブラッド・ノウェル/Vo & G)、Eric Wilson (エリック・ウィルソン/B)、そして Bud Gaugh (バド・ゴー/Dr) の3人によるパンク/スカ/レゲエ・バンド。結成は1988年、南カリフォルニアのロングビーチにて。

カリフォルニアのライフスタイルをそのまま音にしたような彼らのサウンドは、海やサーフィンを愛する人々の熱狂的な支持を得る。照りつける太陽の下、アルコールを多めに楽しむにはうってつけの緩い雰囲気が漂う。そんな場所でサブライムを聞いていると、多分、青い空や海はより青く、昼間の太陽はより輝きを増し、夕暮れ時の太陽はより赤みを射すのだろう。だらしのないパンク・ロッカーとジャマイカン・ミュージックとの幸福な出会いの記録がここにはある。しかし、不幸にもこのアルバムの発売を約一ヶ月後に控えた1996年5月25日、バンドの中心人物であるブラッドがヘロインのオーヴァードーズにより急逝してしまう。

個人的な趣味もあるんだろうけど、音がパンクから離れれば離れるほど、レゲエに近づけば近づくほど、曲のBPMが遅ければ遅いほど、ブラッドのチャーミングな声やメロディは際立ち、エリックのベースは丸みを帯びて、サブライムの魅力を感じさせてくれる。90年代屈指のレゲエ・バラード 「Santeria」 や ラストのヴィブラフォンが心地良いチルアウト・ソング M17 「Doin' Time」 はそれを物語っているはず。M2 「What I Go」、M8 「Jailhouse」、M9 「Pawn Shop」、M14 「Get Ready」 もそうで、夏に輝く名曲の数々が収められている。(試聴
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by bigflag | 2006-07-18 22:13 | ・Reggae / Dub | Comments(0)  

中田英寿ラストメッセージの記録

番組を見逃した人は⇒フモフモコラム

ラインの位置取りは、なんか押し問答だよなあ。状況によりけりだし。ただ、ラインを高めに設定するということであれば、チーム全員が状況に応じてオートマティックにプレッシングに行けるだけの連動性が必要で、守備を組織化しなかったジーコ体制下では正直な話、中田の宮本への注文はかなり無理がある。一方、宮本はラインの高さよりも、コンパクトか否かが大切と語っていた。まあ、ジーコ・ジャパンは、中田の志向する高い位置からの守備も、宮本の志向する低めのライン設定とコンパクトな守備も出来てなかったけど。ラインは低すぎで、かつプレスは緩いという最悪の守備だった。

しかし、トルシエは選手の個性を犠牲にしていたなんてアホな意見が未だに横行しているけど、体格も身体能力も低い宮本なんかが一番、トルシエから自分の個性の生かし方を教えられた選手だった。高さで勝負されないためのプレッシングとライン・コントロール(押し上げ)という武器を得たはずだったんだけど。それから、ベルギー戦でライン・ブレイクのタイミングの重要性も失点を通じて、学習したんだよなあ。選手がトルシエの戦術を無視したおかげで得た勝利みたいな下らない物語が作られた。検証ゼロの感情論的な物語が作られるって、4年経っても変わってねえ。。。
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by bigflag | 2006-07-17 11:13 | ・サッカー / 駄文 | Comments(0)  

Jorge Ben 「África Brasil」 ('76)

ジョルジ・ベン (現在はジョルジ・ベンジョールと改名) は、サンバをポピュラー・ミュージックの領域に持って行くことに腐心したブラジルのミュージシャンで、セルジオ・メンデスの代表曲 「Mas Que Nada (マシュ・ケ・ナダ)」 の作者としても有名な人。

サンビスタである父親譲りのサンバにブラック・ロック、ファンク、ソウルをミックスさせた力強いサウンドと良い意味で汚らしいボーカルが、ストリート・ミュージックとしてのリアリティを保証している。と同時にリオっ子らしく、多用されるリフレインにはリオのビーチが持つような開放感がある。アメリカのファンクやソウルが持つ粘り気(グルーヴ)は、彼らの持つ鬱屈が大きく作用しているように思うが、ジョルジ・ベンジョールを代表とするサンバ・ソウルやサンバ・ロックと呼ばれる音楽の持つグルーヴは、ブラジル人の楽観的な人生観(外からのイメージ)が作用しているのか、もう少し大らかで 「明日は明日の風が吹く」 的な雰囲気と疾走感があって、暑い季節にはよく合う。


M1,2 はかなり重量感のある曲。ジョルジ・ベンジョールの本領は、サンバ色が一気に強くなる3曲目以降だと思う。M6 「Taj Majal」 はロッド・スチュワートがパクったことで有名。次作 「Tropical」 でも再演しており、そちらは本作よりもパーカッシブな仕上がりで、個人的には 「Tropical」 版の方が好み。ラストの 「Africa Brasil」 の咆哮するボーカルは圧巻! ちなみに M9 は前日本代表監督ジーコに捧げた曲。
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by bigflag | 2006-07-17 00:03 | ・Brasil / Africa | Comments(4)  

イタリア vs フランス (1-1、 PK 5-3)

ジダンの頭突きで試合展開の記憶が吹っ飛びかけたけれど、とりあえずは試合展開から。

前半はセリエAの首位争いを思わせるハイスピードなプレッシングを展開する両チーム。やはり守備で勝ち上がってきたチームらしい展開。フランスはアンリの切れが良く、流れの中でも点を取れそうな雰囲気が少しだけあったのに対して、イタリアはピルロの精緻なプレースキックにのみチャンスの雰囲気が漂う。と書いたけれど、こう思ったのは両チームの得点後のことw。だって、試合開始早々の得点でそんなの思う暇もなかった。両チーム得点後は、引き続き厳しいプレッシングながら試合展開は少し落ちつく。

後半に入ると、体力の消耗で両チームの運動量は低下。そこで目立ち始めたのはフランスのジダン、リベリー、マルダというフランスの攻撃陣。ジダンは引退直前の選手とは思えないボール捌きを見せる。マルダは試合を重ねるごとに調子を上げてきており、この決勝戦の出来が一番良かったくらい。自信のレベルが確信に変わったというやつ。右SBのアビダルとの絡みも良く、対面のグロッソはかなり手を焼いていた。

イタリアは体力の消耗が守備面にではなくて攻撃面に響いていた。カモラネージとペロッタにはこれまでのような味方のパスコースを増やす動きが少なく、またSBも押し込まれていて、イタリアの攻撃は手詰まりになってしまう。こんな時に頼りたいトッティは結局、最後まで調子が戻らず途中交代。交代で入ったデ・ロッシ、イアキンタ、デルピエロもチームの流れを変えるには至らなかった。時間が進むごとに、イタリア流ハチの一刺しがハマりそうな展開だっただけに、その一刺しを期待できるピッポの投入を期待していたが、リッピが選択したのは守備も出来るFWだった。

延長戦に入ると、ジダンは神がかったプレーを披露。これぞジダンというボールキープからサニョルに捌きPAに入る。サニョルから完璧なクロスがジダンの頭に合うが、ブッフォンのセーブに阻まれてしまう。その後、ジダンにはもう一人のジダン、通称?黒ジダンが憑依してしまう。マテラッツィの挑発に乗ってしまい、今大会一番の強烈なヘッドをマテラッツィの胸元にお見舞いし、一発退場!!! そうなんだ、これもジダンなんだよなあ。フランス大会のサウジアラビア戦、ユーベ時代やレアル時代にも前科がある。理性が吹っ飛んでしまうことが時々ある。

しかし、それがジダンのサッカー選手としての栄光を汚すものだとは全く思わない。世間の風潮として、スポーツの頂点を極めるような人間は、その肉体や技術の向上と比例するように、精神(人格や倫理)も向上すると信じがちだが、それは思い込みや幻想といった類のものでしかない。そして、ジダンがこの頭突きの結果、晩節を汚した愚か者と罵られ続けるのかというと、そんなことは決してないはずだ。マラドーナがどれだけ愚かな行動をしてもアルゼンチンの人々に愛され続けているように、ジダンもまたフランスの人々に愛され続ける。これだけは間違いない。
 っつーか、もうそうなってるみたい。

フランス国内では、ジダンの暴力行為を許そうという論調が勢いを増している。11日付のフランス・ソワール紙は 「分かったよ、ジズー」 と同選手を愛称で呼び掛ける見出しを掲げ、今回の暴力行為は母親に関する侮辱の言葉 「売春婦テロリストの息子」 が引き金になったとの見方を紹介。「(ジダンの行為を)理解できなかった人がいるとしたら残念だ」 と述べ、ジダンの肩を持った。パリジャン紙は1面に 「好きだよ、ジズー」 との見出しを掲載。10日実施の世論調査で 「ジダンの行為を許すか」 との設問に61%が許すと答え、許さないと答えた人は27%にとどまったと伝えた。非難の言葉を撤回したのはスポーツ紙レキップ。同紙は10日付紙面で子供たちにどう説明したらいいのかと嘆き 「あなただって、自分の子供に説明しなくてはならないと思ったはずだ」 と問い掛けたが、11日付紙面では一転して 「言い過ぎたところがあった」 と謝罪した。(共同通信社 7月11日)

最後は明るく、「キャプテン翼」 世代のイタリア人選手の皆さんw、本当におめでとうございます!!!
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by bigflag | 2006-07-12 02:08 | ・サッカー / 国際試合 | Comments(4)