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日本 vs タジキスタン (4-0)

アウェーなりの危なげはあったものの、地力の差を見せつけての勝利。とはいえ、快勝というほどスッキリした内容でもなく。良かったところよりも、粗が目についたという試合でしたね。では、まずはスタメンから。

   ハーフナー
香川 中村憲 岡崎
   遠藤 長谷部
駒野 今野 吉田 内田   GKは川島


前回の試合で、一気にシンデレラ・ボーイ的な扱いを受けたハーフナー・マイクでしたけど、この試合では前線でボールを収めることができず、パッとしない出来でしたね。甲府の試合をあまり見ていないので、ハーフナーがポストプレーを苦手としているのかどうか、把握できていない部分もありますが、国際試合での経験不足もあるのかなと。今回の試合でのタジキスタンは、前の試合よりも厳しいボディコンタクトを伴う守備をしてきていましたからね。

で、監督もそこは不満に思っていたようで、後半12分、ハーフナーに替わって前田を投入。解説の風間さんは前田がサイドに流れることに対して苦言を何度か言ってましたけど、ワントップであることを意識したプレーが必要でしょうね。例えば、トップ下に香川が起用されているのであれば、PAに入ってくる香川の動きと連動する形で、サイドに流れるというのはアリだと思うんですけど、この日のトップ下は中村憲剛でしたから、前田のサイドに流れるプレーが効果的だったかというと、疑問も残るわけで。

ところで、最近の風間さんは独自のサッカー理論を確立してきているようで、その自身の論をベースにした解説が非常に面白い。スペースではなく足元にピンポイントでパスを出せ、というのは思わず膝を打ったというか。パスの受け手が相手のマークを外しておくことが大前提なわけですが、まあ、グアルディオラ体制のバルセロナを見て、論を立てたんだと思いますが、あのサッカーを最も適切に言語化しているんじゃないかなと。

話が随分と横に逸れてしまいましたが(笑)、タジキスタンは相変わらずサイドバックの裏のスペースを全くケアできていないチームだったので、そのスペースを香川が良いように使っていて、日本が得点するのも時間の問題でしたね。

本田不在時、トップ下に誰を起用するのか。このお題については、中村憲剛で落ち着いた感はありますけど、このポジションには清武や乾、山田あたり、本当に適正のある選手を起用するのが正しいかなと。中村憲剛は、やはり遠藤の控えとして起用していく方がベターでしょう。チームにとっても本人にとっても。

by bigflag | 2011-11-14 01:55 | ・サッカー / 日本代表  

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