JAGATARA 「裸の王様」 ('87)

江戸アケミの精神病院への入院、そして退院を経てリリースされた 2nd アルバム。前作 「南蛮渡来」 も Fela Kuti の影響を感じさせる作品だったが、もっと大胆にアフロビートを取り入れたサウンドへと変化。それに伴い、全4曲で各々10分前後と、収録曲の全てが長い楽曲で構成されている。ギタリストのOTOによると、"曲の途中で飽きない、JAGATARA流アフロビートを作る"(要約) という構想があったのだそう。

その構想通りに、ノリが良く疾走感のある曲が3つ、オープニングからアルバムを駆け抜ける。曲こそ長いが、JAGATARA 史上、最もポップで軽快な作品と言える。ヤヒロトモヒロによるパーカッションの働きが特に大きいのだが、赤ん坊が聞いてさえ踊り出しそうな陽性のファンキー・ミュージックに仕上がっている。パーカッションに限らず、メンバーの演奏がかなり充実しており、ホーンやギターのソロやアンサンブルのことごとくが格好良い。他とはカラーが唯一異なる、レゲエを取り入れた "もうがまんできない" も江戸アケミ的な世界観の真骨頂のひとつ。



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by bigflag | 2009-08-20 22:20 | ・Rock / Folk | Comments(0)  

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