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蝶の舌 / La Lengua de las Mariposas ('99 スペイン)

監督: ホセ・ルイス・クエルダ
撮影: ハヴィエ・サルモネス
出演: フェルナンド・フェルナン・ゴメス (グレゴリオ先生)、 モンチョ (マヌエル・ロサノ)、
    ウシア・ブランコ (ローサ@母)、 ゴンサロ・ウリアルテ (ラモン@父)、
    アレクシス・デ・ロス・サントス (アンドレ@兄)

スペイン国民文学賞に輝いたマヌエル・リバスの短編3つを繋げて映画化。1936年、喘息のため小学校に遅れて入学したモンチョは、グレゴリオ先生の下、様々なことを教わりながら成長していく。しかし、スペインでは教会や資産家(保守派)の支持を受けた軍部がクーデターを起こし、内戦へと踏みこもうとしていた。

サッカー好きの人なら、スペインのサッカーを語る時に、内戦の持つ影響を同時に語られることがあるため、スペインで内戦があったことについて、多少のこと(レアル・マドリードとフランコ将軍の関係など) は知っているはず。この映画はその内戦前夜を描いている。ラストが唐突と言えばそうかもしれないけど、劇中で大人たちが盛んに政治絡みの話をしているので、唐突という感じはしない。やや演出過剰。評価するなら、良質な凡作というレベル。

 そうそう、音楽はアレハンドロ・アメナバール監督が担当してんだとか。ビックリしたなあ。多才な人なんですねえ。どんな音楽だったか、実はあまり印象に残ってないんですけど。急に兄貴がサックスをいっぱしに吹けるようになったことの方が印象的だったりしますw

 スペイン内戦の背景と映画、そして『蝶の舌』

by bigflag | 2005-07-17 01:11 | ・映画 - ヨーロッパ  

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