イタリア vs ドイツ (2-0)

ドイツは前半の激しいプレッシングの代償を延長戦に支払わされた感じ。

攻撃はどちらも組織的。ただ、両国の攻撃イメージは随分と異なる。ドイツは組織的にサイド・アタックを仕掛け、バイタル・エリア付近はクローゼとポドルスキのコンビネーション・プレイとピンポイントで顔を出すバラックによるシュートやパスでゴールを狙う。それに対して、イタリアはザンブロッタによるサイド・アタック以外は、ピルロとトッティの縦パス一発で相手ディフェンス・ラインの裏を狙う中央突破がほとんど。単調だが、パスとFWのランニングの精度が恐ろしく高いため(特にピルロ!)、相手は我慢しきれない。この日もそうだった。

ベスト4に勝ち残ったチームを見ると、守備の優れたチームが多い。ドイツは他の3国と比べるとやや見劣りするけれど、日本戦が良い薬になったのか、リスキーなライン・コントロールは止め、ライン・ブレイクのタイミングを早めて、キッチリと人を見るディフェンスは出来ている。ドイツはピルロを抑えなきゃいけなかったんだけど、ポジション的にピルロをマークすべきバラックが怪我の影響で運動量が少なく、イタリアの最重要キーマンをフリーにしてしまったのも敗因の一つだろう。対して、イタリアの守備がいつも通りに凄くて、とりわけカンナバーロの対人守備の強さと判断の良いカバーリングが目を引く。あとはペロッタとガットゥーゾの凄まじいまでの運動量も。

イタリアの仕掛けのイメージといったら、前述したようにほとんど相手ラインの裏を狙う、これに尽きるのだから、FWを試合開始から2枚にした方が良いと思う。トニとインザーギの2トップ。フランスの固い守備を破るなら、これでしょう! せっかく決勝だし、積極采配を期待したいなあ。ユーロ2000の悪夢を振り払えるのかってとこですね。イタリア有利が世論か。実際、攻撃のプレー・ビジョンの完成度において、イタリアとフランスとでは差がある。全員の意思統一が完璧なイタリアに対して、フランスは未だにアンリを生かしきれていない。
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by bigflag | 2006-07-08 23:39 | ・サッカー / 国際試合 | Comments(0)  

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