Lindstrom 「Where You Go I Go Too」 ('08)

Lindstrom(リンドストローム) の 2nd アルバム。ただ、前作 「It's a Feedelity Affair」 が12"集だったので、本作が事実上の 1st アルバムと言える。自身が主催する Feedelity からのリリース。(MySpace

もともと "プログレッシブ・ディスコ" などと形容される曲を作ってきた Lindstrom だが、遂にプログレッシブ・ロックそのもの、というようなアルバムをリリースしてきた。全3曲で、トータル55分。1曲目のタイトル・トラックに至っては、なんと約30分(笑)。内容にしても、クラブ・ミュージックが好きな人よりも、プログレ・ファンに受けるんじゃないかってサウンド。というのも、「It's a Feedelity Affair」 と聞き比べれば一目瞭然のことだが、キックやベースなどボトムのグルーヴは敢えて抑えめに作られており、この饒舌なメロディを聞いてくれと言わんばかりの音作り。

また、曲の構造はミニマムなフレーズがレイヤー状に次々と展開され、反復も極力避けられている。まるで流行りのミニマルを拒絶するかのように屹立する非フロア・ミュージック。ボトムだけに依らない、反復だけに依らない、エレクトロニクスによる高揚感があるという点では、やはりジャーマン・ロックを想起させる。ジャーマン・ロックとユーロ・ディスコの出会い。北欧らしい涼やかな叙情性が生む、美しくドラマティックな展開に酔いしれることが出来る。(試聴
[PR]

by bigflag | 2008-12-14 14:34 | ・Club Music | Comments(2)  

Commented by chome_inc at 2008-12-14 15:33
視聴しましたけど、これ良いですね!
なんか聴いて単純にノルって感じじゃないですけど良いです。

んー、それにしてもbigflagさんはけっこうテクニカルな部分とか、
アートフォーマット的な切り口の批評が本当にいつも的確ですよね。

やっぱり雑誌でも批評とかレビューをよく読んだりするんですか?
Commented by bigflag at 2008-12-14 23:03
chomeさん、俺を誉めても何も出てこないですよ。せいぜい俺が調子に乗るくらいなもんで(笑)。されはさておき、これ良いでしょ。通勤とか移動中なんかに重宝してます。

定期的に買う雑誌はないんですけど、remix とかミュージック・マガジンなんかは、よく立ち読みしてますね(笑)。ディスクレビューをさらっと流し読みして、気になったものをネットで試聴というのが、最近の黄金パターンです。あとは、信頼のおけるブロガーさんのレビューを参考に、ってのも多いかな。

chomeさんといえば吉井和哉ですが、調べたら吉井ソロは中古であまり値崩れしていない感じだったので、来年は値崩れしている(笑)イエモンを中古で集めて聞いてみようと考えてます♪

<< ガンバ大阪 vs アデレード・... Simian Mobile D... >>