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革命の歌が聞こえてくる ~その6~

成績の最低ランクである J とは、どういったものなのか。
その実態をまだ書いていなかったので、忘れないうちに書いておこうと思う。
(一度聞いたら忘れられないようなエピソードばっかりなんだけど)

一番強烈だったのが、英語の授業の時である。

英単語のボキャブラリーを増やすことは、英語の成績を伸ばすための一番の近道だろうと
考えた友人は、初めての英語の授業の際、J 君に英単語20語をそれぞれ10回ずつ
書いてきなさい、という宿題を与えた。今考えると、「与えた」というよりも、「与えてみた」という
表現の方がピッタリな気がする。子供の頃、公園にたむろってる鳩にスナック菓子なんかを
恐る恐る投げ与えたことってあると思う。例えるなら、あんな感覚か。大げさに言ってみるなら、
「ラボ」ってやつだ。友人にそんな気はないんだろうけど、結果として「ラボ」と言わざるをえない。

<課題1.「与える」を10回ずつ書いてきなさい>
という宿題があるとするならば、普通は以下のように書いてくる。
give give give give give give give give・・・・と。

ところが、J 君は違った。そうして(上のようにして)ほしかったんだけど、こうきたんだ。
give〔giv〕 give〔giv〕 give〔giv〕 give〔giv〕・・・と。

J 君は発音記号も英単語の一部だと思っていたんだ。
これは、まだ革命の歌が聞こえてきそうにもなかった頃、入塾当初の話。

Sly & the Revolutionaries With Jah Thomas 「Black Ash Dub」

by bigflag | 2005-01-15 17:58 | ・学習塾  

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