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日本 vs ギリシャ (0-0)

ブラジル・ワールドカップ第2戦。スタメンは以下の通り。

     大迫
 岡崎 本田 大久保
   山口 長谷部
長友 今野 吉田 内田   GKは川島


消極的な試合運びをしてしまったコートジボワール戦の反省から、この試合ではブラジル大会までの4年間で目指してきた、自分たちがボールを保持して主導権を握るサッカーに立ち返ろうという姿勢が、この日は序盤から見える試合運び。

しかし、香川と遠藤をスタメンから外し、岡崎を慣れ親しんだ右サイドではなく左サイドで起用した、スタメンを見ても分かるように、チームのアイデンティティに対する、ザックの迷いが如実に現れた布陣だった。さらに、香川を投入後、岡崎を右サイドではなくFWに再配置するなど、ほとんど付け焼き刃の弱点(守備)の修正が、余計に混乱を招いているようだった。

つまるところ、ザックはチームのアイデンティティを取り戻すことと、弱点を修正することの二兎を追ったわけですが、ギリシャは日本の弱点を突く戦術(ボールホルダーへの厳しいプレス)は取ってこず、引いて守ってきたため、弱点修正のための慣れない布陣が、かえって攻撃の遅滞を生み、素早いコンビネーション・プレーはほとんど見られない結果となってしまった。

ギリシャがひとり退場後は、バイタルエリアのスペースを埋められたことで、中央をまったく攻略できなくなり、可能性のないサイドからのクロスに終始し、最後はまたもやパワープレーを選択するも、結局はスコアレスドローで試合終了。上記のことに加え、交代枠も一つ残していたため、日本のサポーターにとっては消化不良を感じさせる試合になってしまった。

このスコアレスドローにより、地力で決勝トーナメント進出するには、日本がコロンビアに勝ち、コートジボワールがギリシャに負けるという2つのハードルが設定されたわけですが、これは非常に厳しい状況ですね。この状況ではもはや開き直るしかないため、原点に立ち返り、4年間続けてきたことを存分に披露して欲しい。つまり、守備ザルのバカ試合でも可ってことです(笑)

by bigflag | 2014-06-23 00:28 | ・サッカー / 日本代表  

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