浦和レッズ vs アルカディシア (2-0)
開幕早々にオジェックを更迭した一番の要因は成績不振だったが、選手との信頼関係を失っていたことや戦術や選手起用への不満も、解任の理由に含まれていたと思う。成績不振と信頼関係及び選手起用への不満については、エンゲルスの監督就任以降、ある程度解消されてはいるものの、チームが擁する選手に似つかわしくない守備的で古典的な戦術に関しては、オジェック時代と変わらない。ただ、オジェック時代から変わってないというよりは、ブッフバルト時代から変わっていないので(それより前は記憶にない)、浦和らしいサッカーと言えばそうなのだが。
その 「らしいサッカー」 を、例えば 「人もボールも動くサッカー」 に変えたいということであれば、Jリーグの他チームから選手を無駄に引っ張ってくるよりは、監督の人選を考える方が先だろう。現在、浪人中で日本での復帰に意欲的と言われているオシムを狙っているような気がするんだけど、どうなんでしょう?(オファーしても断られそうだが)
やたらと前置きが長くなってしまったが、肝心の試合はというと、良い時間帯での相馬や闘莉王のスーパーなゴールもあって、ほとんど危なげなく浦和が勝利を手にした。守備に関しては、闘莉王や阿部の対人守備能力の高さなど、やはり選手個々の能力が際立っていた。攻撃に関しては、高原・エジミウソン・ポンテの前三人プラスWB一人の四人の個人能力に任せたもの。ただ、不調の高原、チームにフィットしきれていないエジミウソン、怪我明けのポンテ、孤立無援のWBという四人なので、流れの中で得点が入る気配がしない。まあ、今更サッカーを変えようもないだろうから、もう少しコンパクトな守備とセットプレーが優勝の鍵になるんじゃないでしょうか。
by bigflag | 2008-09-25 18:31 | ・サッカー / クラブチーム