スペイン vs ポルトガル (1-0)

この試合、スペイン代表は2列目にヘスス・ナバスやシルバといったサイドアタッカーを使わずに、シャビとイニエスタというパサーを並べていました。3列目にもシャビ・アロンソというパサーを置いているため、中央で交通渋滞を起こすのではないかと思いましたが、左サイドに開いたFWのビジャにボールを集めることで、シュートやクロスなど左サイドからポルトガルを崩そうという意図がありました。シュートはゴール枠を捉えた惜しいシーンが何度かありましたが、クロスの場合は、PA内にいるのだがF.トーレス一人という状況も多く、あまり有効ではありませんでした。

一方のポルトガルは、引いた守備からカウンターを狙っており、C.ロナウドやウーゴ・アウメイダがスペインDFの裏を狙うプレーを繰り返していました。とはいえ、北朝鮮戦のときのように、ラウル・メイレレスが飛び出してくる動きは少なく、前線に人数が足りないという印象でした。

後半に入ると、シャビが適切なポジショニングを見つけ、やや高めの位置取りをするようになり、相手にとって危険なパスが出るようになりました。そして、スペインお得意の狭いゾーンでのパス回しも機能し始め、イニエスタ、シャビ、ビジャとパスがテンポ良く繋がり、ゴールに結びつきました。また、中央で起点となることができるジョレンテの投入も、こうした流れを引き寄せる要因でした。

このゴール・シーンは、低めに位置したコンパクトなゾーン・ディフェンスを崩す、お手本のようなパス回しでしたが、今大会、ゴール前でこうしたパス回しを出来ているのは、スペインとブラジルだけですね。まあ、守備組織の整ったチームをパスで崩すには、それだけ非常に高度な技術が要求されているとも言えます。しかし、今回のポルトガルは、C.ロナウドから良いパスは出てきますが、C.ロナウドへ良いパスはあまり出てこないチームでしたね。C.ロナウドが代表でゴールできないのも仕方がないように思えました。
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by bigflag | 2010-07-01 17:57 | ・サッカー / 国際試合 | Comments(0)  

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