ドイツ vs イングランド (4-1)

ひどい誤審もありましたが、最終的にドイツの勝利は動かないであろう、というほど両チームには明確な差がありました。まず、イングランドはコンディションが悪そうで、選手の動きが非常に鈍いものでした。それゆえ、イングランドの選手はボールを受ける位置が悪く、ドイツの守備網に容易に引っ掛かっていました。反対に、ドイツの選手はよく動けており、特にエジルがイングランドのMFとDFの間のスペースでボールを受けることが出来ており、前線で攻撃の起点となっていました。イングランドでは、ルーニーがその役割を期待されていたはずですが、相変わらず不調は続いており、前線で違いを作ることはできませんでした。

また、コンディションの問題に加えて、オフェンスの意志統一にも差があったと言えます。ドイツにはラーム、ミュラー、エジルの3人を中心に右サイドで攻撃を組み立て、クローゼとポドルスキにフィニッシュさせるという明確な攻撃パターンがありました。一方のイングランドは、スロベニア戦で見せた右サイドのミルナーによるサイドアタックが影を潜め、中央に人数をかけるだけの強引なオフェンスが目立っていました。スロベニア戦で見せたサイドアタックは、偶発的なものだったのかもしれません。

ドイツに2点を奪われてから、イングランドはようやくエンジンがかかったようで、思い出したかのようにミルナーからのサイドアタックも見え始めました。この流れから1点を返し、そして、本当は同点に追いついたのですが、誤審により、リードされたまま前半を終えることになりました。

後半のイングランドは同点に追いつこうと前がかりになっていました。ドイツの追加点はセットプレーからのカウンターによるものでしたが、イングランドの守備はあまりにも稚拙でした。イングランドは交代策も失敗だったり、遅かったりで、試合の流れを変えるような有効打にはなりませんでした。日本との直前の強化試合の際も、イングランドが好調でないことは分かりましたが、結局、最後までチームに波が来ることはありませんでしたね。ルーニーの不調もありましたが、それ以上に攻守に規律がなさすぎました。

ドイツのエジルは大会のベスト・プレーヤーのひとりじゃないでしょうか。派手なプレーをするわけではありませんが、プレーが非常に正確で、繋ぎのアイデアも豊富で非常に見ていて楽しい選手ですね。
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by bigflag | 2010-06-28 13:16 | ・サッカー / 国際試合 | Comments(0)  

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