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日本 vs UAE (3-1)

日本は山岸を外して、高原と巻の2トップを選択。試合前の報道では矢野の起用が伝えられていたので、意外といえば意外だけど、アジアカップの召集メンバーについての報道での 「高原の相棒は前田」 が誤報だったのを思い返せば、意外というわけでもなかったり(笑)。そして、左サイドバックには駒野が復帰。

試合開始直後は、日本以上に後がないUAEが前からプレスをかけてきており、マタルのシュートシーンなど油断ならない立ち上がり。クソ暑い中で前からプレッシャーをかけに来る相手に対して、日本は定石通り、人ではなくボールを走らせる試合運びでペースを握る。そして、前半の22分にCKを得ると、相手の隙をつくショートコーナーで、中村が難しい体勢からクロスを上げると、それを高原が合わせに頭から飛び込んで、日本が先制する。ああいうアクロバティックなプレーは中村の得意とするところであり、ボールウォッチャーになりがちな中東勢の虚をつく見事な得点だった。

その先制点からすぐに日本は追加点をあげる。得点はまたしても高原。加地のアーリークロスをペナルティエリア付近で受けてのシュートだったんだけど、トラップしてからシュートまでの早さはまさに世界基準。ゴール後の胸を叩くパフォーマンスも板についてる。この後、日本はボールの支配率をさらに上げて、試合は完全に日本ペース。前半終了間際にラッキーなPKゲットもあり、3点をリードして前半を終える上々の出来。

しかし、後半に入ると、UAEのラフプレーが一層目立つようになってきたせいか、日本の選手は相手に近づきたくないような雰囲気があり、また体力的な問題もあるのか、プレスが緩くラインが間延びしてしまう。そんな中、中村憲剛の軽い守備からカウンターを許して失点。中村の軽い守備だけでなく、ボールホルダーへのチェックが上手くいっていないのも失点に繋がってしまった原因。人数が揃っていたので、誰かがアタックに行っても良かった。最終的には2点差をつけての勝利だったけど、後半のグダグダ感は三連覇を狙うとなると、少々不安な出来。なかなか上手く試合を終わらせることが出来ないよなあ。

巻は決定機を外してしまっていたし存在感はあまりなかった。これだけパスを繋ごうとするチームであまりポストプレーが得意でない巻は、チーム戦術との相性が良くないように思う。ロングボールのターゲットマンとしては良いんだけどね。次は矢野でお願いします。前田を連れてくりゃ良かったのになあ。

by bigflag | 2007-07-15 00:41 | ・サッカー / 日本代表  

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