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2020年の音楽ベスト Vol.2

続いて、次点のアルバム10枚(順不同/アルファベット順)をご紹介。

◆Best 20◆

11. Chelmico / Maze
2人組ラップディオによる4th。映像研には手を出すな!はマンガからして最高で、アニメもまた最高で、彼女たちの主題歌“Easy Breezy” も合わせて最高だった。長谷川白紙、思い出野郎Aチームなど、多くのプロデューサーが製作に参加。

12. Fleet Foxes / Shore
シアトルのインディーフォーク・バンドによる4th。タイトルの「岸」は、ロビン・ペックノールドにとって、不確かな場所の淵にある安全な場所を示すモチーフで、安堵を感じる作品を作りたかったとのこと。これまでも実際にはロビンによる独作だったことには驚き。

13. Immanuel Wilkins / Omega
ペンシルベニア州出身のジャズ・サックス奏者による、Blue Noteからの1st。デビュー作にふさわしく、ワンホーンで清々しいほど吹きまくっているのが良い。特にオープニングの”Warriors”は最高。アルバムジャケットの貫禄たるや。。ホントに22歳?

14. iri / Sparkle
神奈川出身の女性ボーカリストの4th。前作 「Shade」 が傑作だったので、そこを超えるのはなかなか難しかったが、”Miracle”、”Summer End”、”Come Back to My City”、”Best Life” など後半に並ぶスロウジャムな曲はいずれも最高だった。

15. Nir Felder / II
NY出身のジャズギタリスト、ニア・フェルダーによる1st 「Golden Agen」 から6年ぶりの2nd。デビュー作とは桁違いの完成度。テクニカルながら艶のあるギターに耳を奪われ続ける50分。Jimmy Macbrideのドラムもタイトで切れ味鋭い。

16. Richard Spaven / Spaven x Sandunes
UKのジャズ・ドラマーによる作品。サンデューンズという女性ピアニストとのコラボ。2017年の「The Shelf」 と同じく、ドラムンベース~ブロークンビーツに焦点を当てたドラミングに、彼女の浮遊感のある鍵盤が乗って、その相性がまた良い。

17. Steve Arrington / Down To The Lowest Terms: The Soul Sessions
SLAVEのフロントマン、スティーヴ・アーリントンがStones Throw/ピーナツ・バター・ウルフの完全バックアップでリリースしたソロ作。もう好事家が集まっただけという感じだが、それが最高というのに尽きる。

18. ナツ・サマー / Hayama Nights
3年ぶりの2ndで、プロデュースはこれまでと同じく、流線形のクニモンド瀧口。名作「ナツ・サマー&ダブ・センセーション」 と同様に、心地良いシティポップ×ラヴァーズロックを堪能できる。

19. 藤井風 / Help Ever Hurt Never
歌謡曲的な湿り気を残しつつ、リズムや曲は非常に現代的で、そこへ何の違和感もなく岡山弁を織り交ぜて、まあJ-POPでこんだけ何もかもインパクトがあるってのは久しぶりに受けた衝撃。2021年は紅白に出て欲しいよね。

20. 流線形 & 一十三十一 / Talio
NHKドラマ 「タリオ 復讐代行の2人」の劇伴として制作された作品。ドラマは見ていないので、劇伴としてどうだったのかは分からないけれど、レトロな刑事・探偵ものかなというのが分かる音楽。ちょっと優雅な気分で在宅勤務したいときのお供になってくれた。


Vol.3 へ続く・・・

by bigflag | 2021-01-30 17:38 | ・音楽 - 年間ベスト  

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