カテゴリ:・音楽 - 年間ベスト( 57 )

 

2017年の音楽ベスト Vol.4

最後に印象的だったライブを羅列して、音楽ベストを終わりたいと思います。

◆Live◆
・02/25 菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール @ビルボードライブ大阪
・03/01 Jacob Bro Trio @MISTER KELLY'S
・03/12 Especia @味園ユニバース
・07/19 水曜日のカンパネラ @Zepp Osaka
・08/05 ikkubaru @SUNHALL
・08/05 藤井隆 @SUNHALL
・08/27 ゆるふわギャング @心斎橋サンボウル
・09/04 The Quartet NL. @守口文化センター
・09/10 5lack @BIGCAT
・10/21 コーネリアス @なんばHatch
・10/30 Christian Scott @ビルボードライブ大阪
・11/30 細野晴臣 @NHK大阪ホール
・12/30 東京女子流 @梅田クラブクアトロ

演奏で圧倒されたのはクリスチャン・スコット。演出含めてだと、コーネリアスはさすがのクオリティ。とにかく雰囲気が良かったのは細野さんのライブ。一番感動したのはエスペシアのラストライブ。2013年に初めて見たときの歌とダンスは本当に酷かったけど、4年も経つとちゃんと曲のクオリティにパフォーマンスが追いついていて感動も一入。と同時に解散はホント残念な思いしかない。

・Christian Scott aTunde Adjuah - New Heroes
フルートのエレーナ・ピンターヒューズ嬢が麗しい。


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by bigflag | 2018-01-28 22:50 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

2017年の音楽ベスト Vol.3

第3弾は、カバーアルバム、コンピレーション、旧譜を紹介。そういえばミックスCDはほとんど聴かなかったよなあ。

◆カバー◆

・Shobaleader One / Elektrac
Squarepusher のセルフカバー作で、バンドによるライブ・レコーディング。「Feed Me Weird Things」と「Hard Normal Daddy」の初期作を中心に選曲。バカテクというけど、バカになって突っ走らないとこんな演奏できねえでしょ。

・Goro Ito Ensemble / Architect Jobim
生誕90周年のアントニオ・カルロス・ジョビンへのトリビュート作。クラシックから影響を受けた側面にフォーカスし、伊藤彩ストリングカルテット、村治佳織などを起用することにより室内楽的なアレンジで聴かせる。

・原田知世 / 音楽と私
デビュー35周年を記念したセルフカバー。プロデュースは伊藤ゴロー。落ち着いたストリング・アレンジか、ピアノやギターのみのシンプルな構成などで年相応に聴かせる。世代的にトーレ・ヨハンソン絡みと超有名曲くらいしか知らないんだけど楽しめる。

◆コンピレーション◆

・東京女子流 / PERIOD.BEST ~キメテイイヨワタシノコト~
4人組アイドルのミニベスト。アーティスト宣言をしたり撤回したり、迷走していた時期を脱出。プロデュースチームが一新され、クラブミュージック通過後のポップスに変貌しており、立体感のある音作りとメロディには松井寛プロデュース時代とは違った良さがある。

◆旧譜◆

・Hiroshi Fujiwara / Nothing Much Better To Do (1994)
藤原ヒロシの1st。デラックス・エディションが出てたので初めて聞いたんだけど、UKダブがベースで、トロトロに甘いメロディがまぶされていて極上のグルーヴを堪能できる。うっかりスルー名盤。

・Slawek Jaskulke / Moments (2013)
ベストにも挙げた作品よりも本作を勧めたい。スタインウェイで美しいメロディだけを弾くことに専念したとのことで、とめどなく美しいメロディが紡がれていくさまを呆然としながら聞いてしまう。キース・ジャレットのケルン・コンサートが好きなひとにも。

・Slawek Jaskulke / Sea (2016)
こちらもベストにも挙げた作品よりもオススメ。バルト海沿岸出身の彼が「海」をテーマにした組曲。ミニマルな音の連なりながら、少しくぐもらせた音には温かみがあり、美しく雄大な広がりを想起させる。イーノの Ambient 2 が好きなひとにも。

・フィロソフィーのダンス / Funky But Chic (2016)
ベストにも挙げた4人組アイドルのデビュー作。ダフトパンクの「Random Access Memories」が参照元のひとつになっていると思うんだけど、アイドル化するとこんなにも面白いとは。カーティスのMove On Upが急に出てきたり最高ですね。


◆Song◆

・鈴木真海子 / Blue
ChelmicoのMCによるソロEP。ピート・ロックの I Get Physical と同じネタ使い。残暑に合う、季節を感じる曲。良い感じに力抜けてて良い。曲は良いし、顔も好き。


・Chelmico / ずるいね
MAMIKOとRACHELによるラップデュオ。 「EP」に収録されていたエモいやつ。


・lyrical school / つれてってよ
5人組ラップアイドル。minan と hime の2人を残して3人を入れ替えて再出発後の2枚目シングル。もはや懐メロで30代を殺しに来た。


・SUMMIT / Theme Song feat. RIKKI, MARIA, DyyPRIDE, in-d, OMSB, BIM, JUMA, PUNPEE, GAPPER, USOWA
SUMMITの所属アーティストたちによるポッセカット。


Vol.4 へ続く・・・

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by bigflag | 2018-01-21 23:58 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

2017年の音楽ベスト Vol.2

続いて、次点のアルバム10枚(順不同/アルファベット順)をご紹介。

◆Best 20◆

11. Awich / 8
沖縄出身のラッパー/シンガーによる10年ぶりのフル。プロデュースは Chaki Zulu。インディーR&B的な音を中心に、ダンスホール、ハウスなど様々なビートの上で、自身のパーソナリティをオープンに力強く表現している。色々な意味でシームレスな傑作。

12. Blue Note All-Stars / Our Point Of View
レーベル75周年イベントの為に結成されたグループ。メンバーは Robert Glasper 中心とした界隈から。Witch Hunt(Wayne Shorter)等がカバーされているが、マイルスの黄金クインテットをアップデートしたような、ストレート・アヘッドなジャズの熱演が聞ける。

13. CBS / Classic Brown Sounds
3人組ヒップホップグループによる初のフィジカル。J Dilla 系譜のよれたリズムとビート、緩くて心地良いメロディ、そこに日常系のラップが紡がれる。このサウンドには郷愁を感じるひとも多いはず。夜、飲んだあとの帰り道なんかに聞きたい作品。

14. G. Rina / Live & Learn
前作を踏襲した5th。80年代のディスコ、90年代のR&Bやヒップホップを昇華したアーバン・ポップなのは変わらず、本作では4つ打ちなどクラブミュージック・テイストも新たに。フライデーラヴ、ヴァンパイア・ハンティングなど、刹那の愛情を歌った曲が特に良い。

15. Garrett / Private Life
ブギーの伝道師Dam-Funkによる別名義。リリース元のレーベル・カラーに合わせ、バレアリックに寄せた内容となっており、その中でもビートを廃し、波の音をサンプリングした13分の大曲”Angel Reflections”は体の芯までとろけるアンビエントに仕上がっている。

16. Maciej Obara Quartet / Unloved
ポーランドのサックス奏者、マチェイ・オバラによるECM初作。夜、雨に打たれた車のフロントガラス越しに見ている風景のようなジャケットだが、艶のあるサックスを静謐なリズムの中で堪能できる。ラスト2曲の静謐を破るフリーキーな演奏もまた良い。

17. Nicholas Payton / Afro-Caribbean Mixtape
92年デビューのトランペッターながら近年はMadlibのYNQを想起させる作品もあり本作はその路線。カリブといってもリゾート感はなく、ジャングルの入り口付近を彷徨っているような怪しげな妖気がうっすら漂う、ロウな質感のフュージョンに仕上がっている。

18. Richard Spaven / The Self
UKのジャズ・ドラマーによる作品。ドラムンベース~ブロークンビーツに焦点を当てたドラミングで、Photek の名曲 ”The Hidden Camera” もカヴァー。クラブジャズの亡霊が叩いているかのようにダークで透徹とした空気感が全編を覆っている。

19. Slawek Jaskulke / Senne
ポーランド出身のスワヴェク・ヤスクウケによるピアノソロ作。眠るときの音楽を聴かせてと娘に頼まれたのが制作のきっかけ。432Hzにチューニングされたピアノにより得られた、くぐもった音色と淡いリバーブの重なりの連続が麗しいひと時をくれる。

20. 水曜日のカンパネラ / SUPERMAN
前作「ジパング」と同じく全ての曲をケンモチヒデフミが担当。フューチャーベースを極限までポップに昇華した曲が揃っており、その中でも ”一休さん” と ”オードリー” はお茶の間までも射程距離に入れた名曲。歌詞はコムアイが担当しても良いのではと思ったり。

Vol.3 へ続く・・・
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by bigflag | 2018-01-14 17:29 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

2017年の音楽ベスト Vol.1

もはや年間ベストを投稿するだけのブログとなってしまいましたが、昨年と同じく、合計20枚+αを紹介します。では、今年もよろしくお願いします!まずは2017年ベストのアルバム10枚(順不同/アルファベット順)から。

◆Best 10◆
1. Christian Scott / Diaspora
気鋭のトランペッターによるジャズ100周年を記念した3部作の2作目。11曲のうち6曲で、Elena Pinderhughesのフルートがフィーチャーされ主役級の扱い。3部作の中では穏やかな曲が揃っているが、それゆえにリズムや楽器ソロの旨味をもっとも堪能できる。

2. Cornelius / Mellow Waves
10年ぶり6th。Point 以降の作風ながら音色は揺らぎを意識したものへ緩やかに変化。音と音の間白の設計、立体的な音作りも相変わらず精緻だが、音のエッジはより滑らかに。The Smiths や Prefab Sprout も取り入れながらコーネリアス印のサウンドをアップデート。

3. Gerald Clayton / Tributary Tales
気鋭のピアニストによる4th。先人から継承されてきたジャズを川の流れに例えて表現したとのことで、基本はLogan Richardson (as) を加えたカルテットに何人かのゲストを招き、荘厳ながらタイトかつクールな演奏を繰り広げており、シビれさせられる。

4. KASHIF / Bluesogns
横浜を拠点とするクルー PanPacificPlaya のギタリストによる初作。作詞は鴨田潤、マスタリングは砂原良徳。テクノ的なスクエアさの中、セルフポートレイト的で内省的なサウンドを作ったとは本人の言で、これ以上の説明は不要。くたびれた大人の色気を感じる作品ですね。笑

5. Mura Masa / Mura Masa
UKのプロデューサーのメジャー初作。ベースミュージック、ラテン、ラガ、ニューウェーヴファンクまで、様々な要素を軽々と折衷し、ポップなサウンドで表現するスキルは驚異的。ボーカル、ラップ、ボイスなどの使い方もセンスの塊。楽天的なムードも心地良い。

6. PUNPEE / Modern Times
待望のファースト。PSGの初作から8年後と考えると、本当に待たれていた作品で、その期待に違わぬ傑作。このひとは生来のキャラクターがポップだから、どんなにナードなことやってもアウトプットはポップになる。お茶の間まで射程距離のヒップホップ。

7. 鶴岡龍とマグネティックス / LUVRAW
トークボクサーのLUVRAWが名義を改めリリースした初作は、ヨコハマ発・正体不明の南国に着陸してしまった怪作だった。祭りのあとといった感じの少し鬱屈としたムード漂うラテン歌謡といった風情で、紡がれる音が濃厚な旅情を運んでくれる。

8. フィロソフィーのダンス / The Founder
4人組アイドル。プロデュースはナンバーガールや氣志團を手掛けた加茂啓太郎。Funky But Chicをキーワードに、ファンク・ソウル・ディスコが落とし込まれた高いクオリティの楽曲が揃い、4人のマイクリレーも個性が光る。Especiaロスを救ってくれたグループ。

9. 細野晴臣 / Vu Jà Dé
ブギー、ロカビリーなど1940~50年代の楽曲のカバー集と、オリジナルを編んだ2枚組。細野さんの軽妙なバリトンボイスを愛する身としてはリリースだけで嬉しいのだけれど、懐かしく淡い情景と郷愁を運んでくれる曲郡は心から楽しい時間を約束してくれる。

10. ゆるふわギャング / Mars Ice House
男女2人組ヒップホップユニットによる1st。Automaticのトラックはドリーミーかつドラッギーで、それがリリックと相俟つとエスケーピズムでは終わらない、現実のそこかしこに潜む呪いからリスナーを解き放ってくれるような力強さへと変わる。しかも Free Your Soul をサンプリングしてるなんてスーパーカーと地続きで最高すぎる。


Vol.2 へ続く・・・
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by bigflag | 2018-01-13 17:50 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

2016年の音楽ベスト Vol.4

最後に印象的だったライブを羅列して、音楽ベストを終わりたいと思います。

◆Live◆
・02/07 奇妙礼太郎トラベルスイング楽団 @梅田クラブクアトロ
・03/02 Bon Iver @Zepp Namba
・03/21 Negicco @umeda AKASO
・03/29 D’Angelo @大阪国際会議場
・04/28 Ogre You Asshole @Shangli-La
・05/21 岡村靖幸 @Zepp Namba
・05/31 MOCKY @Shangli-La
・06/05 小沢健二 @Zepp Namba
・10/05 Caetano Veloso @NHK大阪ホール
・11/22 KANDYTOWN @サンホール
・11/23 水曜日のカンパネラ @なんばHatch
・12/05 Kamasi Washington @ビルボードライブ大阪
・12/11 cero @なんばHatch・12/17 リリカルスクール @OSAKA MUSE
・12/19 黒田卓也 @梅田クラブクアトロ

ベストアクトはカエターノ・ヴェローゾですね。本当に素晴らしい歌い手であり、ギタリストでした。カエターノもディアンジェロもチケット高かったけど、レジェンドと呼ばれるような音楽家は本当に桁外れなので、行ける機会があるなら絶対に見に行ったほうが良いと心底思った一年だったなあ。

・Caetano Veloso - Terra
念仏唱えて内宇宙へダイブ。

・D'Angelo & The Vanguard - Betray My Heart | Spanish Joint
実物は想像以上に背が低くて分厚かったD。


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by bigflag | 2017-02-01 02:09 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

2016年の音楽ベスト Vol.3

第3弾は、ミックスCDと、2015年以前の作品のベストを紹介。

◆Mix CD◆
・Dam-Funk / DJ Kicks
ブギーの伝道師デイム・ファンクによるミックスCD。新曲や、Nite JewelとのユニットNite-Funkの”Can U Read Me?” など、彼の新作としても聞けるほど、らしさの詰まったミックスとなっている。

・EVISBEATS / Special Special
音の涅槃を追求するエビスビーツによるミックスCD。ジャズ、ジャズボーカル、ソウル、ヒップホップ、ダブなどに加えて、自身の新曲も2曲収録。休日の午後ぼんやりしているときに聞きたくなる緩いやつ。

・Moodyman / DJ-Kicks
デトロイト・ハウスのレジェンド、ムーディーマンによるミックスCD。スローな立ち上がりから色香が漂い立ち込める。延々と焦らしたあと、ビートダウンハウスで徐々に上げていく展開など、まあこのひとのセックス感なんだろうなと(笑)

◆Re Issue◆
・Fishmans / LONG SEASON: Live at 赤坂BLITZ 96.12.26
結成25周年を記念してリリースされた、フィッシュマンズのライブ盤。新たに施されたミックスの関係なのか不明だが、「男達の別れ」と比べるとゴツゴツとしてビート感が強く、勢いを感じるライブ。このリリースには感謝しかない。

・hyukoh / 22 (2015)
ホンデを拠点に活動する韓国のバンド、ヒョゴの2nd。「20」よりもロック色が強い。ボーカル、演奏とともに力強くなり成長を感じる(が音の好みは「20」の方だった)。フルアルバム・リリースを楽しみに待機中。

Get Down with James Brown : Live at the Apollo vol. IV
ファンクの帝王、ジェイムズ・ブラウンのライブ盤。1972年9月13・14日のNYはアポロ・シアターでの収録。前半のほとんどはThe J.B.’s、後半は Lyn Collins と Bobby Byrd のソロで、ほぼJBファミリーのライブなんだけど良い。

◆Song◆
・Chance The Rapper - All We Got
オープニングでこれ聞いた瞬間に名盤と確信。


・Chance The Rapper - Finish Line / Drown
そして多幸感はここで極まった。最後の歓声を聞くだけでも、チャンスさんアメリカではもう相当なスターなんだと分かる。動くチャンスさんがとてもかわいい。途中で入ってくるラッパーはNoName。


Vol.4 へ続く・・・
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by bigflag | 2017-01-30 00:52 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

2016年の音楽ベスト Vol.2

続いて、次点のアルバム10枚(順不同/アルファベット順)をご紹介。

◆Best 20◆
11. Bartosz Kruczyński / Baltic Beat
The Phanom名義でも活動するポーランドのバルトシュ・クルシェンスキによる自身名義での初作。森林浴感のあるニューエイジ・アンビエント。マリンバが鳴り始めたらお休みの合図で、2016年の眠りのお供の一枚だった。

12. Bruno Mars / 24K Music
ブルーノ・マーズの4th。”Uptown Funk” でBruno Mars知ったくらいなんだけど、あの流れを組む作品。24K Magicをはじめ、Chunky、Pem、Finessといったパーティミュージックは問答無用でブチ上がる。バラードはけっこう安っぽいw

13. C.O.S.A. x KID FRESINO / Somewhere
2人のラッパーによるコラボ作。C.O.S.A.の影響か、KID FRESINOのラップも言葉がはっきりと聞き取れるものが多く、キレもさらに鋭利に。スイングジャズを低速回転させたような "Swing at Somewhere ft.コトリンゴ" は秀逸で jjj の新境地。

14. Jamila Woods / Heaven
シカゴの女性シンガー、ジャミラ・ウッズのフリー作。セイブマネー周辺のアーティスト。アンニュイな声を生かした少し気怠い雰囲気の作風。ドニー・トランペット絡みの ”LSD”、”Holy” あたりが琴線に触れ過ぎる。

15. KANDYTOWN / KANDYTOWN
世田谷に拠点を置く総勢16名のヒップホップ・クルーによるメジャー・デビュー作。90sヒップホップのサンプリングマナーを継承した作風。イケイケでスタイリッシュなメンズたちによるアーバン・ミュージックでもあり、とても華がある。

16. Logan Richardson / Shift
Next Collective の「Cover Art」 にも参加していたアルト・サックス奏者による2013年録音作。Pat Metheny や Jason Moran などが参加。雄大でクールな空気感ながら演奏はタイトで熱い。”In Your Next Life” と “Slow” は特にすごい。

17. Mndsgn / Body Wash
サンディエゴ出身のプロデューサー、マインドデザインによる Stones Throw からの2作目。80年代ブギーと90年代R&Bを混ぜたらどんなものになるか想像しながら作ったとのことで、中毒性のある夢見心地なサウンドとなっている。

18. NoName / Telefon
シカゴの女性ラッパー、ノーネームのフリー作。セイブマネー周辺のアーティストで、プロデュースはCam O'bi。肩の力の抜けた平熱なラップでシカゴでの軽くて重い日常をフローしている。エレクトロニカ調のかわいいトラックが多い。

19. 宇多田ヒカル / Fantome
8年ぶりの6th。あなたとともにいるよ。という意志が通底している作品。あなたというのは母親の藤圭子だったり、自分の家族だったり、仲の良い友人だったり。リスナーにとっても、様々なひとの顔が思い浮かんでは消える。忘却すげえ。

20. 岡村靖幸 / 幸福
11年ぶりの7th。”彼氏になって優しくなって” で完全復活を確信。オープニングを飾るヘビーなファンク ”できるだけ純情でいたい” は、セルフカバーを続けていたような復活初期の姿とは比較にならない。新しい幕が開けた記念碑的な曲。

Vol.3 へ続く・・・
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by bigflag | 2017-01-29 17:57 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

2016年の音楽ベスト Vol.1

いまさらですが、2016年ベストのアルバム10枚(順不同/アルファベット順)から。今回は合計20枚+αを紹介したいと思います。では、今年もよろしくお願いします!!

◆Best 10◆
1. Anderson .Paak / Malibu
父親はフィラデルフィア出身の黒人、母親の出自は韓国という、アンダーソン・パークによる2nd。歌とラップを自在に使い分け、ソウル・ファンク・ヒップホップを折衷する。バックのThe Free Nationalsによる強力なグルーヴ感が心地良い。

2. The Avalanches / Wild Flower
アヴァランチーズ16年ぶりの2nd。「Since I Left You」から一歩も進んでいないかのようだが、あの傑作から一歩も後退しなかっただけでも尊い。古ぼけたラジオから曲の切れ端が次々と流れてくるようで、緩やかな幸福感に包まれる。

3. Chance The Rapper / Coloring Book
ミックステープ3作目は、前作「Acid Rap」を凌ぐ傑作。オートチューンを用いたゴスペル歌唱を取り入れたトラックがもたらす底なしの多幸感。バックをつとめる The Social Experiment による演奏はまるで祈り。

4. EVISBEATS / Qualia
音の涅槃を追求するエビスビーツによるインストのビート集。メロウなトラックと、音と音の隙間がただただ心地よい。MOCKY の “Birds of a Feather” 使いには歓喜。

5. Frank Ocean / Blonde
フランク・オーシャンの2nd。アンビエントのようなキーボードの持続音、ギターのリフレインなどによって奏でられる、メランコリックなメロディがフランクの声を浮かび上がらせる。前作よりも遥かに音数を削ぎ落とした美しい傑作。

6. hyukoh / 20 (2014)
韓国のロックバンド、ヒョゴのデビュー作。2016年に日本ライセンス盤として本作と「22」がリリース。バンド形態ながら、ジャズ、ソウル、ファンクなどの影響が色濃い作品。色気のあるボーカルと叙情的なギターが特に良い。

7. iri / Groove It
神奈川出身の女性ボーカリストのデビュー作。少し癖のある歌い回しとスモーキーな歌声が耳を引く。STUTS、mabanua、ケンモチヒデフミなど、ヒップホップ、クラブ界隈のプロデューサーが編曲で参加。アーバンで瑞々しい。

8. Kaytranada / 99.9%
カナダのプロデューサー、ケイトラナダによるデビュー作。ハウス、ブレイクビーツ、ベースミュージックなど何をやってもセンスがある。Gal Costa の “Pontos De Luz” をサンプリングしたカットアップ・ハウス “Lite The Spot” が白眉。

9. NxWorries / Yes Lawd!
Knxwledge と Anderson .Paak によるユニットの1stフル。期待が高まっていたところで、その期待に違わぬ出来。Madlib系譜のくぐもった音像で、ソウルやファンク、ジャズをカット&ペーストしてグツグツ煮込んだヤバいブツ。

10. A Tribe Called Quest / We Got It From Here... Thank You 4 Your Service
ATCQによる18年ぶりの6thにして最終作。初期3作のサンプリン感覚を生かしつつ、後期2作のビートをアップデートしたような仕上がり。ロウで丸みを帯びた質感があまりにも変わりなくて泣いた。


Vol.2 へ続く・・・
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by bigflag | 2017-01-29 00:48 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

2015年の音楽ベスト Vol.5

最後に印象的だったライブを羅列して、音楽ベストを終わりたいと思います。

◆Live◆

・01/15 きのこ帝国 @梅田クラブクアトロ
・01/16 Mac DeMarco @サンホール
・01/31 奇妙礼太郎トラベルスイング楽団 @BIGCAT
・02/22 The finn. @梅田Zeela
・03/10 Mehliana @梅田クラブクアトロ
・03/29 Negicco @OSAKA RUIDO
・04/05 シャムキャッツ @梅田Shangri-La
・05/09 ザ・なつやすみバンド @梅田Shangri-La
・05/27 Robert Glasper Experiment @ビルボードライブ大阪
・05/31 Especia @梅田クラブクアトロ
・06/18 Cero @神戸VARIT
・07/05 Cero @BIGCAT
・07/10 Lyrical School @OSAKA MUSE
・07/23 dCprG @umeda AKASO
・09/09 Avishai Cohen's Triveni @大阪市こども文化センター
・10/04 Especia @あべのロックタウン
・10/24 Colin Vallon Trio @大阪市こども文化センター
・11/09 一十三十一 @ビルボードライブ大阪
・11/17 Dam-Funk @ビルボードライブ大阪
・11/26 Battles @umeda AKASO
・12/30 東京女子流 @梅田クラブクアトロ

ベストアクトは、Dam-Funk かなー。Mehliana、Robert Glasper Experiment、Avishai Cohen's Triveni あたりもかなりすごかった。Mehliana ならマーク・ジュリアナ、RGEならマーク・コレンバーグ、Avishai Cohen's Triveni ならケンドリック・スコットと、ジャズ・ドラマーの凄みを体感できた一年でもありました。あと、デマルコさんはすきっ歯でかわいかったw。また今年もライブ出来る限り行くぜ!

・Dam-funk / Candy Dancin'



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by bigflag | 2016-01-11 17:41 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)  

2015年の音楽ベスト Vol.4

第4弾は、現代ジャズを少しかじるようになったので、その中から気に入ったものを紹介。現代ジャズの起点となったと言われている、ブラッド・メルドーのボックスセット 「The Art of the Trio, Recordings: 1996-2001」 は買ったものの、7枚組なんで聞くのすげー大変w。楽しいけど。

◆Jazz◆
・Avishai Cohen Trio / Gently Disturbed ('08)
イスラエルのベーシストによるトリオ。マーク・ジュリアナに惹かれて聞いた作品なんだけど、コーエンさんの指どう動いてんのというベースと変拍子が生むダイナミズムたるや超絶。メンバーは Shai Maestro(p) と Mark Guiliana(dr)。

・Avishai Cohen's Triveni / Dark Nights ('14)
イスラエルのトランペッターによるトリオ。上の方とは別人。メンバーはOmer Avital(b)、Nasheet Waits(dr)。フィルム・ノワール的な空気感漂う作品で、エフェクターをかけたトランペットの音色が闇夜にじわじわと溶けるよう。雰囲気もの。

・Becca Stevens Band / Weightless ('11)
ノース・キャロライナ出身のシンガー。出自はジャズ界隈だが、本作で聞ける表層はフォーク/カントリー。なのにカバーしてるのは Smiths、Animal Collective、Iron & Wine とインディロックというのが面白い。トクマルシューゴ好きなひとに。

・Brad Mehldau / The Art Of The Trio Vol.3: Songs ('98)
アメリカのジャズ・ピアニストによる同トリオの3作目。Radiohead や Nick Drake の鬱な名曲をカバー。硬質なリリシズムが彼の個性なのか、素晴らしい演奏の連続。メンバーは Larry Grendier(b) と Jorge Rossy(dr)。

・Erimaji / Conflict Of A Man ('12)
ジャズ・ドラマーJamire Williams によるプロジェクトで、Jason Moran(p) も在籍するバンド。いわゆるジャズではないが、ベースとドラムの爆発するような鳴りが圧巻。Robert Glasper Experiment 好きも余裕の射程範囲内の傑作。

・GoGo Penguin / V2.0 ('14)
イギリスはマンチェスターで結成されたピアノ・トリオによる2nd。Squarepusher を思わせるドラムンベースなドラミングと、英国的リリシズムを感じさせるメロディで、インディロック/クラブミュージックを通過してきた世代にドンピシャ。

・Marcin Wasilewski Trio / Faithful ('11)
ポーランドのジャズ・ピアニスト、マルチン・ヴァシレフスキによるECMからの3作目。2曲目Night Train To Youは、そのタイトルから浮かぶ情景そのままを落とし込んだ名曲。風を切り夜空を駆けるような躍動感を味わえる。

・Next Collective / Cover Art ('13)
Matthew Steven(g) など8人によるプロジェクトで、Christian Scott(tp) がゲスト参加。D'Angelo や N.E.R.D から、Stereolab や Bon Iver、果ては Pearl Jam までを端正かつクールにジャズ・カバー。全てが同じ地平で鳴っている。

・Nir Felder / Golden Age ('14)
アメリカのジャズ・ギタリストによる1st。オープニングから2曲は完全にポストロック。ポストロックとジャズ・ギターの折衷が完璧に上手くいっているわけじゃないんだけど、他にこんなことやってるひといないので。Lover はイイ線いってる。

・OAM Trio / Flow ('02)
Omer Avital(b)、Aaron Goldberg(p)、Marc Miralta(dr)の頭文字を取って名づけられたトリオ。アーロン・ゴールドバーグによる透徹とした美しい音色のピアノが、オマール・アヴィタルのベースと交錯するときに生じる緊張感がスリリング。

・Vijay Iyer Trio / Accelerando ('12)
インド系アメリカ人のジャズ・ピアニストによるトリオ第2作目。メンバーは Stephan Crump(b)、Marcus Gilmore(dr)。本作をもって現代ジャズにハマったと言える。Michael Jackson の Human Nature のカバーは驚愕。ドラムすごいよ。


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by bigflag | 2016-01-11 02:07 | ・音楽 - 年間ベスト | Comments(0)