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The Crusaders 「Free As The Wind」 ('77)

作品を重ねるごとに、サウンドを徐々に洗練させてきた The Crusaders でしたが、本作の制作を前にして、トロンボーン奏者の Wayne Henderson がバンドを去ったこともあり、ストリングスを初めて導入するなど、洗練化の流れが一層加速していくことになります。個人的には、前作 「Those Southern Knights」 がクルセイダーズの最高傑作であり、Wayne Henderson 在籍時を至高と考えているのですが、本作を紹介しないわけにはいきません。

ストリングスのアレンジが秀逸で、さながら映画音楽のようです。日本人には、「ルパン3世」 で使われていそう、と言った方が通じやすいかもしれません(笑)。特に疾走感あふれる "Sweet 'N' Sour" は、非常に映像的で、スケールの大きさを感じさせる楽曲に仕上がっています。本作を最後に脱退してしまう、ギタリストの Larry Carlton もソロが増え、最後と感じさせない充実した演奏を聞かせてくれます。

   

by bigflag | 2010-08-27 00:51 | ・Cross Over / Fusion  

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