2015年の音楽ベスト Vol.2

続いて、次点のアルバム10枚(順不同/アルファベット順)をご紹介。ベスト10に入れていた Lauren Desberg を Chrisitian Scott と入れ替えました。なんとなくの気分ですね。笑

◆Best 20◆
11. Kamasi Washington / The Epic
LA出身のサックス奏者による、総勢70人で紡いだ3時間にもおよぶスピリチュアル・ジャズ。カマシ・ワシントンの前向きで強靭な人生観と祈りが込められた楽曲群の豊穣さに、心を撃ち抜かれる超大作。

12. Lauren Desberg / Twenty First Century Problems
LA出身のジャズ・シンガー、ローレン・デスバーグによるデビュー作。愛らしい歌声を引き立てるロマンティックなアレンジながら、リズムが立っているため、聞いていて飽きが来ない。10曲中7曲がカバー。(Name Your Price

13. Lyrical School / Spot
6人組ラップ・アイドルによる2nd。ハードコア路線、アイドル路線、日常系と3部構成になっているため、やや統一感には欠けるんだけど、"わらって.net" のアコースティック・バージョンが最高すぎるので、本作も文句なしでランクイン。

14. Knxwledge / Hud Dream
LAを拠点に活動するプロデューサー、ノレッジによる真っ黒いビート集。Stones Throw からのリリースで、同レーベルから出ている Madlib の Beat Konducta シリーズを彷彿させる。

15. Mac DeMarco / Another One
カナダの脱力系SSW、Mac DeMarco の3rd。日常系のサイケデリック・フォーク。サイケだけど日常系。前作 「Salad Days」 でヤラれて以来、常に携帯してるステキな野郎。多分、一生好きだな。

16. Mark Ronson / Uptown Special
イギリスのプロデューサーによる4th。80sファンクそのまんまに、キレッキレにアップデート。Feel Alright~Uptown Funk~I Can't Lose の流れは怒涛。このノリで最後まで突っ切って欲しかったけれど、さすがにそれは無理かw

17. Robert Glasper / Coverd
ピアノ・トリオによるスタジオ・ライブ作。セルフカバーに加え、Kendrick Lamar、Musiq Soulchild、John Legend、Bilal などR&Bを中心に、Radiohead や Joni Mitchell など様々な作品をカバーしているが、いずれもピアノの美しい音色が映える。

18. 泉まくら / 愛ならば知っている
福岡出身の女性ラッパーによる3rd。青さの残る日常を淡々と表現できる希少なリリシスト。プロデューサーをメインの nagaco ほか、Mitsu the Beats、Olive Oil、LIBRO、食品まつりと多数起用しているが、どれも自分のものにしている。

19. シャムキャッツ / Take Care
日本の4人組ロックバンドによるEP。傑作 「After Hours」 と地続きの感触で、日常の中にある美しさ、懐かしい情景を鮮やかに切り取っている。次作は George Baker の"Little Green Bag" みたいなノリを作りたいんだそうで楽しみ。

20. 星野みちる / You Love Me
元AKB48の星野みちるの3rd。ナイアガラ以降のポップスやアイドル歌謡へのオマージュなサウンドは相変わらずだが、よりバラエティ豊かに。doopees をメドレーにてカバーしたラスト・ソングで美しく締める。


Vol.3 へ続く・・・
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# by bigflag | 2016-01-04 02:07 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

2015年の音楽ベスト Vol.1

あけましておめでとうございます。音楽とマンガの年間ベストを防備録として更新するだけになってしまったブログですが、今後ともよろしくお願いします。では、ベストのアルバム10枚(順不同/アルファベット順)から。今回は合計20枚+αを紹介したいと思います。では、今年もよろしくお願いします!!

◆Best 10◆
1. Beirut / No No No
Zach Condonによるベイルートの4th。バルカン色がやや薄くなり、音色はより柔らかに。とはいえ、哀しみを薄っすらと纏う美しさは相変わらずで、歌がよりダイレクトに響いてくる感触。秋に繰り返しよく聞いた。

2. Cero / Obscure Ride
J Dilla~D'Angelo~Robert Glasper に至るリズムの流れを取り込んだ3rd。リズムはブラック・ミュージックを取り入れながら、表層は相変わらずインディ・ポップ然としており、それが何とも不思議な魅力となっている。

3. Christian Scott / Stretch Music
ニューオーリンズ出身のトランペッターによる5th。マイルスに影響を受けていそうなフレーズがそこかしこで聞こえるけれど、ヒップホップやクラブミュージックを咀嚼したリズムが攻めまくってて聴き応えあり。演奏もタイトでシビれる。

4. Courtney Barnett / Sometimes I Sit And Think, And Sometimes I Just Sit
オーストラリア出身の女性ロックンローラーによるデビュー作。ぶっきらぼうで矢継ぎばやに繰り出されるスポークンワード的なボーカルスタイルが、ロッカーのデビュー作かくあるべしという気持ちの良い勢いに満ちあふれている。

5. Dam-Funk / Invite The Light
Dam-Funk こと Damon Garrett Riddick による2nd。きらびやかなキーボード主体のブギー・ファンクは相変わらず唯一無二。前作よりもちょっとハードな曲調が多めに。前作 「Toeachizown」 は今も聞いてるし、とにかく好きなんですよねw

6. Floating Points / Elaenia
Sam Shepherd こと Floating Points による1st。The Cinematic Orchestra を彷彿させる美しいダウンテンポ・ジャズ。静謐さの中に大なり小なりの高揚感が埋め込まれており、それが心地よい陶酔感と浮遊感を産んでいる。

7. G.RINA / Lotta Love
80年代のディスコ、90年代のR&Bやヒップホップといった自身のルーツ・ミュージックを正面から捉えた4thアルバム。ここ数年でリリースされたアーバン・ポップの中でも傑出しているし、G.RINAの作品としても最高傑作と言える。

8. Kendrick Lamar / To Pimp A Butterfly
ブラック・ミュージックの遺産を洗いざらい掘り起こし、最前線に立つミュージシャン、プロデューサーを集めて作り上げた一大絵巻。For Free?~King Kuntaの流れは圧倒的で鳥肌もの。

9. NxWorries / Link Up & Suede EP
Knxwledge と Anderson .Paak によるユニットのデビューEP。Anderson は Dr.Dre の 「Compton」 にも参加しているプロデューサー。モコモコとしたスモーキーなサウンド・メイキングが癖になる。ヤバいブツ。と久しぶりに使いたくなった。

10. 水曜日のカンパネラ / ジパング
ベース・ミュージックに寄せた初のフル・アルバム。ベース・ミュージックとナンセンスな歌詞との相性の良さはもはや発明。デタラメなお伽話を聞かされているみたいな楽しさがある。


Vol.2 へ続く・・・
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# by bigflag | 2016-01-02 01:52 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

2014年の漫画ベスト10

2014年の漫画ベストです。これ更新してなかった2014年のベストになります(いまごろw)。順不同で、作者の名前順になっております。巻数は2014年12月末時点にしてます。2015年のベストも更新予定。

1. いがらしみきお 「羊の木」 (講談社 / イブニング / 全5巻)

祝完結! 原作は山上たつひこ。刑期を終えた元受刑者を地方都市へ移住させる政府の極秘更正事業の舞台となった魚深市を舞台とする物語。元受刑者たちの存在が日常を徐々に歪めて行く描写が狂気的であり喜劇的でもあり。

2. いくえみ綾 「G線上のあなたと私」 (集英社 / マーガレット / 1巻)

寿退職の当日に婚約破棄され、フラフラと立ち寄ったCDショップで聞いたG線上のアリア。この曲を弾いてみたいと通い始めたバイオリン教室。そこで出会った初心者3名と講師を巡る群像劇。地味な物語だが、相変わらずの安定感。


3. 石塚真一 「BLUE GIANT」 (小学館 / ビッグコミック / 4巻)

世界一のサックス奏者になる。この愚直で真っ直ぐな思いに突き動かされた、高校3年生の宮本大の日常の積み重ねを描く。物語は故郷の仙台からいよいよ上京へ。いま一番熱い音楽マンガ。

4. 押見修造 「惡の華」 (講談社 / 別冊少年マガジン / 全11巻)

祝完結! 春日くんの思春期の病もついに決着。仲村さんは思春期云々ではなくて、本当に病気だったような気もしましたが。。。

5. オノナツメ 「ACCA13区監察課」 (スクウェア・エニックス / ビッグガンガン / 2巻)

13区に分かれた世界を統治する巨大組織ACCA。組織の監察課の副課長であるジーン・オータスは、組織内の権力闘争に巻き込まれていく。

6. 志村貴子 「娘の家出」 (集英社 / ジャンプ改 / 1巻)

再婚した母。離婚して以来、「彼氏」と暮らす父。そんな家族に囲まれて生活する、女子高生のまゆこを取り巻く群像劇。こういう思春期の群像劇を描かせたらナンバーワンの作家。絵はいつ見ても毛先まで麗しい。

7. 鳥飼茜 「先生の白い嘘」 (講談社 / 月刊モーニング / 2巻)

24歳の高校教師、原美鈴が主人公。こじらせた女と男が描かれる。友人である美奈子から結婚報告を受けるが、その相手・早藤は美鈴のセフレでもある。男のこじらせ方にリアリティはないが、これほど戦慄させらる登場人物はそういない。過去作 「おはようおかえり」 もオススメ。

8. 都留泰作 「ムシヌユン」 (小学館 / スペリオール / 1巻)

ムシヌユとは虫の世の意味で、ンに意味はないそう。虫博士を夢見る上原秋人は、大学院入試に挑戦するも失敗続きで既に27歳。昆虫研究に没頭しすぎて社会性は皆無。与那瀬島へ帰郷後、謎の昆虫を採取しようと指を出したところを噛みつかれ、体内に寄生されると、チンコが異形化。今のとこ謎しかない。表紙もヤバいw

9. 東村アキコ 「東京タラレバ娘」 (講談社 / Kiss / 1巻)

男にタラレバばかり言ってたら アラサーになってしまった女子たちの物語。自身の周囲のひとをモデルにしていると思うんだけど、相変わらず身内ネタを描かせたら、ネタに消化する腕っぷしはすごいなと。このひとは、ネタにしているだけで、啓蒙したいわけじゃない。

10. 山下ユタカ 「ラチェット・シティ」 (エンターブレイン / ビーム / 全2巻)

「ガガガガ 暴虐外道無法地帯」 の山下ユタカによる、伝説のバイク・ヤマハXJ(ペケジェー)を巡るバイオレンスアクション。
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# by bigflag | 2015-12-31 17:06 | ・マンガ | Comments(0)  

2014年の音楽ベスト Vol.5

最後に印象的だったライブを羅列して、音楽ベストを終わりたいと思います。

◆Live◆

・01/22 HAIM @心斎橋SOMA
・01/25 湯川潮音 @大阪 島之内教会
・04/27 MOODYMANN @STUDIO PARTITA
・05/16 奇妙礼太郎トラベルスイング楽団 @Shangri-La
・05/23 シャムキャッツ @Shangri-La
・05/26 DCPRG @umeda AKASO
・05/31 Homecomings / (((さらうんど))) @CONPASS
・06/01 Especia @梅田クラブクアトロ
・06/07 Ogre You Asshole @Shangri-La
・08/09 Negicco / Especia @心斎橋JANUS
・08/27 一十三十一 @ビルボードライブ大阪
・12/13 Ogre You Asshole @梅田クラブクアトロ
・12/21 ミツメ @Shangri-La
・12/30 東京女子流 @BIGCAT (14:30開演)


ベストアクトは、歌も踊りも少し上達してきた Especia ですかね。2015年も5月か6月に生演奏のライブがあるだろうから、それは絶対に行く!! 最近あんまり聞いてないですけど、湯川潮音さんのライブは教会に美しい歌声が響き渡る感じて、とても良かったです。シャムキャッツはバンドの持ってる空気感が好きですね。オーガは2回行きましたけど、年末の方がどっぷりサイケに耽ることができて最高でした。菊地さん関連は、ペペで関西に来て欲しい。

今年はジャズのライブにも行ければなーと。まずは最近教えてもらった、Brad Mehldau と Mark Guiliana の Mehliana のライブから。ただ、試聴した限り、Brad Mehldau はキーボードよりもピアノを弾いているときの方が遥かに良さそう。キーボードの音のセンスは正直なところ古い。Yesterdays New Quintet とか聞いたことあるんだろうか。このデュオに関しては、Mark Guilianaのドラム見たさの方が強いかも。

2014年も株はプラスで終わったことだし(笑)、2015年も色んなライブに行くっ!!

・Brad Mehldau / Paranoid Android (Radiohead カバー)
・Mehliana / Hungry Ghost

   


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# by bigflag | 2015-02-15 14:15 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(5)  

2014年の音楽ベスト Vol.4

第4弾は、ミックスCDとコンピレーション、カバーのベスト。

◆Mix CD◆
 ・Kenji Takimi / XLand Records presents XMix 03
Crue-Lを主催する瀧見憲司による6年ぶりの公式ミックス。リリースは2013年。ハウスを軸に、ソウル、フォーク、サイケと何でもありで、ロマンスとエロスの漂うオールミックス。理想的なミックスCDと言ってもいいほど。

 ・Muro / Wondirection Funk Forever
全曲Stevie Wonderのカバーを収めたミックスCD。2006年にリリースされていたものの再発。かなりファンク、ジャズ寄りの選曲。まあ、これが悪いわけがないよなってことです。トラックリストないのが残念。

◆Compilation◆
 ・Henrik Schwarz / Defected Presents House Masters
ヘンリク・シュワルツの手掛けたリミックスを中心にまとめた2枚組コンピ。ドイツ人らしいクールな質感、かつ情感のあるハウス/テクノ集になってます。オリジナル作のリリースを待っているわけですが、なかなか出ませんねw

◆Cover◆
 ・BTB / Back To Basic -俺とお前篇-
LUVRAW & BTB 名義で活動していた(デュオは既に解消)、BTBのソロ第一作はカバー集。Gap Band、Prince、Jungle Brothers、Easy E、山下達郎など、自身のルーツをねっとりとしたトークボックス使いでカバー。

 ・奇妙礼太郎トラベルスイング楽団 / 東京ブギウギ
奇妙さん率いる楽団のカバー集。"オー・シャンゼリゼ"(再録)や "赤いスイートピー" などライブでお馴染みの曲から、Ray Charles の "Georgia on my Mind" から "愛の讃歌" まで、奇妙さんのソウルマンっぷりを味わえる逸品。

◆Song◆
・きのこ帝国 / クロノスタシス
・tofubeats / 衣替え feat. Bonnie Pink

   


Vol.5 へ続く・・・
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# by bigflag | 2015-02-12 01:10 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)