日本 vs 韓国 (1-3)
玉田 岡崎
中村憲 大久保
遠藤 稲本
長友 闘莉王 中澤 内田 GKは楢崎
全くと言っていいほど、シュートが打てなかった日本代表。シュート意識が低いというよりは、どのようにシュートチャンスを作ればいいのか分からない、といった方が正確だろう。とりわけ攻撃陣に迷いがあるのは明らか。先の試合評でも言ったが、攻撃に秩序がないのだ。だから玉田と岡崎は動くタイミングを逸し続け、中村憲と遠藤はラストパスを出す機会を探し続け、大久保は走り回り続けるに終始する。相手選手からボールを奪った後がとにかく続かない。迷いが生じているため、パスのズレる場面が頻発し、カウンターを食らうという悪循環が起きている。
皮肉なことに迷いなく攻撃しているのは、長友に内田に闘莉王のディフェンス3人だけ(笑)。これでは攻撃にならないのも当たり前。韓国の攻撃がいかにシンプルだったかを思い出さなくてはいけない。とはいえ、韓国の攻撃が優れていたわけでもなんでもないが。
大久保の負傷や闘莉王の浅はかな退場があったとはいえ、交代カードの切り方を見ると、監督にも相当な迷いがあるようで、チームは危機的状況といっても過言ではない。W杯を直前に控えての監督交代はリスクが大きいと犬飼会長は言っているが、4戦も続けて試合をして、問題のあるチーム・オフェンスを岡田監督は改善できなかったのだ。そんな監督にチームを託し続ける方が、遥かにリスクが大きいように思う。ファイティング・スピリットが足りないとか、そういう問題ではない。
短期的なピンチヒッターとして、名古屋のストイコビッチか、鹿島のオリヴェイラに頭を垂れても良いのではないだろうか。この両者であれば、迷走しているチームに秩序をもたらしてくれるだろう。W杯を数カ月先に控えて、チーム状態が悪くなっている現実をトップはどう捉えるのか。英断に期待したいところだが・・・
by bigflag | 2010-02-14 23:55 | ・サッカー / 日本代表